夫婦鶴のべっ甲かんざし2017|黒留袖、結婚式におすすめな礼装用簪
「完売」
「鶴は千年、亀は万年」と、鶴は亀とともに、古来より長寿の象徴とされている吉祥の鳥です。また、夫婦仲が大変良いと言われ、一生同じつがいと連れ添う、夫婦の絆が大変強い鳥でもあります。(2017.05.掲載商品)
こうしたことから、べっ甲(亀)製のかんざしに「鶴」をモチーフにした装飾のかんざしは、まさにダブル・ミーニングでおめでたい、結婚式など、一生に一度の大切な祝事には大変おすすめなかんざしになります。さらに、このかんざしには末広がりな日本の象徴でもある霊峰富士山も描かれています。
かんざしの装飾にもよりますが、シンプルなべっ甲かんざしを1本制作するのにおよそ1~2か月、形状や彫りなど比較的簡単な装飾が入ると、3か月程度。そして本日ご紹介するような螺鈿や金蒔絵の装飾が入ったものになると、半年近くかかるものも多く御座います。さらに手の込んだものになると、完成までなんと1年近くかかります。本日ご紹介しますかんざしは、かんざしの峰の形状が前回とは少し異なりますが、【完売】から約2年ぶりに、やっと完成してかんざしになります。
そして本日ご紹介しますかんざしは、かんざしの峰の形状が前回とは少し異なりますが、【完売】から約2年ぶりに、やっと完成してかんざしになります。
鶴には古来より吉兆に関連した様々な言い伝え、俗信が御座います。
「鶴は千年」、「長寿を象徴する吉祥の鳥」。夫婦仲が大変よく一生を連れ添うことから「夫婦鶴(めおとづる)」、「仲良きことの象徴」。鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く(天上界に通ずる鳥)」。鳥類で唯一、ヒマラヤ山脈を飛び越せる能力があることから霊鳥とさたり、また日本各地にも「鶴が降りると降りたところに慶事のある知らせ」、「鶴が舞ってきたときは縁起がよい」などと一般民衆の間でも「めでたい鳥」として尊ばれています。また、「千羽鶴」も「鶴は千年」の言い伝えからきている習慣とも言われています。
亀にも鶴同様、「亀は万年」の言葉通り、様々な良き言い伝え、俗信が御座います。
浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、大変めでたい生きものとされています。また、甲羅の六角形は吉兆を表す図形ともされています。さらに、インドやギリシャでは、亀はその硬い甲羅を持つことから、世界を支えているという伝説があり、不動のものの象徴ともされているようです。
白檀象牙扇子2017-2|白檀象牙春秋市松螺鈿金蒔絵扇子
「完売」
今年の初め、『年明け早々、旧年の疲れが出たのか体調を崩して…、あまり無理せずスロースタートして参ります。』と、今日ご紹介する白檀象牙扇子2017の第一弾をご紹介させて頂いたときに、『他にも2種ありますので後日ご紹介させて頂きます』なんて言っておきながら、あっという間に3か月が経ってしまいました。(2017.04.掲載商品)
さて、そんなこんなで、1月にご紹介させて頂き、先日の取材「よじごじDays」でTV画面にもチラッと流れた「白檀象牙カラー洋唐草模様螺鈿金蒔絵扇子」もTV放映前に【完売】してしまいました(有難う御座います!)ので、本日はその第二弾をご紹介させて頂きます。本当に様々な伝統工芸の職人さんたちのご協力があってこそ、やっと完成した唯一無二の逸品です。(2017.04.掲載)
第一弾の「白檀象牙カラー洋唐草模様螺鈿金蒔絵扇子」(6寸5分/約18㎝)に比べ、一回り大きな7寸(約20㎝)の大きさになります。
白べっ甲麻の葉文様透かし彫りかんざし
「完売」
幾度となくブログに書かせて頂いていることですが、この時期は、和服で結婚式にご出席されるご予定のお客様のご来店、お問合せがとても多くなります。中でも一番多いのは、やはり留袖をお召しになられる新郎新婦のお母さま、ご親族。序で、ご姉妹、ご友人、そしてご招待されたお客様で、振袖や訪問着などの礼装、準礼装のお着物をお召しにならりご出席される予定のお客様方です。
勿論すべてのお客様がべっ甲製のかんざしを探してご来店になるわけでは御座いませんが、それでもやはり半数近くのお客様は本物志向のべっ甲かんざしを取り扱う店舗、専門店を色々と探され、かなめ屋に辿り着かれているようです。ただ、今は昔と違って、一般的なライフスタイルやモノに対する価値観も時代と共に多様化しています。お客様お一人お一人からのご要望(ご予算、お立場、TPOなど)をお伺いしながら、べっ甲製、銀製、また比較的お求めやすいプラスチックや真ちゅう製を問わず、それぞれ常時店頭に並ぶ、数百種類の品揃えの中から、お客様のご要望に一番叶ったかんざしをお勧めさせて頂いております。どうぞお気軽にご相談ください。(2017.04.掲載商品)
べっ甲螺鈿金蒔絵櫛と櫛止め
「完売」
昨日ご紹介しました古典的なかんざしの一つ「平打ち」の記事が、思いのほか好評の様でしたので、本日も引き続き、今ではほとんど制作もされなくなった日本髪用の櫛をご紹介させて頂きます。
制作されなくなったと言え、今でも決して作れない訳ではないと思うのですが。やはり需要と供給の問題で、お挿しになる方、お求めになる方が少なくなるにつれ、べっ甲製の櫛を専門に制作していた腕利きのべっ甲職人も今ではほぼ絶えてしまいました。(2017.03.掲載商品)
黒留袖にお勧めべっ甲かんざし2017・5種|結婚式、新郎新婦のお母様に
