お問い合わせはこちら

白檀象牙螺鈿金蒔絵扇子2018-2|ペイズリーと洋唐草の文様

「完売」

11IMG_9985.JPG

 

先日、ネットで温度別に色分けした日本地図を見たら、北海道、青森県を除く(エンジ色)日本列島がほぼ真っ赤に染まったていました。さらにその中に、関東、近畿地方を中心に今まであまり見たことのないような紫色に染まっていました。(2018.08.掲載商品)

 

まさに灼熱。健康な方でもこの高温多湿に強烈な日射しの下に長時間居るとおかしくなりそうです。適度な水分塩分補給を忘れずに。特に高齢の方、お子様、そして体調不良の方はくれぐれもご注意ください。あっ、余談ですが、ビールは水分補給にはなりませんからね。

 

さて、本日は過日ご紹介しました”白檀象牙螺鈿金蒔絵扇子2018“の
第二弾のご紹介です。透かし彫りが施された中骨の白檀はインドネシア産。親骨は手彫りの象牙に、今回はペイズリーと洋唐草の意匠を螺鈿金蒔絵で描いた、世界で唯一無二の逸品です。

 

またこちらの白檀扇子は、大きさが一回り大きな7寸(約21cm)となりますので、男性の方がお持ちになられても宜しいかも知れませんね。ご興味の御座います方はどうぞお早めにご来店、お問い合わせください。それではどうぞご覧ください。(2018.08.掲載商品)

続きを読む

べっ甲象牙螺鈿金蒔絵玉かんざし|普段のキモノにおすすめな本物志向の玉簪。

 

13IMG_8831.JPG

べっ甲象牙金蒔絵玉かんざしシリーズ、今年1月に第一弾(夫婦鶴と無病息災)、間が空いて5月に第二弾(柳に蛙)とご紹介し、その後も順次ご紹介しますと申し上げたにもかかわらず滞ってしまいましたね。本日は遅ればせながらその第三弾をご紹介させて頂きます。

今までの意匠とは異なり、花唐草模様
宝相華文様
(アメブロ→)のような抽象的な図案になります。蒔絵は同じく加賀蒔絵の名蒔絵師、高田光貴さんの手によるものす。

なお、以前にも何度かご説明申し上げました通り、かんざしの種類の中で、”玉かんざし”は、正装ではなく”洒落もの”、小紋や紬などの普段のキモノにお勧めなかんざしになります。

ただし、芸者(玄人)、花柳界では第一礼装の黒留袖に、夏は翡翠玉、それ以外は珊瑚玉を用いた玉かんざしを白べっ甲の櫛銀製の前挿しなどとともに“正装”として挿します。

ですから、一般の方(素人)が留袖や準礼装のお着物で、正式な場(正装用)に無暗に玉かんざしをお挿しになると、少しおかしなことになりかねませんのでお気を付けください。(2018.07.掲載商品)

続きを読む

夏から晩夏、初秋におすすめなべっ甲かんざし|涼し気に藍翠色に輝く螺鈿と金色に輝く蜻蛉の美しい簪。

 

11IMG_2538.JPG

 

先日、黒べっ甲と茨布べっ甲で模った、今にも飛びだちそうな縁起物の蜻蛉を用いた、ユニークなべっ甲かんざしをご紹介させて頂きました。本日はまた異なった装飾技法で、蜻蛉を用いたべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。

 

黒べっ甲の黒色をベースに、川面に光る美しい煌めきを藍翠色の螺鈿で美しく、そして涼し気に表現。その間を仲良く戯れながら飛び回る、18Kで模られた金色に輝く2匹の蜻蛉。また違った意味で大変美しいべっ甲かんざしです。

 

実はこのかんざし、4年ほど前に一度ご紹介させて頂いたものですが、今回新たに撮りなおしてご紹介させて頂きます。それではどうぞご覧ください。(2018.07.掲載商品)

続きを読む

白檀象牙螺鈿金蒔絵扇子2018|唯一無二の希少で贅沢な白檀扇

「販売中」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

11IMG_9407.JPG

 

昨年ご紹介致しました世界でたった一つの特別な白檀扇子。中骨は透かし彫りの総白檀、その親骨に螺鈿金蒔絵を施した手彫り象牙を用いた世界で唯一無二の大変希少な白檀扇子です。ご紹介後程なくしてお客様にお求め頂きました。(2018.07.掲載商品)

 

すぐに追加制作しようにも、白檀扇子をご紹介するときに何度もお話ししている通り、肝心の白檀が日本市場に流通していません。常に様々なお取引先にお声掛けをしているのですが、それでもなかなか良質のものは手に入りません。

