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夏の装いにお勧め、粋なべっ甲雪輪螺鈿金蒔絵団扇かんざし2024

本日は夏の装いにおすすめな、雪輪花火を金蒔絵と螺鈿で描いた団扇型のべっ甲一本挿しのご紹介です。いずれも両面に素敵な蒔絵を施しております。(2022.07.掲載商品)

花火を描いたかんざしは2020年にご紹介しておりますが、雪輪を描いたものは、実に4年ぶりの新作になります。

夏の装いにお勧め、粋なべっ甲雪輪螺鈿金蒔絵団扇かんざし2024

夏キモノにおすすめ、涼しげなべっ甲花火螺鈿金蒔絵団扇かんざし2020」 2020/07掲載商品 【完売】

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藤原紀香さまご来店|朗読劇「細雪」イン明治座

先週6月22日(土)、23日(日)と、明治座で朗読劇【細雪】の舞台を開かれた藤原紀香さん。弊社のべっ甲かんざしをご協賛させていただくご縁で、銀座かなめ屋にお越しくださいました!

藤原紀香さまご来店|朗読劇「細雪」イン明治座
↑鎌田さんが撮ってくださいました❣
※写真は事務所の許可を取って掲載させて頂いております。

通常、ご使用になられる方はいらっしゃらず、事前にご担当のスタイリストさんがご相談、役者さん、役のイメージに合わせたお品物をお選びになられることが多いのですが、今回はなんと!藤原紀香さん✨ご本人と一緒にご来店くださいました❣️お二人でお越しになるとは、お聞きしてなかったんですけど、、💦💦

このお芝居のご担当スタイリストは、弊社でも何度かご縁を頂いている、資生堂のシニアヘアメイクアップアーティストの鎌田(かまだ)さん

鎌田由美子 オフィシャルインスタグラム

 

今回のお役(四姉妹の長女、鶴子)にあったイメージのかんざしを、私も少しアドバイスさせて頂きながら店頭に並ぶ沢山のかんざしの中から幾つかお手に取って頂き、お髪に合わせながらお選び頂いていたのですが、どれも何かもうひとつ、今回の役所にピッタリな決め手に欠けていました。

そこで、店の奥から普段はあまり店頭にお出ししていない、白べっ甲18kアコヤパール付きかんざしをお見せすると、藤原紀香さんが、『これ❣️ 鶴子のイメージ、そして舞台映えも良いんじゃないかしら❣️』と、鎌田さんんと一緒にお決めくださいました。

本当に良かったです、お忙しい中、わざわざご来店くださったのに、お気に召すものが無かったらどうしようかと、途中から汗だくでした💦💦

最後にはお気遣いくださり、ほかの小物類もお買い上げくださり、また快くお写真も一緒に撮ってくださり、恐縮すると共に、汗だく💦、もとい、最高のひと時でした❣️

藤原紀香さま、この度はご来店誠にありがとうございました❣️

さて次の舞台はガラッと変わって、新橋演舞場で開かれる舞台「カルメン故郷に帰る」(2024年8月17日(土)~25日(日))です。また藤原紀香さんの別の魅力が見れそうですね。

益々のご活躍をお祈りしております!

藤原紀香 オフィシャルサイト

藤原紀香 徒然はんなり日記

藤原紀香 公式インスタグラム

藤原紀香さまご来店|朗読劇「細雪」イン明治座
↑藤原紀香さんが自撮りしてくださいました❣
※写真は事務所の許可を取って掲載させて頂いております。

朗読劇「細雪」明治座

黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2024|春の夜を彩る幻想的な桜

本日は春の夜空を優しく、そして幻想的に彩る、日本の美しい風物詩夜桜をモチーフにしたバチ型のべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。桜の花びらを模った、ピンク、紫、青色に変化しながら輝く螺鈿が、夜空を見立てた黒べっ甲の上で美しく輝きます。(2024.04.掲載商品)

今回は2019年にご紹介した峰の形状が半月状の夜桜かんざし(写真右)と、未掲載のデザイン違いバチ型のかんざし(写真左)2種をご一緒にご紹介させていただきます。

黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2024|春の夜を彩る幻想的な桜続きを読む

おかげさまで銀座かなめ屋は創業90周年を迎えることができました

創業90周年を迎えて

銀座かなめ屋は本日、令和6年(2024年)4月1日、創業九十周年を迎えることが出来ました。世の中が目まぐるしく変化する中で今日まで営業を続けてこれたのも、これもひとえに、今まで弊社をご利用くださった数え切れないお客様、そして小売業には無くてはならない仕入先のお取引先さま、さらにいつもご無理を聞いてくださり、見事な商品を生み出してくださる多くの腕利きの職人(技術者)の皆さまが、弊社を支えてくださったからにほかなりません。

心より感謝、そして御礼申し上げます。

銀座かなめ屋は創業90周年

振り返れば10年前、2014年4月、創業80周年を記念し10種の記念のかんざしを製作いたしました。 特に私の祖父、初代店主が勾玉をモチーフにしデザインした、今でも使用している弊社包装紙の図案を元に制作した、現ホームページのトップ画像でも使用しているべっ甲かんざしのひとつは、後にテレビドラマ、武井咲さん主演、「黒革の手帖2017」の番宣ポスターにも使用されるなど、大きな反響を戴きました。

