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べっ甲平打ちかんざし|古典的な簪、家紋や想い人の家紋を装飾に

本日は様々な種類(形状)のかんざしがある中で、櫛や笄(こうがい)に次いで比較的古典的な種類(形状)の“平打ち”かんざしをご紹介させていただきます。(2024.03.掲載商品)

平打ちかんざしとは、通常櫛と一緒に頭の後方に結った髪に挿す、古典的なかんざしのひとつなのですが、一本足(または二本足)に上部の装飾に丸や菱形、扇形など様々な形を平たく模った飾りを付けたかんざしを指します。そのため平打ちという名前が付いたと言われています。

べっ甲平打ちかんざし|古典的な簪、家紋や想い人の家紋を装飾に

江戸時代、かんざし上部の飾りに、武家の女性なら自家の家紋を模ったり、また江戸後期の芸者の間では自家の家紋ではなく、貞節を誓う想い人の家紋を入れるのが流行したとも言われています。

随分昔(現ホームページを立ち上げるより以前)に古典的な銀かんざしとして何度かご紹介したことがありましたが、需要と供給の関係もあり今では弊社から製作を依頼する加工先も職人もほぼ無くなってしまいました。

現在弊社で最も種類多くご紹介している二本足のかんざし、所謂“バチ型”のかんざしは、現代の洋髪用かんざしになります。

 

【贅を尽くした、昔の髪飾り、帯留】その7 銀かんざし、伊右衛門、宮沢りえさん、宮崎あおいさん」2013/3/24掲載商品(※弊社外部サイトアメブロへ)
※お品物は完売しておりますのでご参考までにご覧ください。

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べっ甲青海波螺鈿金蒔絵かんざし・櫛|黒留袖から準礼装までお勧め

本日は螺鈿金蒔絵で峰全面に吉祥文様の青海波を描いた見事なべっ甲かんざしと櫛をご紹介させていただきます。光の当たる角度により螺鈿が七色に美しく輝き、青海波の文様が浮かび上がります。

これだけ細かな螺鈿を、櫛、かんざしの大きな盤面から側面に至るまで、きれいに角度と色合わせをしながら一片一片配していく技術は、正に日本の職人技。気の遠くなるような時間と労力(技)が込められた逸品です。(2023.10.掲載商品)

 

べっ甲青海波螺鈿金蒔絵かんざし・櫛|黒留袖から準礼装までお勧め

吉祥文様青海波(せいがいは/せいかいは)は、扇の形を三重に連ねた形状は波を表しています。海原に無限に繰り返される、寄せては返す波は、永遠の象徴未来永劫へと続く平安になぞらえた吉祥文様です。

ダイナミックな造形と海神(かいじん)の威信は武家にも好まれ、家紋としても多く描かれています。遠い昔、シルクロードを経て飛鳥時代から平安時代にかけて日本に伝わったとされています。(~おでかけ着物歳時記/秋月洋子著参照)

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べっ甲珊瑚錦鯉彫り装飾付き満月流水螺鈿金蒔絵かんざし2023

本日は約1年半ぶりに、希少な本珊瑚で模った錦鯉のルースを装飾に用いた、とても贅沢で印象的なべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。水面から元気よく飛び跳ねる錦鯉。跳ね上がった水しぶきと水面(みなも)の波紋、流水、その背景に夜空に浮かぶ幻想的な満月を螺鈿と金蒔絵で描いています。(2023.09.掲載商品)

 

べっ甲珊瑚錦鯉彫り装飾付き満月流水螺鈿金蒔絵かんざし2023

昨年、そして2016年にご紹介しました本珊瑚で模った錦鯉を使用したべっ甲かんざしは、いずれもほどなくして完売しております。もしお目に留まりましたらお早めにお問い合わせ、ご来店くださることをお勧め致します。

なお、ご参考までに、本記事最後の方に過去に掲載した商品掲載ページへのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方は合わせてご覧ください。

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黒留袖、結婚式などにお勧め|黒べっ甲金蒔絵パール付き簪2023

「再入荷」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

8月に入り、今秋冬にお子さまの結婚式をご予定されているお客様のご来店が少しずつ増えてきました。黒留袖にお挿しになるべっ甲かんざしやプラスチック製のかんざし、また末廣や和装バッグ、クラッチバッグなどを取扱うリアル店舗をネット検索、またはお知り合いのご紹介などで弊社に辿り着かれる方が多く感じます。(2023.08.掲載商品)

 

黒留袖、結婚式などにお勧め|黒べっ甲金蒔絵パール付き簪2023

結婚式に黒留袖をお召しになりご出席される新郎新婦のお母さまにお勧めな、最もオーソドックスなかんざしとして、下記リンク先に御座いますような黒べっ甲に18Kプレートとアコヤパールを連ねたものが御座います。

