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アール・ヌーヴォー漂う洋風モダンなべっ甲一本挿し2020・2種|べっ甲アコヤパール、琥珀付き三枚葉唐草彫り一本挿し簪。

本日はアール・ヌーヴォー感漂う、洋風モダンな素敵な一本挿しが2種完成いたしましたのでご紹介させていただきます。シルエット(形状)は2種とも同じですが、それぞれ異なる仕様に仕上げてみました。

ひとつはかんざしの先端に白べっ甲を用いてアコヤパールを添えた、セミフォーマルの装いにおすすめなかんざし。もうひとつは、かんざしの先端に茨布べっ甲を用いて色あいの異なる琥珀を添えた、カジュアル(普段)な装いにおすすめなかんざしになります。(2020.02.掲載商品)

 

べっ甲アコヤパール、琥珀付き唐草彫り一本挿し2020

 

もうずいぶん昔になりますが、似たような一本挿しをご紹介させていただきました。一時そのかんざしを製作してくださっていたベテランのべっ甲職人が廃業してしまい、しばらくの間、新たに製作することができなくなっていたのですが、現在は別の腕利きのべっ甲職人が製作を引き継いでくださることになり、今でも大変人気のある、ある意味ロングセラーの一本挿しです。

 

べっ甲真珠南天一本挿しかんざし」2014/02掲載商品

 

べっ甲琥珀三枚葉一本挿し|シルエットが素敵、普段使いかんざし」2017/09掲載商品

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白べっ甲藤唐草彫りかんざし2020|子孫繁栄、長寿の象徴の藤の花。準礼装の装いにおすすめ。

「完売」

藤の季節にはまだ少し早いですが、本日はきものや帯、そして和装小物の意匠としてよく用いられる藤の花を白べっ甲に見事に彫刻した、準礼装の装いにお勧めなべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。(2020.01.掲載商品)

 

さてこの藤の花、日本原産であることから古来より日本の絵画万葉集和歌などにも登場するほど日本人にも大変所縁のある花のひとつです。日本では高貴な色とされる紫色の花を咲かせ、幹(蔦)は生命力が強く、大変丈夫な事から、古来より、子孫繁栄長寿の象徴の意を込めて、有職文様(ゆうそくもんよう/平安時代以来、公家の装束・調度などに用いられた伝統的な文様の総称)のひとつとして、家紋にもよく用いられています。同様に、唐草模様にも同じような縁起の良い意味が込められています。

 

白べっ甲藤唐草彫りかんざし2020

 

また余談ですが、藤の花の花言葉としては、蔦が力強く巻き付くことから、「決して離れない」、藤の花が下向きにこうべを垂れて咲く様子から「あなたを歓迎」、また小さな愛らしいハート形をした花がたくさん房となって咲く姿から「優しさ」、他にも「あなたの愛に酔う」などという花言葉もあります。

 

藤の花のかんざし2016・3種|べっ甲藤の花文様螺鈿金蒔絵かんざし」2016/04ご紹介商品

 

藤の帯留」2015/04ご紹介商品 【完売】

 

以上のように、古来より縁起物として広く祝い事に尊ばれてきたべっ甲(亀)に、同じく縁起物の意匠をかんざしの峰いっぱいに彫刻した豪華なかんざし。準礼装の装いに、おめでたいお席、ハレの日に、また普段の外出着にもおすすめなべっ甲かんざしです。それではどうぞご覧ください。

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べっ甲バルティックアンバー(琥珀)一本挿し2020|唯一無二の美しい輝き。

「完売」

昨年の暮れ、日ごろべっ甲製品でお世話になっている社長さまより、バルト海産の大粒で大変良質なアースカラー(やや緑がかった色合い)の天然琥珀のルースを手に入れたとのご連絡を受け、早速一本挿しに仕立てていただきました。(2020.01.掲載商品)

 

べっ甲バルティックアンバー(琥珀)一本挿し2020 べっ甲バルティックアンバー(琥珀)一本挿し2020

 

バルト海とは、北ヨーロッパに位置する地中海で、ヨーロッパ大陸とスカンディナビア半島に囲まれた海域を言います。そのバルト海に面したロシアのカリ−ニングラード州を中心とした広大な地域の浅瀬や砂浜では、大変良質な天然琥珀が取れることで有名です。

琥珀自体は世界中で採掘されていますが、特にここで採取された天然琥珀は、“バルティックアンバー”と呼ばれ、宝飾関係の業者間でも大変珍重されています。

ここで、あれ?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、ご存じの通り、琥珀は樹木から出た天然の樹液(樹脂)が、長い年月を経て化石化したものです。その化石が何で海や砂浜で採取されるのでしょうか?

