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白べっ甲乱菊彫りかんざし2018|白鼈甲簪の「格」?!

「再入荷」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

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本日は先日ご紹介しました重厚な金蒔絵のべっ甲かんざしとは、まったく趣の違う白べっ甲乱菊の透かし彫りを施した礼装用のかんざしをご紹介させて頂きます。結婚式やパーティー、おめでたいお席、華やかな機会に、おキモノも第一礼装から準礼装黒留袖色留袖訪問着色無地などにお勧めです。(2018.02.掲載商品)

 

白べっ甲のかんざしは以前にもお話ししたように、少々贅沢ではありますが、附下小紋紬のおキモノなどの普段のおキモノにもお勧めで(TPOや意匠にも依ります)、意外とオールマイティーにお挿し頂けるとても重宝なべっ甲かんざしです。

 

黒留袖にお勧めなべっ甲かんざしとしては、何度もお話ししているように、もっともオーソドックスなタイプとして黒べっ甲にパールを添えたかんざしをお勧めしております。金(18K)の装飾のあるなしはお好みなどによります。金の装飾があればより華やかに、無ければ落ち着いた印象になります。また黒べっ甲にお着物の風合いに合った意匠の金蒔絵のかんざしも同じくお勧めです。

 

また色留袖の場合は、黒べっ甲の黒色がやや重く感じられる方は、もしご予算に余裕があればぜひ白べっ甲のかんざしがお勧めです。本日ご紹介するような乱菊の彫刻が施された白べっ甲のかんざしは、その意匠から結婚式華やかな機会に、黒留袖訪問着色無地と同時に色留袖にもおすすめです。

 

べっ甲仁和寺金蒔絵かんざし|雅な世界遺産総本山仁和寺の図。

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蒔絵のかんざしと一言で言っても、礼装用から普段使いのものまで、その描かれた意匠や簪の形状によって様々です。また先日ご紹介させて頂いたモダンなデザインのものから本日ご紹介するような古典的な図柄に重厚で厳かなものまであります。お合わせになるお着物機会(TPO)もその意匠に合ったものをお選び頂くとお着物の格(雰囲気)もさらに高まることと思います。

さて本日は、ご覧の通り「世界遺産・総本山仁和寺」(1994年世界文化遺産登録)を、かんざしの峰、板面全体に描いた大変贅沢な逸品です。留袖古典調の図柄の訪問着などにお勧めです。実はこのかんざし、2014年に一度ご紹介させて頂いたものですが、今回改めて撮りなおしてご紹介させて頂きます。

それではほんの一瞬では御座いますが、優美な京の旅路へ…。(2018.02.掲載商品)

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べっ甲夫婦鶴富士山金蒔絵かんざし2018・2種|留袖、結婚式

「完売」

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大小2種ご紹介するこちらのかんざし、構図に見覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、2015年、2017年と加賀の名蒔絵師、大岡緑氏に蒔絵を依頼し制作、ご紹介させて頂いたものとほぼ同じ構図になります(以前のものはすべて完売)。今回は同じく名蒔絵師の泉元紫紅(しこう)氏に蒔絵を依頼し制作して頂きました。

 

黒べっ甲日ノ出の陽の光にキラキラとまばゆく輝く、末広がりの富士山をバックに、朝もやの中を優雅に飛び立つ、番(つがい)の夫婦鶴を描いた、とても御目出度い構図のかんざしです。黒留袖準礼装用のお着物にお勧めです。

 

左側の小さい方からご紹介させて頂きますが、大きさの他、峰の形状、描かれたの位置、またの羽ばたくフォーム(角度)などがそれぞれに異なりますので、そのあたりにもご注目してご覧ください。(2018.01.掲載商品)

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鶴は千年、亀は万年、吉祥の鶴と亀のおめでたい簪。留袖、結婚式

「完売」

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昨日(2018/01/04)放送された「和風総本家」正月150分SP~日本の職人24時・2018に艶やかなお着物でご出演された、MEGUMIさんが挿されたべっ甲かんざしをご協力させて頂きました。番組の最後に高速で流れていくエンドロールにほんの1,2秒ではありましたが、それでもこの種のテロップとしては結構大きなサイズ(黒革の手帖の時の3倍くらい?!(笑))で「銀座かなめ屋」の文字を流して頂きました。有難う御座いました。(2018.01掲載商品)

 

番組の内容は国内外でご活躍される日本の職人にスポットを当てたSP版ということでしたが、中には高齢のお母様を日本に残し海外で活躍されている職人さん、またある方は日本の老舗和菓子店の後継者でありながらもその道を断ち、海外に活躍の場を求め頑張っている職人さん。等など、皆様々なバックグラウンドを持ちながらも、それぞれが持つ職人の技術をそれぞれの場で輝かせるべく頑張っていらっしゃいました。

 

何度もこのブログでも書いているように、私は職人ではなく一小売屋の店主です。かんざしや帯留などをはじめとする和装小物における様々なノウハウやアイデア、コネクションはそれ相応に持っています。しかし実際、それを現物のモノとして生み出す(作り出す)ことは出来ません。べっ甲製品をはじめとする弊社で取り扱う希少な和装小物の数々は、その道の匠の職人さんたちの素晴らしい力(技術)があってこそ成り立っています。

