べっ甲百合、乱菊金蒔絵かんざし|訪問着など準礼装のおキモノにおすすめ
「完売」
今年1月に初めてご紹介しました蒔絵師「泉元紫紅(しこう)」さんの素晴らしい金蒔絵のべっ甲かんざしを2種ご紹介させて頂きます。「百合」と「乱菊」、2種とも花をモチーフにした金蒔絵のべっ甲かんざしです。訪問着など準礼装のおキモノに、お立場やTPOに応じ、結婚披露宴や華やかな式典、パーティーなどにもお勧めです。使用する金(24K)の種類によって、色合いや輝きの具合が変化していますので、そのあたりにもご注目なさってご覧ください。(2018.02.掲載商品)
百合は、春、初夏から秋ごろに掛けて咲きますが、種類はなんと100種類ぐらいはあるそうです。そしてそれぞれに開花時期や花言葉も違うようです。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
(シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚)。
女性の美しさを表現する言葉は有名ですね。
一般に百合の花言葉は、「威厳・純潔・無垢」などと言われていますが、「貴重な、稀少」と言う意味もあるそうです。
先ずは百合のべっ甲かんざしから。
青緑色に輝く百合の蕾は螺鈿になります。光の加減により美しく輝きます。
こちらの写真が分かりやすいでしょうか。百合の花と葉の色合いが異なります。同じく、本漆に純金を使用した金蒔絵になりますが、金の種類や粒子にを変えることにより、輝く色合いが異なって見え、使い方によってはこのように陰影、奥行き感を醸し出すことが出来ます。ある意味、蒔絵師の腕の見せ所ですね。
・べっ甲百合螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf180219-1】¥158,000+税 【完売】
(蒔絵:泉元紫紅/大きさ:約縦125㎜、横79㎜、厚み3㎜)
次に乱菊のかんざし。
こちらも先ほどの通り、乱菊の花びらと葉の色合いが異なるよう、違った種類の純金を使用して描かれています。また花びらの一枚一枚が高蒔絵によって生き生きと、そして本物の乱菊の花びらのように肉厚で立体的に表現されています。
ところどころ茶褐色に見えるところは、ライトの当たり具合によりべっ甲の天然模様(布/ふ)が透けて見えているためです。
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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