 

べっ甲バルティックアンバー(琥珀)一本挿し2021・2種|美しい天然琥珀の上品な輝きを纏う。」2021/03掲載商品 【2021新作】

べっ甲バルティックアンバー(琥珀)一本挿し2021・2種|聖火に見立てた美しく煌めく琥珀、唯一無二、自然が作り出す神秘的な輝き。」2021/03掲載商品 【2021新作】

べっ甲バルティックアンバー(琥珀)一本挿し2020|唯一無二、自然が作り出す神秘的な輝き。」2020/12掲載商品 【2020新作】 【完売】

 

一本挿し(かんざし)まとめ

天然石を使用したかんざしまとめ

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大変豪華な白べっ甲百合彫りかんざし2019|希少な白べっ甲を贅沢に使用した、準礼装にお勧めな大変華やかなべっ甲かんざし。

「完売」

本日はこの寒い時期ではございますが、大きな大輪のハイビスカスの花を希少な白べっ甲に見事に彫刻した、大変華やかな白べっ甲かんざしをご紹介させていただきます。(2019.12.掲載商品)

近年特に希少となった白べっ甲を贅沢に使用した、やや大振りで肉厚の大変贅沢なかんざしです。かんざしの峰いっぱいに広がる二輪の百合の花と下方に静かに横たわるひとつの蕾を、立体的な高肉彫り(たかにくぼり(ししぼり)彫刻で表現した、大変見事なべっ甲かんざしです。

透かし彫りに比べ、彫刻を施す生地自体に、ある程度の厚みが必要となるため、贅沢な彫刻技法と呼んでもよろしいかと思います。(高肉彫り:意匠を立体的に高く盛り上がったように表現する彫刻技法のひとつ。)

 

【お詫びと訂正】2020.01.24.追記

2019年12月23日に投稿いたしましたこちらの記事に、大きな誤りがございましたので訂正してお詫び申し上げます。

ご指摘くださった、またご迷惑をおかけいたしましたお客様、ならびに日ごろ弊社のWEBサイトをご覧くださっているお客様に対しては大変申し訳なく思っております。この場にてお詫び申し上げます。

小さな和装小物の専門店ではございますが、きもの(和装)離れが進む昨今、日ごろから和装文化を大切になさっているお客様、またこれからきものを始めようというお客様へ、今回のような間違いを起こさず正しい情報発信に努めるとともに、少しでもそうしたお客様方のお役に立てるような投稿を心がけてまいります。

【訂正】

誤)白べっ甲ハイビスカス彫りかんざし

正)白べっ甲百合彫りかんざし

(以下に経緯を要約して掲載させていただきます。)

銀座かなめ屋
三代目店主 柴田 光治
2020年1月24日

 

大変豪華な白べっ甲ハイビスカス彫りかんざし

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贅沢な総白べっ甲かんざし|準礼装の装いから普段のキモノまで幅広くお勧め。

本日は希少な白べっ甲を足先まで使用した、大変贅沢な総白べっ甲のかんざしをご紹介させていただきます。訪問着など準礼装の装いから小紋や紬などの普段の外出着にもおすすめなべっ甲かんざしです。(2019.12.掲載商品)

 

干支関連商品のご紹介後、新たな商品をご紹介する頻度が極端に落ちてしまいました。毎年この時期はどうしても多忙を極めるのである程度は予想(仕方ない)していたことですが、それにしても月に4回(内1回は年末年始の告知)は少な過ぎましたね。

 

ということで、本日は今では大変珍しい、足の先まで希少な白べっ甲を使用した、大変贅沢な総白べっ甲のかんざしをご紹介させていただきます。白べっ甲特有の半透明で、やや黄色みがかった美しい色合い、風合いと、優しい温もりの感じられるかんざしです。