 

しかしながら近年は昨今の時代背景、価値観の変化(モノ、和装に対する)、また和装業界の衰退等々、様々な理由からそうした「和」に携わる職人も次第に高齢化、後継者も将来的に生計を立てられるか否かの不安要素が多いため育たず(居なく)、益々廃業するところが多くなっています。決して次世代を担う若手(後継者)もゼロではありませんが、絶対数は日々確実に減り続けています。

 

そうした中、和装小物の専門店の一店主として出来ることと言えば、ひとつひとついいもの(本物)を腕利きの職人さんたちに制作を依頼し、そうして出来上がった本物の作品(商品)を、一人でも多くの方(世間)にご紹介し、そして求めるお客様方のお手元に届けることだと思っています。

 

昔から三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し)という言葉があります。商売の基本となる当たり前のことを表した言葉ですが、私の場合、売り手(弊社)良し、買い手(お客様)良し、世間(職人・作り手)良しと考え、この三方良しWin、Win、Win)の好サイクルを一歩一歩着実に作り上げていくことが今の流れを変える上で重要なことだと思っています。

 

商品が売れれば小売店は喜び、ご納得のいく探し物を手にされたお客様はお喜びになり、その作品を作り出した(生み出した)職人もまた喜び(やりがいにも繋がり)、そして何よりも新たなモノ作り(仕事)が依頼でき三方良し(Win、Win,Win)の好循環が生まれます

 

先ほどのように、あまり多くの時間は残されていないかもしれませんが、それでも毎日コツコツ、今のかなめ屋に、そして私に出来ることを一歩一歩確実に前へと進め、この好循環が少しでも大きく育って行くよう、微力ながら歯車の一つとなり日々精進していければと思います。

 

さて、また少し?!、前置きのお話が長くなりましたが、2018年度、平成30年の最初ご紹介するかんざしは、表題の通り縁起物の鶴をモチーフに、長寿繁栄幸運の意味を込めて制作した大変美しいべっ甲かんざしです。結婚式披露宴などおめでたい機会に、黒留袖色留袖訪問着など礼装のお着物にお勧めなかんざしです。

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琥珀と螺鈿金蒔絵モダンなべっ甲かんざし2018|結婚式や華やか着物に

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前回ご紹介しましたかんざしのデザイン違いをご紹介させて頂きます。中央のひときわ輝く装飾の色が違うだけでなく、全体のフォルムも異なりますのでどうぞ合わせてご覧ください。(2018.01.掲載商品)

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琥珀と螺鈿金蒔絵の洋風モダンな華やかな準礼装用べっ甲かんざし2018

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ここのところ純和風な装飾のべっ甲かんざしのご紹介が続きましたので、本日は洋装モダンなシルエット装飾が美しい螺鈿金蒔絵のべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。

とはいうものの、2010年、2013年とご紹介させて頂いたものですが、以来、いまだに準定番商品として大変人気の御座いますべっ甲かんざしです。新たに撮影させて頂きましたのでご紹介させて頂きます。(2018.01.掲載商品)

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先白べっ甲菊萩螺鈿金蒔絵かんざし|留袖、訪問着、結婚披露宴に

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お子様、ご親類の結婚式披露宴で、黒留袖をお召しになるお客様から、その際お挿しになるかんざしについてのご質問、お問い合わせをよく頂戴します。どのようなかんざしがおすすめですか?パールの付いたかんざしがいいのですか?蒔絵のかんざしがいいのですか?一本足のかんざしは相応しくないですか?白べっ甲と黒べっ甲、そして茨布べっ甲(まだら模様の入ったべっ甲)では、どれがおすすめですか?はたまた、べっ甲と銀製のかんざしではどちらがいいですか?等など…。(2017.10.掲載商品)

 

このブログを始め、弊社のSNSでも、かんざしの種類や、種類別の向き不向き、TPO別のおすすめかんざしなどについて度々書いております。しかしながら、その都度、あちこちの投稿で書いているので、継続してお読み下さっている方でもないと、そうした記事をすぐに見つけることは難しいかもしれません。

 

実際にご来店下されば、お客様のお立場や式典の規模雰囲気、またお召しになられるお着物のことなど色々とお話を伺いながら、店頭の様々な種類のかんざしを実際にご覧になりながらご説明(おすすめ)させて頂いております。しかし、ご遠方にお住まいの方で、弊社のWEBサイトをご覧になられたお客様からのお電話やメールでのご対応では、必ずしもご満足のゆく説明が出来ないことも御座います。歯痒いところですけれどね…

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べっ甲南天螺鈿金蒔絵かんざし2017|結婚式、留袖、訪問着にお勧め

「再入荷」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

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数年ぶりに縁起物の南天をモチーフにした礼装用のべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。蒔絵師や構図、かんざしの形状など、その時々で変化をしておりますが、いずれも昔から人気の御座いますべっ甲かんざしです。記事下に過去に掲載しました記事のリンクを貼っておきますが、ご覧の通りすべて【完売】しております。(2017.10.掲載商品)

