黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2024|春の夜を彩る幻想的な桜
本日は春の夜空を優しく、そして幻想的に彩る、日本の美しい風物詩、夜桜をモチーフにしたバチ型のべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。桜の花びらを模った、ピンク、紫、青色に変化しながら輝く螺鈿が、夜空を見立てた黒べっ甲の上で美しく輝きます。(2024.04.掲載商品)
今回は2019年にご紹介した峰の形状が半月状の夜桜かんざし(写真右)と、未掲載のデザイン違いバチ型のかんざし(写真左)2種をご一緒にご紹介させていただきます。
【バチ型】↓
【半月型】↓
桜の花びらにカットされた螺鈿が、ご覧になる角度、光の当たり具合により様々な表情に変化しながら美しく、幻想的な輝きを発します。
べっ甲に薄く塗った漆の上に、桜の花びらの形に成形された貝を一枚一枚配し、その上から漆を塗り、置き研ぎだし、また漆を重ねて塗り、研ぎ出し…、この工程を幾度も経て、最後に花弁の輪郭を黒漆で蒔絵し完成させています。花びらを繋ぐ金色の枝は、一本一本24K使用の金蒔絵で描かれています。
光に照らされ美しく輝く螺鈿の花びらとは対照的に、もう一種、うっすらと黒色にふっくら盛り上がったように見える別の花びら。こちらは黒漆で描かれた桜になります。光の当たらぬその奥に、また別の桜を描くことにより、光りのコントラストが効き全体に奥行き感を加え、表情をさらに豊かにしています。(2種共通)
・黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf240405-1】¥157,300(¥143,000+税)
(螺鈿金蒔絵:泉元紫紅/大きさ:約縦125㎜、横78㎜、厚み4.5㎜~3.0㎜)
「黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜」2019/03掲載商品
「べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2015」 2015/03掲載商品 【完売】
・黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf240405-2】¥151,800(¥138,000+税)
(螺鈿金蒔絵:泉元紫紅/大きさ:約縦124㎜、横63㎜、厚み5.0㎜~4.0㎜)
「桜雪月花月兎のかんざし|世界でたった一本の加賀蒔絵かんざし|楓漆塗雪月花月兎螺鈿金蒔絵かんざし」(外部サイト、アメブロへ)
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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