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そして2019年4月の創業85年の折り、長年使い続けた店舗の内装を全面改装し、明るく、多岐にわたる和装小物類がより見やすくなりました。その1年後、改装1周年記念のイベントを予定していましたが、あの“騒動”により開催出来ず、その後は推して知るように、創業以来、少なくとも私が社業を継承してから最大のピンチが訪れました。

銀座かなめ屋は創業90周年 銀座かなめ屋は創業90周年

2008年のリーマンショック、その景気後退のショックから何とか立ち直り始めた矢先に起こった、2011年の東日本大震災。再び銀座もゴーストタウンが如く街中からネオン灯が消え、ご贔屓くださっていた銀座のお客様、そして日本中から広くご利用くださっていたお客さまのお足もしばらく遠のきました。

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しかし次第に震災復興への機運が日本中から高まると共に、銀座もいつしか活気を取り戻すことができ、弊社も何とか危機を乗り越えることが出来ました。

 

しかし、あの2020年から3年もの長きに渡り続いたあの“騒動”は、いままでの危機とはまったく比べ物になりませんでした。そして一番の困難は、いつまで続くかまったくわからない、まさに先が見通せない暗闇の中を手持ちの兵糧も少ない中、先に進まなければならなかったことです。

リーマンショック、そして震災をも乗り越えてきた、地元の日ごろご贔屓くださっていたお客様もまたひとり、また一件と中にはお店ごと銀座を後にし、いまだに戻ってきません。

あまりに長過ぎました。

そして、モノ作りで大切なことは“継続性”です。特に職人の場合は常に手を動かしていないと手先が鈍ってしまいダメだとよく聞きます。この3年間は弊社も売り上げが低迷する中、自ずと仕入れやオーダーは必要最低限まで絞り込まざる終えませんでした。

そうした3年の間に、メーカーや問屋も取り扱い品目の縮小や廃版をすすめ、さらに支店の閉鎖など同じく生き残りを懸けていました。さらに元々高齢者の多かった腕利きの職人たちがひとり、またひとりと現場を去って行き、弊社のような既製品ではなく、手作りのオリジナル商品を多く扱う専門店としてはまさに大きな危機でした。

これは決して弊社のような和装小物関連に限ったことではありませんが、それでも一度灯の消えたモノ作りの技術は、再開がとても困難になります。そしてそれは今でも続いています。

銀座かなめ屋は創業90周年 銀座かなめ屋は創業90周年

本来であれば、90周年の記念に新作をいくつか製作するべく頭を巡らせておりましたが、10年前とは様相がまったく異なり、現在試行錯誤しております。

またそれとは別に、現在本ウェブサイトのリニューアルを合わせて進めております。お客様のお声を考慮しながら、より見やすく改善させて頂けるかと思います。しばしお待ちください。

そしてこの困難を何としても乗り越え、日本のかけがえのない大切な伝統工芸、和装文化を後世へと伝えていきたいと改めて強く思う、創業90年目の節目の今日です。

引き続き、どうぞご愛顧のほどお願い申し上げます。

令和六年(2024年)四月一日

銀座かなめ屋・三代目

銀座かなめ屋は創業90周年

 

白べっ甲牡丹飾り簪2019|日本の古き良き伝統技の復刻、振袖、色打掛におすすめなかんざし。」2019/02掲載商品(喜山作)

銀座かなめ屋は、創業80周年を迎えました。 これからも斧琴菊(よきことをきき)ながら日々精進。」2014/04/01投稿

80周年記念かんざし・10種まとめ(外部サイトアメブロへ)

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工費などにより価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。

※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。

▼銀座かなめ屋の各ウェブサービスも合わせてご覧ください。

 

銀座かなめ屋・三代目のブログ
https://ameblo.jp/ginza-kanameya/

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べっ甲平打ちかんざし|古典的な簪、家紋や想い人の家紋を装飾に

本日は様々な種類(形状)のかんざしがある中で、櫛や笄(こうがい)に次いで比較的古典的な種類(形状)の“平打ち”かんざしをご紹介させていただきます。(2024.03.掲載商品)

平打ちかんざしとは、通常櫛と一緒に頭の後方に結った髪に挿す、古典的なかんざしのひとつなのですが、一本足(または二本足)に上部の装飾に丸や菱形、扇形など様々な形を平たく模った飾りを付けたかんざしを指します。そのため平打ちという名前が付いたと言われています。

べっ甲平打ちかんざし|古典的な簪、家紋や想い人の家紋を装飾に

江戸時代、かんざし上部の飾りに、武家の女性なら自家の家紋を模ったり、また江戸後期の芸者の間では自家の家紋ではなく、貞節を誓う想い人の家紋を入れるのが流行したとも言われています。

随分昔(現ホームページを立ち上げるより以前)に古典的な銀かんざしとして何度かご紹介したことがありましたが、需要と供給の関係もあり今では弊社から製作を依頼する加工先も職人もほぼ無くなってしまいました。