「完売」
毎年この頃になると、近く、ご子息さま、ご息女さまの結婚式を挙げられるお母様やご親戚の方が、黒留袖やお振袖、色留袖、訪問着などにお挿しになる、おすすめなフォーマルなかんざしを探して多くご来店になります。御身内の方の結婚式以外にも、新郎新婦のご友人やお仕事の関係で結婚式、披露宴にご出席される方も多くご来店になります。(2017.02掲載商品)
かなめ屋では常時、礼装用、準礼装用のかんざしを各種(べっ甲、シルバー、プラスチックなど)取り揃えております。本日はその中から一番オーソドックスな、正統派のパールの付いた黒べっ甲かんざしを新たに撮影してご紹介させて頂きます。
手作り品故、今までにご紹介してきました定番商品でも、一部若干のデザイン変更や価格が変わっているものも御座います。予めご了承ください。なお、過去に掲載しております同様のかんざしも一部を除き継続販売しております。
かんざしのデザイン(形状)や、18金装飾の有無による違い、おすすめなどもご説明しておりますので、どうぞご参考になさってください。勿論、ご来店頂ければお話を伺いながら、お客様のニーズに最も合ったものをお勧めさせて頂きます。
それでは左側のかんざしから順にご紹介させて頂きます。
黒べっ甲桜兎螺鈿金蒔絵かんざし|準礼装用のべっ甲かんざし
礼装用正絹和装バッグ草履セット2017|結婚披露宴、雪輪菊青海文様
「完売」
かんざしのご紹介が続きましたので、本日は先月ご紹介させて頂きました礼装用草履バッグセットの第2弾が入荷致しましたのでご紹介させて頂きます。佐賀錦の草履バッグセットとはまた違った華やかなセットです。正絹の雪輪菊青海文様の帯地を使用した大変贅沢な礼装用草履バッグセットになります。(2017.02掲載商品)
▼【和装バッグ(婦人用/紳士用)】まとめ※【完売】品多数あり。
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/theme-10047512029.html
▼【草履(礼装用)】まとめ※【完売】品多数あり。店頭には常時百種類以上の品揃え。
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/theme-10088306236.html
▼【草履(洒落もの)】まとめ※【完売】品多数あり。店頭には常時百種類以上の品揃え。
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/theme-10050334561.html
▼【草履(本パナマ/しころ織り)】まとめ※【完売】品多数あり。在庫状況はお問い合わせください。
黒留袖、結婚式におすすめ、正絹佐賀錦草履バッグセット2017(鱗段/七寸)
「完売」
さて、本日は久しぶりに和装バッグのご紹介です。今ではほとんど見掛けることのなくなった正絹佐賀錦の生地を使用した、大変贅沢な礼装用草履バッグセットのご紹介です。
過去に佐賀錦の三分紐、四分紐、そして佐賀錦クラッチバッグ【完売】とご紹介して参りましたが、いずれも我々専門店でもなかなか仕入れることが難しくなってきております。大変厳かで格調高い逸品です。(2017.01.掲載商品)
▼「和装バッグ(婦人用/紳士用)」まとめ
銀座かなめ屋では、オリジナル和装バッグもお取扱いして御座います。礼装用、準礼装用のボストン型バッグ(利休バッグ)が中心ですが、セカンドバッグや普段使いの和装手提げバッグなども取り揃えております。
特に準礼装用のバッグは、呉服問屋などからバッグに向きそうな柄の帯を仕入れ、手前どもでお仕立てをしてオリジナルバッグとして販売しております。また余った残布などでオリジナル名刺入れなどの小物も制作しております。
6月頃からは、浴衣のシーズンに合わせ、男性用の信玄袋(年中商品)や、女性用のお洒落で涼しげな籠(かご)や巾着などの品揃えも充実致します。お近くにお越しの際は、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
べっ甲幾何学模様鈿金蒔絵かんざし(小)2016
「完売」
モダンで大変きれいなべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。様々な表情を見せる金蒔絵と螺鈿、そして截金(きりがね/かね)、様々な伝統工芸の技が一本のかんざしに集約された、大変見事な準礼装用のべっ甲かんざしになります。(2016.09.掲載)
かんざしの側面、峰から足の中央付近にかけて、黒漆をベースに【截金】という手法の装飾が施されています。
【截金(截箔)】(きりがね/かね/はく)とは、金、銀、プラチナなど薄く伸ばしたものを、線、丸、ひし形など、様々な形に切り出して、漆などの溶剤で張り付ける装飾技法を言います。古くから仏像や高級美術品に用いられている技法のひとつです。
また、こちらのかんざしには贅沢に、純金(24K)、しかも通常用いられるものより厚手の材料(約0.04㎜)を使用しています。べっ甲の表面に【黒漆】を用いて貼り合わせ、研ぎだしながら固定させていきます。これは余程のことがない限り、剥がれ落ちることは御座いません。
【黒漆】とは、漆が鉄分により黒色に変化する性質を用いて、鉄や鉄を含んだ化合物を混ぜて作ります。古くは、鉄漿(おはぐろ)などにも用いられていたようです。
《2020年版の新作はこちらから》