べっ甲の天然の模様「布」(ふ)の入った茨布べっ甲を使用したかんざしをご紹介させて頂きます。このブログでも何度もご説明申し上げている通り、基本的に茨布べっ甲は普段使いのかんざしや帯留でよく使用されるべっ甲です。(2018.01.掲載商品)
ただし、TPOやお立場などにもよりますが、その形状や蒔絵や彫刻などの装飾(意匠)により、訪問着や附下など準礼装(セミフォーマル)のお着物にもおすすめできます。
例えば、(ブログ⇒ )このようなかんざしは茨布べっ甲のかんざしですが、二本足、バチ型の形状に、金蒔絵で華やかな乱菊が描かれています。この場合は準礼装の装い、機会にもお勧めできる茨布べっ甲のかんざしになります。
また、茨布べっ甲も天然素材故、そこに占める白べっ甲の割合や色合い、品質などに応じて、「特上茨布」、「上茨布」、「並茨布」などの種類に分かれます。
べっ甲の中で特に希少性が高く、高価な白べっ甲の割合が多ければ多いほど、べっ甲の「格」も上がります。(ブログ⇒ )特上茨布べっ甲はこのようなかんざし。ブログもあえて【白べっ甲かんざし】(留袖・訪問着など)のテーマ(カテゴリー)で書かせて頂いております。
本日ご紹介する茨布べっ甲のかんざしも、【普段使いのかんざし】(附下・小紋・紬など)のテーマ(カテゴリー)で書かせて頂いておりますが、輪の形状をした峰に二本足。贅沢な厚みを持たせたべっ甲に、豪華な菊の彫刻があしらわれています。
また白べっ甲の割合も比較的多く、第一礼装の留袖や振袖にはお勧めは致しませんが、訪問着や附下などの準礼装の装い、またお母様ではなく、ご友人、ご親戚などのお立場で結婚披露宴などにご参列される場合などはお挿し頂いても宜しいかと思います。
実際にご来店下されば、ご予算を含め、お客様のお話しを色々と伺いながら、常時店頭に御座います数百種類のかんざしの中からお勧めなかんざしをお選び致します。
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