茨布べっ甲茶杓型一本挿しかんざし|大変に珍しいべっ甲一本挿し
本日は先週ご紹介致しました珍しい、茨布べっ甲菓子切りセットに引き続き、こちらもまた大変に珍しい(少なくとも私は初めて見ました)、“茶杓(ちゃしゃく)”型の茨布べっ甲一本挿しをご紹介させていただきます。(2024.02.掲載商品)
本日は先週ご紹介致しました珍しい、茨布べっ甲菓子切りセットに引き続き、こちらもまた大変に珍しい(少なくとも私は初めて見ました)、“茶杓(ちゃしゃく)”型の茨布べっ甲一本挿しをご紹介させていただきます。(2024.02.掲載商品)
本日はお子さま、ご親族の結婚式などに黒留袖をお召しになりご参列されるお母さま、ご親族にお勧めなべっ甲かんざしの中から、最もオーソドックスなタイプをご紹介させていただきます。(2024.01.掲載商品)
「黒留袖、新郎新婦のお母さま、結婚式におすすめ、優しい印象の黒べっ甲パール付きかんざし2021・2種|第一礼装から準礼装の装いにお勧め。」2021/02掲載商品
黒留袖にお勧めなべっ甲かんざしについて
弊社のホームページ、ブログを以前からご覧になられている方でしたらお分かりかと思いますが、お子さまの結婚式にお母さまが黒留袖をお召しになりご参列されるときに、最もオーソドックスなべっ甲かんざしとしてお勧めしているのは、黒べっ甲にパールをあしらったシンプルなかんざしになります。
その理由は、お母様の“お立場”にあります。当日の主賓は言わずもがな、新郎新婦のお二人。そしてそのお母さま(お父さま)は、お祝いにお越しくださったお客様方をお迎えする側、いわゆる“ホスト側”のお立場になります。
お住まいの地域や風習、お家柄、お好みなどによっても変わりますが、そうした理由から、華やかに着飾りお越しくださったお客様に対し、ホスト側が“あまり華美になり過ぎないように”と言う意味から、比較的清楚で落ち着いた印象の黒べっ甲にアコヤパールを峰に連ねたシンプルなかんざしをお勧めしております。
少し華やかにされたい場合は、黒べっ甲に留袖に描かれているような、鶴や菊、牡丹、老松などの吉祥文様を金蒔絵で描いたかんざしもお勧めです。黒べっ甲がお好みでない場合や、さらに華やかにされたい場合などは、白べっ甲に同じく吉祥文様などを彫刻したかんざしが御座います。
白べっ甲はその希少性からどうしても高価になりますが、装飾に金蒔絵やアコヤパールなどを使用していない彫刻のみであれば、その装飾の意匠にもよりますがTPOに応じ、礼装から準礼装、そしてあまり洒落過ぎない普段の外出着まで幅広くお挿し頂けます。
お客様の装い、お好みに合わせてお選び頂いて宜しいかと思いますが、ご来店くださればお客様のお話を伺いながらご要望に合ったものをお勧めさせて頂きます。どうぞお気軽にご相談ください。
「再入荷」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)
本日は人気の一本挿し、バルト海産の上質な天然琥珀を使用した、べっ甲バルティックアンバーカービング一本挿しの新作をご紹介させていただきます。普段の外出着などにお勧めな、贅沢な一本挿しです。
琥珀は、光りの加減により美しく輝くグリッター(天然の内包物/気泡)の入った無垢の琥珀のほか、より美しく映えるよう、天然の草花を用いた草木染にて、赤色や青色に染め上げたものや、加熱(ヒーティング)して変色させたものなど、宝飾業界の高度な技術を駆使して加工され厳選されたものだけを使用しています。
一本挿しの形状は、足の形状を頭の丸い形に添うように湾曲(カーブ)させた人気のカービングタイプに仕上げています。正に他店に類を見ないかんざしです。
一本挿しなので礼装には向きませんので、普段の外出着、小紋や紬などにお勧めな贅沢なかんざしになります。しかしながら、カジュアルなパーティーやあまりかしこまらない機会でしたら訪問着や附下、色無地など準礼装の装いにもお勧めです。
そもそもかんざしのルーツは縄文時代まで遡る歴史を持ち、一本の細い棒に呪力が宿ると信じられ、簪を髪に挿すことで自身の霊力を高め、魔を払うことができると考えられていました。ショートヘアで物理的にお挿しになれない方は別として、矢張りキモノ姿にはTPOに合わせたかんざし、髪飾りをお挿しになって頂きたいものです。