お勧めする理由としては、お母様の“お立場”です。当日は新郎新婦の結婚式、披露宴にお越しくださったお客さまをお迎えする立場、いわゆるホスト側。華やかに着飾りお越しくださったお客様に対し、お迎えする側が“あまり華美になり過ぎないように”と言う意味から、黒べっ甲にアコヤパールを添えた、清楚で落ち着いた印象の黒べっ甲にアコヤ真珠をかんざしの峰に連ねた、比較的シンプルなかんざしをお勧めしております。

しかしながら近年は、金の価格高騰が著しく、またべっ甲、アコヤ、そして工賃などの価格高騰も重なり、結果的に商品価格にしわ寄せが生じ、年々価格が高騰しています。そこで少しでも価格を抑えるために、18Kプレートの代わりに金蒔絵で装飾したものが今回ご紹介する新作となります。

18Kプレートを使用したものと比べると少し輝きに違いがあるものの、純金を使用した金蒔絵ですから、パッと見は引けを取らない良い仕上がりです。あとは実際に店頭で、その違いを価格を含めて吟味していただければ幸いに思います。

黒留袖、結婚式にお勧め|黒べっ甲18Kパール付かんざし2021」2021/02掲載商品

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べっ甲ターコイズ蜻蛉螺鈿金蒔絵かんざし2023|縁起ものの簪

まだまだ蒸し暑い日々が続いていますが、銀座でも最近トンボを見掛けるようになってきました。毎年店の入り口を開けていると時おり店内に入ってきて、店内をぐるりと見てまわったあと少し休んで、そのまま買い物しないでお帰りになります。陽の長さや周りの草花、生き物たちの姿に目をやると、季節は着実に移り変わっていることを感じます。

さてそんな本日は10年以上前にご紹介しました、ターコイズの青色とキラキラと輝く蜻蛉の羽が美しい、縁起の良いかんざしの新バージョンをご紹介させていただきます。

 

べっ甲ターコイズ蜻蛉螺鈿金蒔絵かんざし2023|縁起ものの簪

べっ甲は言うまでもなく「鶴は千年、亀は万年」と、古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきました。蜻蛉は別名「勝ち虫」と言われ、”勝負に勝つ”ことを”験(げん)担ぎ”として、また前にしか進まないことから「不退転の精神」を表すとして、古来より武具などの装飾品に用いられてきました。

また害虫を取り除く貴重な益虫として、五穀豊穣(ごこくほうじょう)の象徴ともされ、装束や様々な和装品にも縁起物としてよく描かれる生き物のひとつです。

そしてかんざし中央、黒べっ甲の地にコントラストがひと際効いて美しく映る大粒のターコイズ。パワーストーンとしてターコイズ(和名:トルコ石)には、「邪気払い繁栄願いを叶える」などの意味があります。

 

縁起物の蜻蛉(勝ち虫)べっ甲簪|紬、小紋、普段の着物にお勧め」2018/07掲載商品

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べっ甲オパール鳳凰螺鈿金蒔絵かんざし2023|準礼装にお勧め

本日はオパールと番いの鳳凰(ほうおう)、そして螺鈿を散りばめた神秘的で美しい、結婚式などの慶事、準礼装にお勧めなべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。(2023.08.掲載商品)

かんざしの盤面中央に置かれた美しい光を発しながら輝く大粒のオパール。そのオパールを囲んで中国神話の霊鳥瑞鳥 (ずいちょう))、鳳凰の番いが優雅に羽ばたいています。そしてかんざしの峰には、を彷彿させるような七色に輝く螺鈿が一面に散りばめられています。

 

べっ甲オパール鳳凰螺鈿金蒔絵かんざし2023|準礼装にお勧め

鳳凰は架空の鳥になりますが、鳳凰が現れると世の中が繁栄する、子宝に恵まれる、夫婦円満、子孫繁栄などという言葉の通り、現一万円札にも描かれ、鶴と並んで慶事を象徴する瑞鳥として留袖の柄にもよく見られる吉祥文様のひとつでもあります。

実はこのかんざし、10年以上前に弊社でご紹介したかんざしを新たにデザインし直したものになります。ご興味のある方はリンクを貼っておきますのでご覧になってみてください。↓

『銀座百点・11月号』に掲載されました。べっ甲とシルバー、おめでたい鳳凰と孔雀のかんざし」2012/01掲載商品 【完売】※アメブロ外部サイトへ

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伝統工芸の技が綺麗|べっ甲幾何学模様螺鈿金蒔絵かんざし2023

本日は世界に誇る日本の伝統工芸の技が光る、とても美しいべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。初めてホームページ上でご紹介させて頂いたのは2016年。その後、銀座を舞台にした「黒革の手帖2017」で主人公の原口元子(武井咲さん)が使用されたこともあり、大変贅沢でありながらも現在に至るまで人気があり、完売するごとに少しずつ仕様を変えて追加製作してきたかんざしになります。(2023.07.掲載商品)

