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縄文時代が起源と言われる日本のかんざしの歴史。
江戸時代から今日に至るまで大切に伝承されてきたべっ甲かんざし。

1934年創業、和装小物の専門店。“頭の先からお足元に至るまで”、キモノをお召しになるときに必要な和装小物一式を取り揃えております。
中でもべっ甲かんざしや髪飾りの品揃えは銀座で一番、常時数百種類の商品を取り揃えております。
第一礼装の黒留袖から準礼装の訪問着や振袖、また普段のキモノや浴衣に至るまで、TPOに応じ、本物志向の逸品からリーズナブルなものまで幅広く取り揃えております。


銀座 かなめ屋 創業当初


銀座 かなめ屋 店内

銀座かなめ屋店主のご挨拶

銀座 かなめ屋 創業当初

三代目 銀座かなめ屋 店主柴田 光治

かなめ屋の屋号誕生の意は、「心棒」は「辛抱」に重なる... 末廣の扇子の「要」(かなめ)の意を読み易く覚え易く、温かみのある銘名と思って暖簾(のれん)を信奉しております。名付親は、創業者の恩師、俳誌ゆく春主催、故・室積徂春先生。

私は職人ではなく一専門店(小売屋)の店主です。かんざしや帯留などをはじめとする和装小物における様々なノウハウやアイデア、コネクションはそれ相応に持っていますが、実際にそうした商品を作ることは出来ません。弊社で取り扱うべっ甲製品をはじめとする希少な和装小物の数々は、それらを製造する専門企業や、匠の職人たちの素晴らしい伝統工芸の技術があってこそ成り立っています。 しかしながら移り行く時代の変化を背景に、「モノ」や、特に「和」に対する価値観も徐々に変化していき、近年では呉服や和装小物業界、和に関連するべっ甲業界の企業もそれに携わる人材(職人)も縮小し続けています。

そうした中、微力ながら今の私に出来ることは、べっ甲かんざしをはじめとする“本物”の和装小物の品々を、ひとつひとつ厳選しながら仕入れ、またすでに無くなってしまったものは直接専門の職人に制作を依頼したり、そうして取り揃えられた素晴らしい和装小物の数々をSNSなどを通じ、広く世にご紹介し、そうした品々を必要とされる(愛でて下さる)一人でも多くのお客様のもとへお届けすることだと思っております。

昔から“三方良し“(売り手良し、買い手良し、世間良し)という商売の基本となる言葉が御座います。私はこれを、売り手(小売店)良し、買い手(お客様)良し、世間(仕入れ先企業・職人)良しと置き換え、商品が売れれば小売店は喜び、ご納得のいく探し物を手にされたお客様は喜び、そしてその商品を納めた企業も、制作した職人もまた喜び、強いては新たなモノ作りや、やりがいにも繋がると信じています。あまり多くの時間は残されていないかもしれませんが、この三方良し(Win、Win、Win)の好サイクルを一歩一歩確実に築き上げていくことが、今の縮小し続ける和装業界の流れを好転するきっかけになればと信じ、微力ながら日々精進して参ります。

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