先月ご紹介しました白檀扇子もそうしてやっと仕入れたもので、別途ご紹介しました白檀象牙扇子もそれを基に親骨を象牙に変えて新たに製作したものです。(既に完売品が御座います。)

 

そんな中、昨年ご紹介しました装飾とほぼ同じもので、良質で香りもよいものを1本のみ仕入れることが出来ましたので、親骨の螺鈿金蒔絵のデザインを2017年バージョンとほんの少し変えて制作致しました。

 

親骨の象牙に描かれた図が少し異なる以外、その他の仕様はほぼ同じとなります。こちらも世界で唯一の一点ものの白檀扇子になります。ご興味の御座います方はどうぞお早めにご来店、お問い合わせください。それではどうぞご覧ください。(2018.07.掲載商品)

 

(※この度の平成30年7月豪雨の被害に遭われました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。また引き続き、被害の出ている地域にお住いの方は、十分にお気を付けください。)

続きを読む

夏キモノにお勧め、涼し気な金魚象牙団扇簪2018|金魚・水草

「完売(製作可)」(価格、細部の仕様などが変わる場合が御座います。)

 

11IMG_1939_2.JPG

 

本日は夏のキモノにおすすめ、涼しげな金魚と水草が金蒔絵で描かれた手彫り象牙の団扇かんざしをご紹介させて頂きます。先日ご紹介致しました、杜若(カキツバタ)と八つ橋の金蒔絵を施した象牙製団扇かんざしの後、すぐにご紹介しようと思っておりましたが少し日が空いてしましました。

表面には、水の波紋を背景に二匹の金魚が仲良く泳いでいます。向かって左側の金魚をやや大きく、右側を小さく描くことにより、画に奥行き感を醸し出しています。

うら面には涼し気な水草と一匹の金魚が優雅に泳いでいます。何処となくひょうきんで可愛らしい黒い瞳が、こちら側の忙しない世界を伺っているように見えます。

それではどうぞご覧ください。

続きを読む

猫かんざし2018【再入荷】|浮世絵師、芳年が描いたべっ甲猫簪・Ver.2

「完売」

 

11猫浮世絵かんざし2018_2.jpg

 

今年3月にご紹介後、あっという間に【完売】してしまった幻の猫かんざしが装いも新たに?!再入荷致しました!

 

基本的な仕様、見た目は初回制作分とほぼ変わりは御座いませんが、首輪の装いがちょこっと贅沢に、そしてべっ甲の天然の色合いもほんの少し変わりましたでしょうか?!記事下に過去記事のリンクを貼りますので、この猫かんざしの制作秘話初回バージョンの詳細をお知りになりたい方は、合わせてご覧になってみてください。

 

なお、こちらのかんざしも、どうぞお目に留まりましたらお早めにご来店、またはお問い合わせください。それではどうぞご覧ください。(2018.06.掲載商品)

続きを読む

涼し気な象牙団扇かんざし2018|杜若・八つ橋|粋で贅沢な簪

「完売」

 

11IMG_1939_1.JPG

 

12IMG_1946_1.JPG

 

本日は昨年ご紹介致しました涼し気な団扇を模った手彫り象牙一本挿しに、金蒔絵を施した、粋で贅沢なかんざしの第二弾のご紹介です。昨年は「柳に蛙」と「朝顔」を製作してご紹介しましが、今年は「杜若(カキツバタ)/八つ橋」と「金魚」を図です。

 

表面は涼し気な流水をバックに青紫色の杜若が描かれています。裏側には同じく流水に風情ある八つ橋がシンプルに描かれています。

 

余談になりますが、八つ橋とは、池や小川、湿地帯などに架けられた簡易的な橋を言います。縦に長く幅の狭い板を複数枚並べて筏(いかだ)のように繋ぎ合わせます。そうして作られた筏状の板を、稲妻のようにジグザクにつなげた橋を言います。

 

八つ橋の”“は8枚の板を連ねた三河の八橋に由来すると言われています。今ある意味話題の、京都を代表するお菓子の八ツ橋では御座いませんのであしからず。(八つ橋、八ッ橋、八橋、やつはし等の表記あり)

 

それではどうぞご覧ください。(2018.06.掲載商品)

続きを読む

猫かんざし2018|浮世絵師、芳年が描いたべっ甲猫簪を復刻。

「完売」

11猫浮世絵かんざし2018_1.jpg

 

本日は幕末から明治の初めに活躍されて浮世絵師、月岡芳年(つきおかよしとし)作、「古今比売鑑・薄雲(ここんひめかがみ・うすぐも)」に描かれた鼈甲の猫のかんざし(前小僧)を復刻してみましたのでご紹介させて頂きます。

比売鑑(ひめかがみ)は「姫鑑」(ひめかがみ)ともいい、当時の女性が見習う手本と言う意味だそうです。(2018.04.掲載商品)

 

さて、何故?!このようなかんざしを復刻してみようと思ったのでしょうか?