「完売」
大変お待たせいたしました、本日は先日ご案内致しました「干支かんざし2024・福辰」に引き続き、吉例、新春の縁起物のかんざし「稲穂かんざし2024(辰)」をご紹介させていただきます。(2023.11.ご紹介商品)
今回は、定番の「白鳩」と「鶴」の2種ほか、変わり稲穂かんざしとして、来年の干支の辰(龍)4種を加えて16種、全18種でのご案内となります。今年も昨年に引き続き、何とか以前のようにバラエティーに富んだ品揃えをすることが出来ました。
定番の「稲穂かんざし・鳩(はと)」は、唯一‟目を入れることが出来る”かんざしで、幸せを運ぶ幸運の白鳩を添えたもの。そしてもう一つの定番、「稲穂かんざし・鶴(ツル)」は、鶴は千年、亀は万年が如く、健康長寿、日本では古来より吉祥の鳥とされる鶴が舞う稲穂かんざしです。
和装小物業界に限らずですが、モノ作りの現場はこの3年余りの混乱に加え、昨今の人材不足、材料費及び、人件費の高騰などにより、大きく疲弊しています。その為、商品の入荷、ご案内が例年より遅れ、また大変恐縮ですが価格も値上げさせて頂きました。何卒ご理解の程お願い申し上げます。
それでは順にご紹介してまいります。
※毎回申し上げておりますが、余裕をもってお早めにお求めくださることをお勧めいたします。
【ご注意】
「稲穂かんざし」は例年、期間・数量限定商品となります。毎年ほぼ年内または年明け早々にはすべて【完売】しておりますので、お求めの際はどうぞお早めにご来店、お問合せください。
※定番の「鳩(はと)」と「鶴(ツル)」はある程度の数量を確保しておりますが、特に「変わり稲穂かんざし」は、準備数の関係で種類によっては早々に【完売】しておりますのでご注意ください。
《稲穂かんざし・まとめ》最新
《干支かんざし・まとめ》最新
「完売」
早いもので、今年も来年の干支かんざしをご紹介させて頂く季節となりました。来年の干支は“辰”、「福徳繁栄干支かんざし・福辰」とさせていただきました。
江戸時代から続く縁起物のかんざし、古来より続く日本の伝統工芸にのっとった、牛の大腿骨を使用した手彫り牛こつ製12種と、象牙製4種(象牙限定品2種含む)の、全16種でのご案内になります。(2023.11.掲載商品)
龍といえば“宝玉”、いわゆる“ドラゴンボール”ですが、今回は龍と一緒に宝玉をあしらった象牙製限定の干支かんざしも製作させていただきました。
例年ご紹介しております「稲穂かんざし」と合わせて新年を飾る縁起物の簪です。稲穂かんざしは定番の2種、“鳩”と“鶴”(各¥1,980(税込))のほか、変わり稲穂かんざしを10数種類を予定しております。
本日現在、まだ一部の変わり稲穂かんざしの入荷が遅れているようですので、またすべて揃いましたら、例年通り弊社のホームページほか、各SNS等でご案内させていただきます。今しばらくお待ちください。
江戸時代から続くと言われる新春を飾る縁起物の「干支かんざし」。《江戸》から《明治》、《大正》、《昭和》、《平成》、そして《令和》へと、今日に至るまで大切に受け継がれております。
特別誂えの象牙製の干支かんざしや種類によっては早々に完売する可能性が御座います。お求めの際はどうぞお早めにお問い合わせ、ご来店くださりますようお願い申し上げます。
【ご注意】
「干支かんざし」は例年、期間・数量限定商品となります。毎年ほぼ年内または年明け早々にはすべて【完売】しておりますので、お求めの際はどうぞお早めにご来店、お問合せください。
《干支かんざし・まとめ》最新
《稲穂かんざし・まとめ》最新
本日は螺鈿金蒔絵で峰全面に吉祥文様の青海波を描いた見事なべっ甲かんざしと櫛をご紹介させていただきます。光の当たる角度により螺鈿が七色に美しく輝き、青海波の文様が浮かび上がります。
これだけ細かな螺鈿を、櫛、かんざしの大きな盤面から側面に至るまで、きれいに角度と色合わせをしながら一片一片配していく技術は、正に日本の職人技。気の遠くなるような時間と労力(技)が込められた逸品です。(2023.10.掲載商品)
吉祥文様の青海波(せいがいは/せいかいは)は、扇の形を三重に連ねた形状は波を表しています。海原に無限に繰り返される、寄せては返す波は、永遠の象徴。未来永劫へと続く平安になぞらえた吉祥文様です。
