扇子2017|紳士用両面絹張り扇子2種|肝心要の要のお話し
「完売」
(2017.06.掲載商品)
一般的に、白檀などの特殊な扇子を除き、今では樹脂製(セルロイド)の「要」が一番多く使用されています。ただし、扇子メーカーによっては、お客様のご認識にあるように、比較的高額なお扇子を中心に、耐久性も考慮して金属製(真ちゅうなど)の「要」を使用しているところもあるそうです。
しかし、扇骨や扇子の仕様によっては、金属製の要を用いることにより、逆に長年の使用により扇骨を傷めてしまう恐れや、開閉の具合が悪くなってしまうことがあるそうです。そのため、‟樹脂製”の「要」を用いるか、‟金属製”の「要」を使用するかは、価格的なこともありますが、決してそれだけではなく、その扇子の仕様にもよることが多いのだそうです。また、お聞きした社長さんはこうもおっしゃっていました。扇子の仕様によって適切な要を選んで制作していますが、事前に、特にご希望があれば、要を金属製にもセルロイドにも替えて納めることも可能ですよと…
…「肝心要」の要は、扇子の要からきているのですが、何を隠そう、かなめ屋の「かなめ」も扇子の要からきています。かんざしや帯留、いくら素敵なお着物をお召しでも、合わせる小物で見え方が変わります。同じ着物姿でも、ちょっと、かんざしや帯留を添えることにより、何倍にも美しく、または粋に映えますという意味から、和装小物は和装の要、から、かなめ屋の屋号が名付けられたと祖父から聞いています。
扇子の要は、沢山の扇骨をまとめるとても重要なものです。もしこの要が破損してしまうと、折角束ねた扇骨がバラバラになり、強いては扇子の体をなさなくなってしまいます。要は最も重要な部分。そのことから「肝心要」の語源になったとされていますね。
実は、かなめ屋の「要」には、この「肝心要」の意味の他にもあるのですが、もしお知りになりたい方は、かなめ屋のホームページのこのページをご覧ください。
それではどうぞご覧ください。
縁起物の達磨、以前、達磨柄の扇子をご紹介した時にも少し触れましたが、達磨の色によっても様々な意味があるようですね。
うら面↓
裏面は上のお写真が一番お分かりやすいでしょうか、地紙全体に地紋があり、角度や光の加減でその地紋が見え隠れ致します。6個の瓢箪で、無病(六瓢)息災。
・紳士用両面絹張り扇子(達磨/瓢箪(無病息災)/黄土色系)【hpsm170622-1】¥8,000+税 【完売】
(大きさ:7寸5分(約22.5㎝)/扇面:両面絹張り/両面柄)
※【現品限り】角度により絹独特な光沢がり若干色合いが変化致します。
表面に描かれた絵は山林に流れる川に佇む、水車が描かれています。大変趣きのある渋い図柄です。
扇面の地紙(絹張り)のお色は、お写真ではやや明るめのきれいなブルー系のお色に見えるかもしれませんが、ややくすんだ、灰色を帯びた青色系の渋いお色になります。
うら面↓
・紳士用両面絹張り扇子(水車/魚/ブルーグレー色系)【hpsm170622-2】¥8,000+税 【完売】
(大きさ:7寸5分(約22.5㎝)/扇面:両面絹張り/両面柄)
※【現品限り】角度により絹独特な光沢がり若干色合いが変化致します。
今日は、扇子の豆知識?雑学的なお話を少しさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?商品だけ見たい!と言う方には煩わしかったでしょうかね。【ブログ】では、こうした商品説明からちょっとした豆知識、雑学、そしてたわいのない日々の出来事なども織り交えながら書かせて頂いております。もし宜しかったら合わせてご覧頂ければ幸いです。

銀座かなめ屋では1年を通して、婦人用、紳士用扇子とも各種取り揃えております。
婦人用扇子は、黒留袖、色留袖用の祝儀扇子から普段使いのものまで常時数百種類、紳士用も他店にない粋なデザインのものから普段使いのものまで数百種類取り揃えております。ただし、紳士用は婦人用と違い、オフシーズンになりますと若干品揃えの数量が少なくなります。
また、紳士用、婦人用とも数千円台のリーズナブルなものから数万円台から数十万円までの白檀、黒檀、紫檀、べっ甲、象牙製など、大変稀少性の高い高級扇子まで幅広く取り揃えております。
※贈り物の場合は、専用のお箱をご用意しております。(折箱:サービス、化粧箱:¥200+税)
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