 

総白べっ甲のかんざし

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お久しぶりニャァ~!|猫かんざし《再》、本物志向のべっ甲螺鈿金蒔絵ねこかんざし。

「完売」

来年の干支は子(ねずみ)、毎年そろそろご紹介している江戸時代から続く縁起物の「干支かんざし」や「干支扇子」をはじめ、新年を祝う干支の和装小物たちがチョロチョロ入荷してきました。来週あたりから少しずつご紹介できるかと思いますので、もうしばらくお待ちください。(2019.10.掲載商品)

 

ということで本日はその前に、トムとジェリーではないですが、ねずみの天敵猫のかんざしをご紹介(再掲載)させて頂きます。最初にこの「猫かんざし」をご紹介したのは、2012年、それ以来手作り、手描き故、ほんの少しずつ表情(装飾)を変えながら製作してきました。もう何代目になりますでしょうか?そして本日ご紹介するかんざしが最後になります。ご興味を持たれた方は、お早めにご来店、お問い合わせください。

 

猫かんざし、本物志向のべっ甲螺鈿金蒔絵ねこかんざし

 

その昔、ねずみにお釈迦様とお元日(一月一日)に会うというお約束(おふれ)を、二日と騙され、一日遅れでお釈迦さまのところへ出向いていったら、当然お叱りを受け、元日は昨日じゃ!顔を洗って出直してきなさい!と、お釈迦様に叱責されたとかされなかったとか…(笑)。結局猫は十二支に入ることを許されませんでした。

 

釈迦話ではありますが、それ以来、ネコとねずみは仲が悪くなったと言われていますね。他の動物たちはねずみを筆頭に、約束の日時にお釈迦様のところへ出向き、目出度く十二支に選ばれ、それぞれが1年を守護する大役を務めることになりましたとさ(日本での十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)。

 

でも不思議ですね。以前ご紹介した、幕末から明治の初めに活躍されて浮世絵師、月岡芳年(つきおかよしとし)作、「古今比売鑑・薄雲(ここんひめかがみ・うすぐも)」に描かれた猫のかんざしのように、古来より日本人にも親しまれている猫が十二支に入っていないんですから。

 

猫かんざし2018【再入荷】|浮世絵師、芳年が描いたべっ甲猫簪・Ver.2」2018/06掲載商品【完売】※製作可

 

猫かんざし2018|浮世絵師、芳年が描いたべっ甲猫簪を復刻。」2018/04掲載商品【完売】

 

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白べっ甲菊文様彫りかんざし|菊の紋|留袖、訪問着、結婚式、披露宴、各種式典、礼装から準礼装のキモノにお勧め。

「完売」

明日22日の火曜日(2019.10.22)は、「即位礼正殿の儀の行われる日」(国民の祝日)のため、定休とさせて頂きます。本日はこの目出度い式典に際し、皇室の菊の御紋に因んで、白べっ甲に菊の花を彫刻した礼装(準礼装)用のかんざしをご紹介させて頂きます。(2019.10.掲載商品)

 

白べっ甲菊文様彫りかんざし

 

明日の祝賀パレードは特定非常災害に指定された過日の台風19号での被害、及び被災者へ配慮して、来月(2019.11.10)に順延されましたが、儀式は厳かに執り行われる予定ですね。恐らくテレビやネットでも配信されると思うので、自宅でゆっくり拝見し祝いたいと思います。

 

白べっ甲菊文様彫りかんざし

 

さて、今までにも数えきれないほど、菊の花をモチーフにしましたかんざしをご紹介してきましたが、元々5千種とも6千種以上ともあると言われている菊の花、乱菊のような華やかな菊から万寿菊や野菊のように可愛らしいものまで様ざま。

 

自ずと蒔絵や彫刻などの装飾もどのような菊をモチーフするかによって表情もバラエティーに富みます。もちろんかんざし自体の形状にもよりますが、本日ご紹介するかんざしはどのように映りますでしょうか。かんざしの峰の幅が9㎝以上、長さが14㎝以上と、今年8月にご紹介した似寄りのかんざしより、一回り大きなサイズの大変立派なかんざしになります。それではどうぞご覧ください。

 

