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扇子2019・紳士用2種|手描き絹張扇子|源氏物語・紫式部|東海道五十三次、庄野白雨・歌川広重。

最初にご紹介する扇子は、紳士用ではとても珍しい、紫式部の源氏物語、光源氏と十二単を身に纏った美しい女性が描かれた図。そしてもうひとつは、歌川広重の東海道五十三次から、庄野白雨の図です。     それではどうぞご覧ください。

本日は贅沢な手描き絹張りの紳士用扇子を2種ご紹介させて頂きます。どちらも和紙に絹を張り合わせた絹張の扇面に、平安時代、そして江戸時代を彷彿させる、趣のある絵が手描きで描かれている粋で贅沢な扇子です。

 

最初にご紹介する扇子は、紳士用ではとても珍しい、紫式部源氏物語光源氏十二単を身に纏った美しい女性が描かれた図。そしてもうひとつは、歌川広重東海道五十三次から、庄野白雨の図です。(2019.04.掲載商品)

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蛇の目傘2019|蛇の目《中入り》3種|希少な高級化粧和傘。

「販売中」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

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本日は蛇の目傘のご紹介です。蛇の目については、今から9年ほど前の2010年に一度アメーバブログにてご紹介(アメブロへ⇒)させて頂きました。その時はまだ、傘全体を覆う傘布(かさぬの)に「」と「和紙」を重ね合わせた羽二重(はぶたえ)を用いた高級羽二重蛇の目傘もお取り扱いをしておりました。(2019.04.掲載商品)

 

しかしながら現在では、製造元の縮小、職人の廃業、材料費の高騰などが進み、残念ながら本日ご紹介する「和紙一重(ひとえ)の蛇の目傘のみとなります。(勿論こちらも雨をしのぐ実用品です。)

 

 

和装小物の世界では、近年こうしたことが頻繁に起こっています。特に悩ましいのは、上質な(高額品と言う意味ではなく)ものから、そうしたことが顕著に見られるということです。そのため、私たちのような品質に拘る和装小物を取り扱う専門店としては、苦労をすることがとても増えてきました。

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べっ甲水晶薔薇螺鈿蒔絵ダイヤ使いかんざし2019・1|準礼装

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今まで純日本的なかんざし以外にも、洋風モダンな意匠、雰囲気のかんざしもたくさんご紹介してきました。

装飾技法も、伝統的な螺鈿や金蒔絵、沈金、彫刻などを用いたものから、現代的な洋装の宝飾などでもみられるような、比較的新しい技法のものまで。またそれら「」と「」、そして「伝統」と「近代」を見事に融合(ミックス)したものまで様々です。

本日ご紹介するかんざしもそんな一品です。(2019.04.掲載商品)

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黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜

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本日は漆黒の夜空に美しく、そして幻想的に輝く桜の花々を、螺鈿と金蒔絵にて見事に表現した、大変美しいべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。

春爛漫、全国でも桜が開花しはじめ、九州、四国、近畿、関東でも、そろそろ満開を迎えようとしています(沖縄の寒緋桜/ヒカンザクラは1月開花)。

日中、青く澄み切った青い空を背景に、可愛らしく淡いピンク色や白色と、見事に咲く桜の花を見ていると、心を落ち着かせてくれ、気分を和ませてくれます。ほんのわずかな期間なのですが、そこがまたいいのでしょうか?日本人で良かったと思う瞬間でもありますでしょうか。

その一方で、夜に咲く桜もとても美しく幻想的です。月明りや街灯、そしてライトアップされた桜が、暗闇とは対照的に美しく輝き、浮かび上がる様は、人々の心を高揚させます。

本日ご紹介するべっ甲かんざしは、そんな一瞬を切り取った幻想的で大変美しいものです。こちらの意匠(夜桜)のかんざしも、実は2015年に一度ご紹介(蒔絵:大岡緑)したものですが、今回はかんざしの形状を変え、蒔絵は蒔絵師紫紅さんのお手を借り、さらにパワーアップして完成した逸品です。それではどうぞほんのひと時、夜桜を楽しんでいって下さい。(2019.03.掲載商品)

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黒べっ甲桜兎螺鈿金蒔絵かんざし2019・2種|満開の桜と兎。

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本日は久しぶりに、螺鈿金蒔絵のべっ甲かんざしのご紹介です。可愛らしいうさぎが満開の桜のもとで春の訪れを楽しんでいる様子を描いたかんざしです。(2019.03.掲載商品)

 

 

古くから私のブログをご覧くださっている方は、もしかしたらこの図案に見覚えがあるかと思います(すべて完売)。しかし今回ご紹介するこの兎と桜のかんざしは、全体の蒔絵の構図は似ておりますが、かんざし本体の大きさや形状が異なる、初めてご紹介するものになります。

 

 

それでは黒べっ甲の上に金蒔絵と螺鈿によって見事に描かれた、美しく咲き誇るピンク色の桜の花、きらきらと輝きながら舞う花びら。そして兎たちの細やかな表情や躍動感、優しい毛並みなどにもご注目してご覧になってください。

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準礼装から普段のキモノまで幅広くお挿し頂ける白べっ甲のかんざし|白べっ甲唐草透かし彫りかんざし。

「完売」

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本日は訪問着など、準礼装の装いから、小紋、紬など普段のキモノまで幅広くお挿し頂ける、子孫繁栄、長寿を意味する縁起物の唐草模様を透かし彫りにした白べっ甲のかんざしをご紹介させて頂きます。(2019.03.掲載商品)

