黒べっ甲珊瑚18Kかんざし2021・2種|成人式、振袖、未婚、既婚女性の訪問着など準礼装の装いにおすすめ。
本日は今では希少な珊瑚をかんざしの峰に連ねた贅沢なべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。大変贅沢ですが成人式、振袖、未婚女性の準礼装の装いにおすすめです。
またTPOにもよりますが、あまりかしこまらない場合は、既婚女性の準礼装の装いにもおすすめです。しかしながら、既婚女性の場合は、礼装時(特に結婚式や厳かな式典など)は珊瑚ではなく真珠をあしらったものがおすすめになります。
また後日ご紹介する18K装飾の付いていない(光りもののない)珊瑚をあしらったかんざし(2枚目のお写真上段2点)でしたら、未婚、既婚問わず、普段の外出着におすすめです。(2021.01.掲載商品)
「本珊瑚18金べっ甲かんざし2015|成人式、振袖、未婚女性の訪問着などに」2015/10掲載商品 【完売】
「黒べっ甲珊瑚かんざし2014・3種」2014/10掲載商品 【完売】
「黒べっ甲珊瑚18K南天千鳥かんざし2014」2014/10掲載商品
それでは先ずは左右ほぼ対象の末広がりのバチ型かんざし(珊瑚13個付き)からご紹介させていただきます。黒べっ甲に18金の枠を贅沢に使用し、深く赤い色合いの整った上質な本珊瑚(6.5㎜から7.0㎜)を13石も連ねた贅沢なかんざしです。
近年、良質な珊瑚の材料もなかなか日本の市場では見かけなくなり、強いては珊瑚を使用したかんざしや帯留の新規製作にも支障が出ています。
また、同じ理由により、先日、テレビで放映された武井咲さん主演、ドラマスペシャル「黒革の手帖~拐帯行~」のオープニングシーンで、同じく弊社がべっ甲かんざしなどでご協賛させていただいた「黒革の手帖2017」の、翡翠をあしらったべっ甲かんざしをお挿しになられた武井咲さんが登場するオープニングシーンが再び映し出されました。
この翡翠を用いたかんざしや帯留も同じような理由により、近年良質な翡翠玉が日本の市場にほとんどなく、新たなモノづくりに支障が出ています。在庫の有無のお問い合わせを今でも時折頂くだけに、なんとも歯痒い思いです。
右端に“18K”の刻印が御座います。
・黒べっ甲珊瑚13個付き18Kかんざし 【hpkbf210119-1】¥308,000(¥280,000+税)
(大きさ:約縦128㎜、横82㎜、厚み5㎜~4㎜)
(珊瑚:約6.5㎜~6.0㎜×13個、枠:18K)
日本では珊瑚には“魔除け”、“厄除け”の意味があると言われれています。特に女性には、その血のような赤い色から、子宝、出産、そして健康、長寿のお守りとして身につけられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また西洋でも様々な神話や珊瑚が生息する海にちなんで、船乗りのお守りとして、そしてその色合いから妊婦のお守りとして珍重されています。
また珊瑚は仏教(仏典)における七宝(①金、②銀、③瑠璃(るり/ラピスラズリまたは青色のガラス)、④玻璃(はり/水晶または無色透明なガラス)または真珠、⑤硨磲(しゃこ/シャコガイの殻)または白色系の珊瑚、⑥珊瑚、または玫瑰(まいかい/赤色系の宝玉、詳細は不明)、⑦瑪瑙(めのう)」)の一つでもあります。
「金、銀、瑠璃、玻璃、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)」または、
「金、銀、瑪瑙、瑠璃、硨磲、真珠、玫瑰(まいかい)」
次にもう一方の峰の左側がやや高くなっている、比較的淡い色合いの珊瑚をあしらったかんざし(下のお写真右側)です。
かんざしの大きさもは、ほんの一回り、先ほどのかんざしに比べ小さくなり、珊瑚もやや色合いが明るくなりますが、それでも近年大変希少な一回り大きな珊瑚を8個も連ねたかんざしにしては、ある意味リーズナブルな価格のかんざしです。
かんざしの右端に“18K”の刻印。
・黒べっ甲珊瑚8個付き18Kかんざし 【hpkbf210119-2】¥176,000(¥160,000+税)
(大きさ:約縦120㎜、横72㎜、厚み5㎜~4㎜)
(珊瑚:約7.0㎜×8個、枠:18K)
後日、上段2種のかんざし(櫛と笄)をご紹介させていただきます。↓
「黒べっ甲珊瑚付き櫛、笄(こうがい)2021|普段の外出着におすすめな、洋髪用にアレンジされた古典的なかんざし2種。」2021/01掲載商品
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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