ダイナミックな造形と海神(かいじん)の威信は武家にも好まれ、家紋としても多く描かれています。遠い昔、シルクロードを経て飛鳥時代から平安時代にかけて日本に伝わったとされています。(~おでかけ着物歳時記/秋月洋子著参照)
本日はかんざしの峰から足先まで、すべて上質な白べっ甲で製作した、大変見事なべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。第一礼装から準礼装、普段の外出着まで幅広くお挿しになれる贅沢な総白べっ甲のかんざし。
近年の上質な白べっ甲材料の在庫状況、また価格高騰からしても、残念ながらもうこのクラスの品質、大きさ、厚みのある総白べっ甲かんざしともなると、今後新たに製作することはかなり難しいでしょう。(2023.09.25)
ご存じのように、べっ甲はタイマイというウミガメの甲羅を使用したもので、その種類は使用する甲羅(部位)の色合いなどにより、大きく3種に分けられます(※1)。黒色の甲羅を使用したものを“黒べっ甲(くろべっこう)”、全体が黄色味からオレンジ色がかった、半透明の透き通った甲羅を使用したものを“白べっ甲(しろべっこう)”と呼びます。
この白べっ甲は甲羅全体の1割程度になるため、べっ甲の中では最も希少性が高く、また価格も高価になります。昔のべっ甲花嫁簪一揃えや、花魁が挿していたのがこの最も贅沢で希少な白べっ甲で誂えたかんざしになります。余談になりますが、よく特上クラスの白べっ甲は、“緑色”に輝くと言われています。
そして黒べっ甲と白べっ甲が交じったものを“茨布べっ甲(ばらふべっこう)”と呼びます。一般の方がべっ甲と聞いて一番に思い浮かぶのが、このべっ甲特有の天然模様のある茨布べっ甲ではないでしょうか。
べっ甲は天然素材故、厚みも大きさもそれぞれにまちまちなので、製品を作るにあたり、先ずはそれぞれの種類のべっ甲のみを集め、“水”と“熱”を加えて“圧着”させて任意の製品を作るにあたり十分な大きさと厚みを持たせた生地を製作します。それから任意の製品を模り、必要に応じ、彫刻や金蒔絵などの装飾を施して商品化します。
ですから、一見同じような大きさの製品でも、べっ甲の品質は勿論ですが、その厚みによっても価格が大きく変動します。
(※1)地域により異なる分別、名称も御座います。またさらにそれらの素材を細分化した名称も御座います。
「完売」
本日は近年ではほとんど新たに製作されることのなくなった希少な総白べっ甲製の贅沢な櫛をご紹介させていただきます。本サイトでは櫛自体のご紹介も稀ですが、すべて白べっ甲で製作したものは、調べてみたら2014年の8月以来でしたね。本当に希少なものとなってしまいました。(2023.09.掲載商品)
材料に白べっ甲を用いたの商品をご紹介するときによくお話しさせて頂くことですが、‟白べっ甲”は、べっ甲の中でもその優しく美しい透過性と希少性から比較的高価になってしまう反面、かんざしの場合、装飾(彫刻や形状などの意匠)により、第一礼装の黒留袖、本振袖、準礼装の色留袖、訪問着から小紋、紬など普段の外出着まで幅広いシーンでお挿しいただけます。
本日ご紹介する櫛の場合も、金蒔絵や彫刻などの華やかな装飾は施されておりませんが、準礼装から普段の外出着まで幅広くお挿し頂けます。
本日は約1年半ぶりに、希少な本珊瑚で模った錦鯉のルースを装飾に用いた、とても贅沢で印象的なべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。水面から元気よく飛び跳ねる錦鯉。跳ね上がった水しぶきと水面(みなも)の波紋、流水、その背景に夜空に浮かぶ幻想的な満月を螺鈿と金蒔絵で描いています。(2023.09.掲載商品)
昨年、そして2016年にご紹介しました本珊瑚で模った錦鯉を使用したべっ甲かんざしは、いずれもほどなくして完売しております。もしお目に留まりましたらお早めにお問い合わせ、ご来店くださることをお勧め致します。
なお、ご参考までに、本記事最後の方に過去に掲載した商品掲載ページへのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方は合わせてご覧ください。