本日は大変希少な白べっ甲のみを使用し、見事な菊の花を彫刻した美しい帯留をご紹介させていただきます。(2022.08.掲載商品)

帯留めをご紹介するときに度々申し上げていることですが、基本的に帯留は礼装(フォーマル)の装身具ではなく、洒落物(カジュアル)の括りの装身具になります。TPOやその帯留の装飾などにもよりますが、第一礼装の黒留袖にはあまりお勧めはしておりません。
ただし、本日ご紹介するような、希少で贅沢な白べっ甲を用いて、吉祥文様でもよく見られる菊などを模った帯留や、アコヤパールを添えた銀製の帯留などの場合、あまりかしこまり過ぎない式典や機会でしたら、第一礼装の黒留袖や準礼装の色留袖や訪問着などに身に着けても宜しいかと思います。
また、結婚式などに黒留袖をお召しになりご参列されるお母さまやご親族の場合、厳かな結婚式自体では帯留はせず、華やかな披露宴の時に帯締めを変えて上記のような帯留をされることは宜しいかと思います。
このあたりは近年の結婚式事情も変化しているように、神前式の厳かなものからレストラン形式のモダンなものまで、また規模もご家族とごく親しいご友人とのアットホームなものから、数百人規模の盛大なものまで様々。さらに地域やそれぞれのご家庭(お家柄)などによっても変ってくるかと思いますので、基本を踏まえた上で色々とアレンジされることは宜しいかと思います。
一番は、主賓の新郎新婦を、ご両親はじめとするご親族、そしてご参列される方すべての方が気持ちよく祝ってあげることが最も大切なことですからね。
「べっ甲白蝶貝本水晶タブレット帯留2021|乳白色に輝く水晶が美しい、優しい印象の帯留。準礼装から普段のキモノまでお勧め。」2021/10掲載商品
「べっ甲菊金蒔絵帯留2022|白べっ甲に蒔絵された凛と優しく佇む一輪の菊、周りの黒べっ甲が引き立てます。」2022/02掲載商品
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