準礼装のおキモノにおすすめ 、牡丹のべっ甲螺鈿金蒔絵かんざし2018
「完売」
古来より日本人にとっても馴染みの深い牡丹。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」(シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚)。女性の美しさを表現する言葉は有名ですね。たった一輪あるだけでもその存在感は大きく、その華麗な姿から、別名「百花の王」とも言われています。
そうした理由から、江戸時代の家紋の柄としても人気が高かったと言われ、富貴(ふうき)や華麗さの象徴ともされていました。現代でも、振袖や訪問着、附下などのキモノや帯などにもよく描かれている花のひとつです。
開花も春に咲くものと、秋から冬にも咲く寒牡丹がり、1年を通じて楽しむことが出来ます。日本には、中国から奈良時代に伝わったとされ、根皮に鎮痛や鎮静、消炎効果があることから、当時は薬草として栽培されていたと言われています。
本日は、そんな古来より日本人にとっても馴染み深い百花の王、美しく咲き誇る牡丹を金蒔絵で描いた素晴らしいべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。(2018.03.掲載商品)
蒔絵は、先日ご紹介しました紫紅さんに依頼し描いて頂きました。これでもかという程の純金(24K)を使用した高蒔絵は、百花の王に相応しい富貴、華麗さを醸し出しています。そして青く光る蕾を螺鈿で表現しています。
また前回の百合、菊の蒔絵のときと同じく、産地の異なる金や異なる大きさの粒子の金を使用することに、絵を表情豊かにするとともに、蒔絵にも奥行きを与えています。また、光の当たる角度やご覧になる角度により、その表情を美しく変化させていきます。いつも通り様々な角度から撮影を致しましたので、そのあたりにもご注目してご覧ください。もちろんご来店の可能なお客様には、実際にお手に取ってお客様ご自身の眼でもご覧頂けますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
※【再入荷】↓↓↓ 【完売】
https://www.kanameya.co.jp/item/2019/07/post-37226.html
※手作り手描き商品の為、若干べっ甲の大きさや形状、蒔絵の配置が異なります。
(蒔絵:泉元紫紅/大きさ:約縦128㎜、横72㎜、厚み5㎜~4㎜)
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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