 

伝統工芸の技が綺麗|べっ甲幾何学模様螺鈿金蒔絵かんざし2023

今回製作したかんざしは大きさの異なる3種。“中”、“大”、そして今回初めて“特大”サイズを製作してみました。記事の下方に貴重な製作風景を収めた動画と、いままでご紹介してきた記事へのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。

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べっ甲夫婦鶴富士山螺鈿金蒔絵かんざし2022|黒留袖、結婚式、披露宴、各種慶事、式典におすすめ。

末広がりな霊峰富士をバックに、優雅に羽ばたく夫婦鶴をかんざし全面に描いた礼装用べっ甲かんざし。結婚式などの慶事、第一礼装の黒留袖や準礼装の色留袖、訪問着などにおすすめです。また素材もべっ甲(龜)、モチーフは夫婦鶴。まさに「鶴は千年、亀は万年」が如く、大変縁起の良いかんざしです。

こちらのかんざし(シリーズ)は、大きさや形状などを少しずつ変えながら2015年から不定期では御座いますが継続して製作、ご紹介しております大変人気の御座いますかんざしのひとつです。お目に留まりましたらお早めにご来店、お問い合わせください。(2022.04.掲載商品)

 

べっ甲夫婦鶴富士山螺鈿金蒔絵かんざし2022

 

べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし2022|黒留袖、結婚式にお勧めな、末広がりに羽ばたく鶴と老松を描いた礼装用べっ甲かんざし。」2022/04掲載商品

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べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし2022|黒留袖、結婚式にお勧めな、末広がりに羽ばたく鶴と老松を描いた礼装用べっ甲かんざし。

本日は結婚式などの慶事、黒留袖など第一礼装から準礼装の機会、装いにお勧めなおめでたいかんざしをご紹介させていただきます。ちょうど4年前に製作、ご紹介した3種のかんざしのひとつになります。(2022.04.掲載商品)

 

べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし2022|黒留袖、結婚式にお勧めな、末広がりに羽ばたく鶴と老松を描いた礼装用べっ甲かんざし。

かんざしの表面いっぱいに、末広がりに羽を広げて飛ぶ鶴。その優雅さを24金を使用した高蒔絵で贅沢に描いています。4年前のかんざしに比べ、若干大きく、厚みも増した作りになっています。

 

べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし2018・3種|黒留袖、結婚式にお勧め」2018/08掲載商品

 

【鶴と亀に関する様々な言い伝え、俗信】

鶴は千年」、「長寿を象徴する吉祥の鳥」。

」には古来より吉兆に関連した様々な言い伝え、俗信が御座います。

夫婦仲が大変よく一生を連れ添うことから「夫婦鶴(めおとづる)」、「仲良きことの象徴」。
鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く(天上界に通ずる鳥)」。
鳥類で唯一、ヒマラヤ山脈を飛び越せる能力があることから霊鳥とさたり、
日本各地にも「鶴が降りると降りたところに慶事のある知らせ」、
鶴が舞ってきたときは縁起がよい」などと一般民衆の間でも「めでたい鳥」として尊ばれ、「千羽鶴」も「鶴は千年」の言い伝えからきている習慣とも言われています。

」にも「亀は万年」をはじめ、様々な良き言い伝え、俗信が御座います。

浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、大変めでたい生きものとされています。
また、甲羅の六角形は吉兆を表す図形ともされ、インドやギリシャでは、亀はその硬い甲羅を持つことから、世界を支えているという伝説があり、不動のものの象徴ともされているようです。

 

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べっ甲螺鈿金蒔絵バレッタ2022・3種|和髪、洋髪にもお勧めなべっ甲製のバレッタ。

本日は先月ご紹介しました淡水パールをあしらったべっ甲製バレッタに引き続き、螺鈿金蒔絵装飾のバレッタをご紹介させていただきます。和髪のほか、洋髪にもお勧めです。(2022.03.掲載商品)

年に1、2度、たまにご紹介しているべっ甲製のバレッタやローマ留。かんざし類に比べ、品揃えは少なくなりますが常時店頭にて、セミフォーマル、普段使い用がご覧いただけます。なお、種類を含め、品揃えは不定期にて変わりますので、ご来店の際はどうぞお気軽に在庫状況をご確認の上お越しください。

 

べっ甲螺鈿金蒔絵バレッタ2022・3種|和髪、洋髪にもお勧めなべっ甲製のバレッタ。

べっ甲淡水パール付きバレッタ2022|和髪、洋髪にもお勧めなべっ甲製のバレッタ。」2022/02掲載商品

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