白べっ甲波千鳥青海波透かし彫りかんざし|結婚披露宴、礼装から準礼装、普段の装いにもお勧めな縁起物のかんざし。
「完売」
本日は日本に古くから伝わる吉祥文様の青海波(せいがいは)と、愛らしい千鳥(ちどり)と波を合わせた波千鳥(なみちどり)を彫刻した、準礼装のキモノにお勧めな白べっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。青海波を透かし彫りにしたかんざしは、つい先月ご紹介致しましね。(2019.08.掲載商品)
「白べっ甲青海波透かし彫りかんざし|結婚披露宴、礼装から準礼装、普段の装いにもお勧めな白べっ甲かんざし。」2019/07掲載商品
千鳥はほぼ世界中にその仲間が広く生息し、飛ぶ力が強く渡りをする種類も多いと言われています。共通して水辺に住み(を好み)、歩いて餌を捕食します。日本ではよく干潟などでちょこちょこと歩きながら(千鳥足)砂地に隠れたゴカイやカニなどを食べる姿をご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。千鳥の名の由来は、千(せん/たくさん)の群れを成して飛ぶその姿から、または、チッチッと鳴くその鳴き声からと諸説あります。
文様としての千鳥はふくよかにデフォルメされた、愛らしい千鳥の図が今日では一般的。本日ご紹介する千鳥もそんな雰囲気を醸し出しておりますでしょうか。群れを成して飛ぶ千鳥の姿を一応に並べて小紋柄として、ゆかたや風呂敷、手ぬぐいなどの和装雑貨などにもよく見られます。
元々鳥には、良い知らせやご縁を運ぶと言う意味もあり、また《千鳥》は《千取り(せんとり)》と読み替えて、勝運祈願、目標達成などの意匠としても用いられます。
吉祥文様の波千鳥は、この千鳥に波の文様を合わせたものです。この波を世間に例え、大波、小波、そして荒波をも、ともに乗り越えてゆく、という意味から、夫婦円満、家内安全を表す縁起のよい文様とされています。 (厳密にいうと二羽の千鳥が波間の上を飛んでいる姿を《波千鳥》と言います。)
青海波は、以前の投稿でもご説明しておりますが、扇の形を三重に連ねた形状は波を表し、大海原に幾重にも繰り返し広がる波を、未来永劫へと続く平安になぞらえた吉祥文様です。遠い昔、シルクロードを経て飛鳥時代から平安時代にかけて日本に伝わったとされています。
本日ご紹介するかんざしは、古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲に、これら吉祥文様の《波千鳥》と《青海波》を彫刻した、大変縁起の良いかんざしです。色留袖、訪問着などの準礼装の装いに、結婚披露宴や華やかな式典、パーティーなどお目出度い機会におすすめです。それではどうぞご覧ください。
かんざしの上部、峰に沿って三羽の千鳥が荒ぶる波間を威勢よく飛んでいます。右端の一回り小さな千鳥は子供でしょうか。その下には先月ご紹介しましたかんざし同様、青海波文様が彫刻されています。
・白べっ甲波千鳥青海波透かし彫りかんざし【hpkbf190819-1】¥289,000+税 【完売】
(大きさ:縦約125㎜、横88㎜、厚み4㎜~3㎜)
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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