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古き良きべっ甲かんざし・全8種|白べっ甲平打ち、前挿し|未使用のアンティーク(ヴィンテージ)簪

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本日はおよそ昭和の中期から後期に掛けて製作されたという、未使用のアンティーク(ヴィンテージ)もののべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。(2019.03.掲載商品)

 

お写真をよくご覧くださればお分かりになるかと思いますが、ところどころに小傷などの痛みが御座います。しかしこれはよくネット上で見掛ける中古(使用済み)のアンティークかんざしではなく、いずれも経年劣化による自然な痛みになります。

 

なんでもそうですが、べっ甲製品も長期間ご使用にならないと痛みも進みます。保管方法などにもよりますが、もし長期間ご使用にならない場合は時折桐箱から出して、風に当てられると宜しいかと思います。もちろん、実際にご使用になられるのが一番ですが。

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美しい蝶のべっ甲螺鈿金蒔絵ローマ留め2019|べっ甲職人の技が光る、髪に優しいべっ甲製髪留め。

 

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本日は美しい蝶を模ったべっ甲螺鈿金蒔絵のローマ留めをご紹介させて頂きます。前回はべっ甲本来の優しい光沢と温もり、そして天然模様が美しい茨布べっ甲のローマ留めをご紹介致しました。(2019.02.掲載商品)

今回のローマ留めはまたガラッと雰囲気が異なりますが見事な逸品です。べっ甲ならではの《芋継ぎ》技法により、白べっ甲と黒べっ甲を巧みに組み合わせ生地作り、そして《金蒔絵》と《螺鈿》装飾を加えた、表情豊かな美しいローマ留めです。

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鈴蘭(スズラン)のべっ甲かんざし2019|ユニークで可愛らしい、準礼装から普段の装いにお勧め

 

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本日は鈴蘭(スズラン)をモチーフにしました、ユニークで可愛らしいべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。TPOにもよりますが、ちょっとしたパーティーや式典、準礼装のキモノから普段のキモノまでお勧めです。またモダンな印象から洋装のドレスにも宜しいかと思います。(2019.02.掲載商品)

実はこのかんざし、今から8年ほど前にもご紹介(6年前再掲載)したことのあるかんざしです。販売はもう10年以上前からになりますが、少しずつデザインを変えながら今日まで至る、とても息の長いかんざしです。

以前の仕様と大きく変わった点は、スズランの花を模ったマザーオブパール10個の内、先端に付いている3個が可動式になったことです。このことにより、髪にお挿しになられたときに実際に花がゆらゆらと動き、かんざしに動きを与え、さらに可愛らしい印象に映ります。

また、以前かんざしの挿し方(向き)についてお話しした通り、このかんざしも頭の右斜め後ろやや上方から足を斜め下向きにして挿します。まぁ、ご覧くださればお分かりになりますよね。それではどうぞご覧ください。

お洒落な礼装用べっ甲かんざし。鈴蘭、留袖、訪問着、附下、振袖、洋装ドレス、結婚式にもおすすめ。2013年06月掲載商品【完売】

べっ甲かんざし2011・6種2011年06月掲載商品【完売】(アメブロへ⇒)

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美しく色合いを変化しながら輝くべっ甲螺鈿蒔絵かんざし2019・3種|普段のキモノにお勧め贅沢な簪

「完売」

 

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本日は大変見事な螺鈿(材料)を用いたべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。紬や小紋、普段のおキモノにおすすめなかんざしです。(2019.02.掲載商品)

 

今まで、かなめ屋でご紹介してきました商品をご覧頂ければお分かりの通り、螺鈿と蒔絵を併用した螺鈿金蒔絵の製品は今でもよく製作されています。しかしながら、螺鈿のみを用いたものは近年滅多に目にすることが無くなりました。

 

螺鈿とは本来、漆工芸の加飾技法のひとつになります。べっ甲かんざしや帯留めなどの和装品の場合、その描かれる意匠にもよりますが、螺鈿のみで装飾されたものは、主に普段使いの洒落もの用として製作されてきました。また、金蒔絵と併用することで、螺鈿単体で装飾したものに比べより美しく華やかに表現できることから、礼装、準礼装の装いに相応しい格のある製品を作る場合はこちらの手法が一般的です。

 

一昔前まで、螺鈿の材料となる白蝶貝(しろちょうがい)、黒蝶貝夜光貝(やこうがい)、青貝(あおがい/かわしんじゅがい)、(あわび)など、これら以外にも様々な種類の美しく高品質な材料(貝)を比較的豊富に手に入れることが出来ました。それだけ螺鈿を用いた装飾品も多く作られ、熟練された職人(蒔絵師)の高度で繊細な技術と、上質な材料を用いて装飾されたかんざしや帯留は、たとえ礼装用ではなくとも、目を見張る、素敵ななものが数多くありました。

 

しかしながら近年は、いつもお話ししている通り、キモノや和装小物などに対する価値観の変化などに伴い、需要と供給(需要減→供給減)のバランスも変化し、熟練された職人も、今まで築き上げてきた高度な技術を伝承する後継者もない中、次々と現場を離れていっています。さらに追い打ちをかけるように、上質な螺鈿材料を中心に価格が高騰し、本当に良いものはほとんど手に入らなくなってしまったと聞きます。この辺りはべっ甲にも同じようなことが言えますね。

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