七色に輝く縁起物の鱗文様が素敵な、べっ甲螺鈿かんざし2021|希少な姫鮑を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。
「完売」
本日は昨年製作、大変ご好評を頂きました螺鈿材料の中でも大変希少な夜光貝や青貝を用いたべっ甲螺鈿シリーズのかんざし。本日はまた違った種類の希少な姫鮑(ひめあわび)を用いた、まさに七色に輝く素敵なかんざしをご紹介させていただきます。(2021.08.掲載商品)
昨年追加製作分を含めほどなく完売してしまった青貝(夜光貝)を用いた同型のかんざしになりますが、使用する貝の種類が変わるとこんなにも印象が変わります。昨年の青貝を使用したかんざしも今回追加で製作いたしましたので、合わせてご紹介させていただきます。
なお、記事下に昨年ご紹介致しました、螺鈿を使用したかんざしのリンクと画像を貼っておきますので、ご興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。
角度を変えるとご覧のように七色に変化しながら美しい輝きを発します。さて、何色ご覧になれますでしょうか?
そして不思議なことに、ある角度からご覧になると、下記のように今まであれだけ美しい螺鈿の輝きが鳴りを潜めます。
螺鈿装飾は、昨年のかんざしと同じく、ベテランの永真さんに依頼致しました。永真さんは他の蒔絵師が持っていないような一級品の材料とそれらを使いこなす腕をお持ちで、弊社のハイレベルな注文にも見事に応えてくださります。職人の少なくなった今のご時世、本当に頼もしい限りです。
それでは背景を黒色にして..、
・べっ甲鱗文様螺鈿かんざし【hpkbc210824-1】¥239,800(¥218,000+税)【完売】
(螺鈿蒔絵:永真/大きさ:約縦124㎜、横78㎜、厚み5.0~3.0㎜)
(天然素材を使用した手作り品です。べっ甲も螺鈿も一点一点微妙な色合いが異なります。)
鱗文様の鱗には“さかなへん”が付いているので、魚の鱗という意味もありますが、こと文様に関しては龍や蛇などの鱗を指します。古い鱗を落とす(脱皮する)と同時に、身に付いた厄も一緒に払い落とし、そしてまた再生することから、厄除けや魔除け、悪霊退散、そして再生の意味が込められています。
また鱗文様には硬い鱗により外敵から身を守るということから、古くは戦国時代の武将の衣服や武具などの装飾にも用いられてきました。
現代でも同じ身を守るという意味から、私も持っておりますが、長襦袢の地紋にもよく用いられています。また半衿や帯締め、帯揚げ、扇子など和装小物にもよく見られます。変わったところでは、鱗文様の七宝の懐中時計などは、弊社のロングセラーの定番商品のひとつです。
「七宝懐中時計(片面タイプ/鱗柄ほか3種)」2013/10掲載商品
(※入荷は不安定です。在庫状況はお問い合わせください。)
さて次に、昨年製作したものの追加製作分です。手作り故、一部かんざし本体の形状や大きさ、装飾などが微妙に異なりますが、昨年ご紹介した時の記事↓と合わせてご覧ください。
「蒼翠色に輝く縁起物の鱗文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020・②|希少な青貝(夜光貝)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品
・べっ甲鱗文様螺鈿かんざし【hpkbc210824-2】\239,800(¥218,000+税) 【完売】
(螺鈿蒔絵:永真/大きさ:約縦124㎜、横80㎜、厚み5.0~4.0㎜)
(天然素材を使用した手作り品です。べっ甲も螺鈿も一点一点微妙な色合いが異なります。)
「七色に輝く美しいべっ甲七宝螺鈿金蒔絵かんざし2020・⑤|世界で唯一無二、螺鈿職人の技が光る、押し貝技法による螺鈿装飾(青貝/マダカ鮑)。」2020/08掲載商品 【完売】
「七色に輝く螺鈿が美しいべっ甲かんざし2020・④|世界で一本だけ、螺鈿職人の技が光る、押し貝技法による螺鈿装飾(青貝/マダカ鮑)。」2020/08掲載商品 【完売】
「蒼翠色に輝く縁起物の七宝文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020・③|希少な青貝(マダカ鮑)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品 【完売】
「蒼翠色に輝く縁起物の鱗文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020・②|希少な青貝(夜光貝)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品 【完売】
「蒼翠色に輝く、涼しげで美しいべっ甲螺鈿かんざし2020・①|星に願いを、天の川、七夕|希少な青貝を贅沢に使用|普段から準礼装のキモノまでお勧め。」2020/07掲載商品 【完売】
「美しく色合いを変化しながら輝くべっ甲螺鈿蒔絵かんざし2019・3種|普段のキモノにお勧め贅沢な簪」2019/02掲載商品 【完売】
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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