べっ甲珊瑚錦鯉彫り装飾付き満月流水螺鈿金蒔絵かんざし2023
本日は約1年半ぶりに、希少な本珊瑚で模った錦鯉のルースを装飾に用いた、とても贅沢で印象的なべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。水面から元気よく飛び跳ねる錦鯉。跳ね上がった水しぶきと水面(みなも)の波紋、流水、その背景に夜空に浮かぶ幻想的な満月を螺鈿と金蒔絵で描いています。(2023.09.掲載商品)
昨年、そして2016年にご紹介しました本珊瑚で模った錦鯉を使用したべっ甲かんざしは、いずれもほどなくして完売しております。もしお目に留まりましたらお早めにお問い合わせ、ご来店くださることをお勧め致します。
なお、ご参考までに、本記事最後の方に過去に掲載した商品掲載ページへのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方は合わせてご覧ください。
前作同様、珊瑚の錦鯉は芯立てをして接着固定しております。
またかんざしの側面をご覧のように垂直ではなく、丸みを帯びさせながら斜めに仕上げ、側面にまで螺鈿金蒔絵を施すことにより、全体の印象を優しく表現し、さらにかんざしの大きさ、図案を一回り大きく見せる効果を醸し出しています。
また、髪にお挿しになられたとき、斜め(側面)からも螺鈿金蒔絵の美しい輝きがこぼれ、立体的な錦鯉のモチーフを一層引き立てます。
かんざしの峰に側面まで大きく描かれた満月。実は、お写真では分かり難いかもしれませんが、側面部分は角度、光線の加減で金色から幻想的な朱色へと変化して見える蒔絵の技法が用いられています。
実際、月が地平線から姿を現し始め(月の出)、または消え始め(月の入り)る僅かな瞬間、月がオレンジ色や赤っぽく見えるときが御座います。詳しくは下記のサイトに説明されていますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
国立天文台(月が赤く見えるときがあるのはなぜ?)外部サイトへ
・べっ甲珊瑚錦鯉彫り装飾付き満月流水螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf230907-1】¥338,800(¥308,000+税)
(螺鈿金蒔絵:咲榮、大きさ:約縦136㎜、横80㎜、厚み5㎜~4㎜)
(珊瑚錦鯉大きさ:約縦10㎜、横39㎜、高さ6㎜)
「べっ甲珊瑚錦鯉彫り装飾付き流水螺鈿金蒔絵かんざし2022|希少な珊瑚で模られた鯉の滝登り。」2022/03掲載商品 【完売】
「べっ甲珊瑚鯉彫り装飾付き市松模様春秋流水金蒔絵かんざし」2016/09掲載商品 【完売】
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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