結婚式、留袖、入卒式、準礼装のキモノにお勧め白べっ甲菊彫り簪」2019/01掲載商品

 

べっ甲百合、乱菊金蒔絵かんざし|訪問着など準礼装のおキモノにおすすめ」2018/03掲載商品

 

べっ甲菊螺鈿金蒔絵かんざし|結婚式、留袖、振袖、訪問着に。」2015/08掲載商品

 

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べっ甲カービング(curving)玉かんざし2019・3種|パワーストーン、赤瑪瑙、紅水晶、砂金水晶。普段使いのかんざし。

本日は今年8月にご紹介しました、玉かんざしの足を頭の丸みに添うよう、ストレートではなくカーブに仕上げた、今までにない新しいフォルムのべっ甲玉かんざしの第二弾をご紹介させて頂きます。名付けてべっ甲カービング玉かんざし。(2019.10.掲載商品)

 

洗練されたシャープな形状の耳かきに、ストレートではなく、頭の丸みに添うようカーブした足。しかもその足は、足先に行くにしたがって細くなり、挿し心地もよく、見た目の印象もスッキリとした、今までにない、新しいタイプの美しい玉かんざしです。

 

べっ甲カービング(curving)玉かんざし2019・3種|赤瑪瑙、紅水晶、砂金水晶

 

新しい形状の美しいべっ甲玉かんざし2019・2種|美しい青色が素敵なハウライトトルコ石|深みのある金褐色に輝くタイガーアイ(虎目石)|普段使いのかんざし。」2019/08掲載商品

 

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白べっ甲唐草透かし彫りかんざし|フォーマルから普段使いまで様々なシーンにお勧め、優しい印象の白べっ甲かんざし。

「完売」

本日は子孫繁栄長寿などを意味する縁起物の唐草模様を彫刻した、フォーマルなシーンから普段のお出掛けまで、様々なシーン、装いにおすすめな白べっ甲のかんざしをご紹介させて頂きます。

 

結婚披露宴や華やかなパーティー式典留袖訪問着のような特別な‟ハレの日”、装いから、観劇会食、ちょっとしたお出掛け、附下小紋など、普段の‟ケの日”、装いまで、幅広くお勧めです。

 

白べっ甲唐草透かし彫りかんざし 鼈甲簪

 

白べっ甲”は、べっ甲の中でもその希少性から比較的高価になってしまう反面、その装飾(彫刻や形状などの意匠)にもよりますが、フォーマルから普段使いまで様々なシーンにお勧めできるべっ甲素材です。(2019.10.掲載商品)

 

白べっ甲唐草透かし彫り簪|結婚披露宴、観劇、礼装から普段まで」2018/08掲載商品

 

準礼装にお勧めな白べっ甲簪|ハズキルーペ×武井咲≒黒革の手帖」2018/09掲載商品

 

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ハロウィン仕様のべっ甲螺鈿金蒔絵かんざし3種《再》|コウモリ(蝙蝠/幸守?)と古城とジャックオーランタン。

今年もハロウィンの季節が近づきましたので、昨年ご紹介しましたハロウィン仕様のべっ甲かんざし3種を改めてご紹介させて頂きます。

 

闇夜にひっそりと建つ古城をバックにコウモリがパタパタと羽ばたいている図のかんざし2種(かんざしの形状が異なります)。そしてもうひとつは、大きな緑色の葉を従え、不気味な顔を覗かせるオレンジ色と黄色のツートンカラーのお化けカボチャ、ジャックオーランタンの図のかんざしです。

 

ハロウィン仕様のべっ甲かんざし

 

余談ですが、コウモリは漢字では‟蝙蝠”と書きますが、元々害虫を駆除(食べて)してくれる、人間に対し有益な生き物として、‟幸福”を‟守る”と書いて、《幸守》とも書きます。同じような理由により、ヤモリもクモやワラジムシなどの害虫を食べてくれ、人間に対しても臆病で、攻撃性も低いため、‟”を‟守る”と書いて《家守》と書いたりします。

 

ハロウィンの刺繍半衿2018|ハロウィンの素敵な和装小物たち」2018/10掲載商品

 

ハロウィンの帯揚げ2018|ハロウィンの素敵な和装小物たち」2018/10掲載商品【完売】

 

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