 

12猫浮世絵かんざし2018_2.jpg

続きを読む

べっ甲牡丹源氏車螺鈿金蒔絵帯留2種|準礼装のおキモノにお勧め|広山

 

10IMG_3034.jpg

 

先日ご紹介しました百花の王、牡丹のべっ甲かんざしに引き続き、本日は牡丹源氏車の意匠の螺鈿金蒔絵の帯留を2種ご紹介させて頂きます。


螺鈿金蒔絵は昔東京の三大名蒔絵師の一人として謳われた広山氏(故人)の手による逸品です。どちらもやや大きなサイズでべっ甲本体も肉厚な作りで大変贅沢な帯留になります。(2018.03.掲載商品)

 

以前ブログでご紹介させて頂きました螺鈿金蒔絵の櫛光山氏作)をご紹介させて頂いたときに蒔絵師を元東京の三大名蒔絵師の「広山」氏と誤ってご紹介してしまいました(訂正済み)。「広山」も「光山」も読み方は同じ「こうざん」です。著名な蒔絵師ともなると、その仕事仕事により複数の款識(かんし/作者の署名、落款(らっかん)/名前)を持ち、手掛ける物によりそれらの名前を使い分けていることがあります。二人の蒔絵の作風もとても似ていることから、同一人物と思っていました…。

 

ところが、先の螺鈿金蒔絵の櫛をお買い求め下さったお客様からのお問い合わせに、念のため昔の蒔絵師に詳しいご高齢の職人さんに尋ねてみました。するとどうでしょう、二人は別人であることが分かりました。本日ご紹介する帯留を手掛けられた、東京の三大名蒔絵師と謳われた「広山」氏(他にも3つほど名前もを持っていたそうです)と、先ほどの櫛の「光山」氏は実は親戚同士で、しかも、光山」は、「広山」の師匠にあたることが判明致しました。道理でお二方の作風が似ている訳です。

 

あまりご興味のない方にはつまらぬことかもしれませんが、こうしたこと伝統工芸に纏わる事柄は、どこかしらで書き留めておかねばなりません。さもなくば、近い将来、誰もわからなくなり、自然と消えてしまいます。今回の一件は、お客様からの素朴な質問にお答えする形で、私の間違いが分かりこうして正しい情報を書き留めることが出来ました。お客様には感謝申し上げる次第です。(お客様はご納得の上でご購入下さいました。念のため。)

 

「武山」(ぶざん/故人)と「光山」(こうざん)と「広山」(こうざん/故人)

かつて東京の三大蒔絵師のひとりと謳われた広山氏は、同じく東京の三大蒔絵師のひとり武山氏の弟子で、武山氏とはご親戚関係にあったそうです。

また、光山氏は同じく武山氏の弟子で、広山氏の兄弟子にあたり、しかも武山氏の実のご子息であったそうです。【訂正】2018.4.

※過日、武山氏のご子息で、光山氏の実弟様より直接ご連絡を頂戴いたしました。また光山氏はご存命ですが、近年は作品作りから遠ざかっているとのことです。こちらにて訂正してお詫び申し上げます。(銀座かなめ屋・三代目店主)

 

さて、毎回ご説明しているように、螺鈿金蒔絵の装飾のあるものは、ご覧になる角度や光の当たり具合で、彩度や輝き方全く異なって見えます。よって、いつも通り様々な角度から撮影させて頂きましたので、どうぞ最後までご覧ください。

続きを読む

準礼装のおキモノにおすすめ 、牡丹のべっ甲螺鈿金蒔絵かんざし2018

「完売」

10IMG_8411.JPG

 

古来より日本人にとっても馴染みの深い牡丹。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」(シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚)。女性の美しさを表現する言葉は有名ですね。たった一輪あるだけでもその存在感は大きく、その華麗な姿から、別名「百花の王」とも言われています。

 

そうした理由から、江戸時代の家紋の柄としても人気が高かったと言われ、富貴(ふうき)や華麗さの象徴ともされていました。現代でも、振袖訪問着附下などのキモノなどにもよく描かれている花のひとつです。

 

開花もに咲くものと、秋から冬にも咲く寒牡丹がり、1年を通じて楽しむことが出来ます。日本には、中国から奈良時代に伝わったとされ、根皮に鎮痛や鎮静、消炎効果があることから、当時は薬草として栽培されていたと言われています。

 

本日は、そんな古来より日本人にとっても馴染み深い百花の王、美しく咲き誇る牡丹を金蒔絵で描いた素晴らしいべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。(2018.03.掲載商品)

続きを読む

Page Top