現在弊社で最も種類多くご紹介している二本足のかんざし、所謂“バチ型”のかんざしは、現代の洋髪用かんざしになります。

 

【贅を尽くした、昔の髪飾り、帯留】その7 銀かんざし、伊右衛門、宮沢りえさん、宮崎あおいさん」2013/3/24掲載商品(※弊社外部サイトアメブロへ)
※お品物は完売しておりますのでご参考までにご覧ください。

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贅沢な総白べっ甲かんざし2種|準礼装から普段の外出着までお勧め

本日は久し振りに白べっ甲のかんざしをご紹介させていただきます。希少な白べっ甲を足先まで使用して製作した贅沢で美しい総白べっ甲製のかんざしです。準礼装から普段の外出着まで幅広くお挿しになれます。(2024.03.掲載商品)

贅沢な総白べっ甲かんざし2種|準礼装から普段の外出着までお勧め

一般的な白べっ甲製のかんざしの場合、挿した時に髪の中に隠れてしまう足の部分は、希少で高価な白べっ甲は使用せずコストダウンを図るという意図もあり、黒べっ甲で製作した別の足のパーツを水と熱により継いで製作します。

ですから今回ご紹介するような、峰から足先まですべて希少な白べっ甲を使用して製作された総白のべっ甲製かんざしは珍しく、またとても贅沢な逸品でもあります。

総白べっ甲かんざし|べっ甲の中で最も希少で美しいべっ甲かんざし」2023/09掲載商品

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黒留袖、結婚式などにお勧め|黒べっ甲パール付き簪2024・2種

本日は先月ご紹介させて頂いた礼装用の黒べっ甲アコヤパール付きかんざしの新作が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。お子さま、ご親族の結婚式などに黒留袖をお召しになりご参列されるお母さま、ご親族にお勧めな最もオーソドックスなタイプのかんざしになります。(2024.01.掲載商品)

また今回ご紹介するかんざしの形状は、通常のバチ型とは異なり、少しデザインを加えたモダンな印象になりますので、結婚式、第一礼装の黒留袖以外にも、華やかなパーティー式典訪問着など準礼装の装いにもお勧めです。

黒留袖、結婚式などにお勧め|黒べっ甲パール付き簪2024・2種

黒留袖、結婚式などにお勧め|黒べっ甲パール付き簪2024・3種」2024/01掲載商品

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茨布べっ甲茶杓型一本挿しかんざし|大変に珍しいべっ甲一本挿し

本日は先週ご紹介致しました珍しい、茨布べっ甲菓子切りセットに引き続き、こちらもまた大変に珍しい(少なくとも私は初めて見ました)、“茶杓(ちゃしゃく)”型の茨布べっ甲一本挿しをご紹介させていただきます。(2024.02.掲載商品)

 

茨布べっ甲茶杓型一本挿しかんざし|大変に珍しいべっ甲一本挿し

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茨布べっ甲菓子切りセット|珍しいべっ甲製菓子切り+菓子切り立て

本日はちょっと珍しい、べっ甲製の菓子切り菓子切り立てのセットをご紹介させていただきます。菓子切りは持ち手側が文結びになったものが5本。そして菓子切り立ては、直方体に成形し、中を丸くくり抜いた木製の本体の天地四方6面に、薄いべっ甲を張り合わせ、べっ甲の持ち手を付けたものになります。(2024.02.掲載商品)

茨布べっ甲菓子切りセット|珍しいべっ甲製菓子切り+菓子切り立て

余談ですが、木肌に薄いべっ甲を張り合わせる技術は、よく長崎べっ甲の置物や調度品などの細工に見られる伝統技術です。和装小物の世界でも、樹脂製のかんざしや帯留などの表面に薄いべっ甲を張り合わせた“べっ甲張り”かんざしや帯留が1万円前後で流通していました。

しかしながらこの数年の騒動により製作する工房、職人がめっきり減り、現在は弊社でも入荷がとても不安定な状況が続いています。

張りべっ甲かんざし|樹脂製かんざしの表面に、薄く本べっ甲を張ったかんざし。普段使いのかんざし。」2015年08月10日掲載商品 【完売】
※ご参考までにご覧ください(外部サイト・かなめ屋アメブロへ)。

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梅と竹の茨布べっ甲彫り帯留|小紋や紬など普段の外出着におすすめ

「完売」

本日はべっ甲特有のまだら模様が美しい茨布(ばらふ)べっ甲に、見事な梅を立体的に彫刻した帯留と、竹を模した楕円形の外輪の中央に笹の葉を添えた帯留をご紹介させていただきます。どちらも普段の外出着などにお勧めです。(2024.01.掲載商品)

梅と竹の茨布べっ甲彫り帯留|小紋や紬など普段の外出着におすすめ

べっ甲と聞いて、恐らく一般の方が最初に思い浮かべるのが、このべっ甲特有のまだら模様の入った茨布(ばらふ)べっ甲だと思います。べっ甲材料の中では最も多く、かんざしや帯留など、和の装身具に於いては主に普段使いの製品に使用されています。

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