 

南天は、「南天」→「難転」→『災い転じて福となす』、『難を除ける』などと言い、「南天」の図案は厄除け縁起物として古くから女性の長襦袢着物の柄や、かんざし、帯留などの和装小物の意匠として描かれています。実際、南天自体庭などに植えると火災災い除けになり、鬼門の方角に植えるとよいと言った俗信もあります。また実際、南天のど飴のように毒消しの効能もあると聞きます。

 

今回は2種同じかんざしを掲載させて頂きますが、天然素材のべっ甲を用いた手作り品故、微妙にべっ甲の色合い、風合い、また描かれている南天の図もほんの少し異なります。お分かりになりますでしょうか?

 

そうした意味から、今更申し上げることでは御座いませんが、基本的に弊社で取り扱うべっ甲かんざしをはじめとするべっ甲製品は、それぞれすべてが世界でたった一本(1つ)の製品と言っても過言ではないでしょう。

 

結婚式、おめでたい式典などにお勧めな縁起物のべっ甲南天雀金蒔絵かんざし2020・①|きれいな新緑の葉と、愛らしい雀、若々しい印象の礼装用べっ甲かんざし。」2020/09掲載商品

結婚式、おめでたい式典などにお勧めな縁起物のべっ甲南天雀金蒔絵かんざし2020・②|きれいな新緑の葉と、愛らしい雀、若々しい印象の礼装用べっ甲かんざし。」2020/09掲載商品

黒べっ甲珊瑚18K南天千鳥かんざし2014」2014/10掲載商品

黒留袖にお勧めなべっ甲かんざし2017・3種|結婚式、七五三

「完売」

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お子様の結婚式黒留袖をお召しになりご出席されるお母様やご親類のお客様が礼装用のかんざしを探して多くご来店される中、少し前から七五三用の髪飾りのお問い合わせやご来店が目立ち始めました。

近年では時代が変わり、留袖も、七五三も、一式レンタルでお済ましになられる方が主流になってしまいました。しかしながらそれでも、せめてかんざしや髪飾りなどの小物だけでもご自分のものをご購入される方も決して少なくはありません。しかし実際に店頭で取り扱う専門店が大変少なく、多くの方がお困りになられているように感じられます。

 

特に、毎年春先や秋口を中心にそうしたお客様のご来店、お問い合わせ、またご相談をお受けする機会が多くなります。七五三用の髪飾りは、数年前よりWEBでの掲載はしておりませんが、ご来店下されば、大人用のかんざしに比べ種類は限られますが、かのこちんころを含め、1年を通じて店頭にて取り揃えておりますので、お手に取って実際のボリューム感、風合いなどをご確認いただきながらご覧頂けます。お近くにお越しの際はぜひお気軽にお立ち寄りください。

 

さて本日は、新作の七五三の可愛らしい髪飾りもご紹介したいところでは御座いますが、黒留袖準礼装の装いにお勧めな黒べっ甲のかんざしをご紹介させて頂きます。

かなめ屋では様々な種類の礼装用かんざしを取り揃えておりますが、本日はその中から一番オーソドックスな、今年の2月にも5種ご紹介させて頂きましたが、正統派パールの付いた黒べっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。新たに3種出来上がってまいりましたので合わせてご覧くだされば幸いです。(2017.10.掲載商品)

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べっ甲幾何学模様螺鈿金蒔絵かんざし(大)2017|黒革の手帖|華麗な着物におすすめ。

「完売」

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《2020年版の新作はこちらから》

 

現在放送中の武井咲さん主演、黒革の手帖2017へは、本編(第1話から最終話迄)は勿論ですが、本放送前の準備段階、各種宣伝販促用から本物のかんざし(一部帯留)のご協賛をしてまいりました。本当は話数毎にまとめて、どのかんざしがどのシーン(話数)で使用されたかご紹介できればいいのですが、帯ドラマということで撮影期間が春先から長期に渡り、実は私自身も一体どのかんざしや帯留が何話のどのシーンで使用されたのか、だんだん訳が分からなくなって来ました^^;

 

画像データの無いものや、既にすべて【完売】してしまったものも御座いますが、折を見てどこかでまとめられたらと思っております。最終話までに間に合うかなぁ…、いや、やっぱり間に合わないだろうなぁ…。と言うことで、本記事内に少し、今までの関連記事(ブログ)のリンクを置いておきます。

 

さて、本日は黒革の手帖2017制作発表会で武井咲さんがお挿しになられていたかんざしの一回り大きなサイズのかんざしが完成致しましたのでご紹介させて頂きます。基本的な装飾技法は昨年ご紹介したものと変わりません。ご興味のある方は、下記の昨年(2016年)ご紹介した時の記事(外部サイト・アメブロへ)をぜひご覧ください。(2017.08.掲載商品)

 

【追記】「黒革の手帖」第6話でも元子が挿していましたね。側面に施された黒漆をベースにした截金の装飾がとても美しく輝いていました。

 

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