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七色に輝く螺鈿が美しいべっ甲かんざし2020・④|世界で一本だけ、螺鈿職人の技が光る、押し貝技法による螺鈿装飾(青貝/マダカ鮑)。

「完売」

本日は今年7月に続けて投稿しました、美しく輝く螺鈿装飾のべっ甲かんざし、その第四弾のご紹介です。宇宙?!花火?!オーロラ?!をも彷彿させる虹色に輝く神秘的な印象の素敵なべっ甲螺鈿かんざしです。TPOにもよりますが、普段の外出着から準礼装の装いまでおすすめです。(2020.08.掲載商品)

 

七色に輝く螺鈿が美しいべっ甲かんざし2020

 

一片一片細かく裁断した螺鈿をウッドスティックの先で配していく本来の螺鈿技法とは異なり、押し貝の技法では、指の平でいくつもの裁断された螺鈿材料をある程度纏めて配して(置いて)いきます。

その分作業効率(スピード)は格段に速くなりますが、その作業は一発勝負。決して失敗は許されません。そうした意味では、大変高度な職人の技が要求される螺鈿技法のひとつでもあります。

一見無作為に配されたように見える螺鈿ですが、かんざしの限られた空間に、寒色系暖色系の色合いやそれぞれの密度などがバランスよく、緻密に計算されながらとてもきれいに配されて(置かれて)います。これもベテラン螺鈿蒔絵師の永真さんの感性の賜物でしょうか。

押し貝、面白そうですが、決して素人が簡単になせる業ではなさそうです。実際に髪にお挿しになると、ご覧になる角度、そして光の加減で神秘的な光を発しながら美しく輝きます。

 

蒼翠色に輝く縁起物の七宝文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020|希少な青貝(マダカ鮑)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品③

 

七色に輝く螺鈿が美しいべっ甲かんざし2020

 

今回は押し貝の技法を用いて2種のかんざしを製作していただきました。ひとつは峰の形が波型のかんざし(左)で、装飾は螺鈿のみ。もう一つは、左右非対称なバチ型のかんざし(右)に、同じ押し貝の技法を用いて螺鈿装飾を施し、その上から花のような形をした七宝柄を金蒔絵にて描いたかんざしになります。

どちらも黒べっ甲に近いべっ甲ですが、光りにかざすとべっ甲の天然模様の“(ふ)”がうっすらとオレンジ色に透けて見えます。

本日は左側の波型のかんざしをご紹介させていただきますが、当然ですが、螺鈿の図柄は一見2種とも同じようにご覧になられるかもしれませんが異なります。どちらも世界で唯一無二のべっ甲螺鈿かんざしです。

 

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ご覧になる角度によっては、下のようにほぼ真っ黒に映ります。不思議ですね。

 

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かんざしの裏側には、作者の永真の銘が入ります。

前回ご紹介しました螺鈿かんざしの制作風景の資料用動画を永真さんからお借りして拝見したのですが、それはもう根気のいる気の遠くなるような制作風景でした。

べっ甲と繊細に裁断された螺鈿材料とに向き合い、位置、角度を考えながら、一片一片べっ甲の上に塗られた半渇きの漆の上に配し、すべての螺鈿を配したのち、室(むろ)に入れ漆を安定させる。そしてひたすら、そしてただただ、ひたすらに研ぎだす作業の繰り返し。黙々と..

動画からはほぼ職人の息遣いしか聞こえてきません

まさに、日本のかけがえのない伝統工芸べっ甲職人と螺鈿金蒔絵職人の“”と“想い)”が詰まった逸品です。

 

蒼翠色に輝く縁起物の鱗文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020|希少な青貝(夜光貝)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品②

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・べっ甲抽象柄螺鈿かんざし【hpkbc200820-1】¥193,600¥176,000+税) 【完売】

(螺鈿蒔絵:永真/螺鈿:マダカ鮑(技法:押し貝))

(大きさ:約縦125㎜、横76㎜、厚み3.5~4.5㎜)

(天然素材を使用した手作り品です。べっ甲も螺鈿も一点一点微妙な色合いが異なります。)

 

左側のかんざしは次回ご紹介させていただきます。↓

七色に輝く螺鈿が美しいべっ甲かんざし2020

 

蒼翠色に輝く縁起物の七宝文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020

蒼翠色に輝く縁起物の七宝文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020 蒼翠色に輝く縁起物の七宝文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020

 

どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。

 

▼【白べっ甲かんざし】まとめ(留袖・訪問着・小紋などにおすすめ)

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▼【べっ甲かんざし・蒔絵/螺鈿】まとめ

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▼【黒べっ甲かんざし・真珠使い】まとめ(留袖・訪問着におすすめ

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鶴は千年、亀は万年古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲

一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。

 

※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。

 

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