蒼翠色に輝く縁起物の七宝文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020・③|希少な青貝(マダカ鮑)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。
「完売」
本日は一昨日に引き続き、大変希少な青貝(マダカアワビ)を使用した、美しいべっ甲螺鈿かんざしをご紹介させていただきます。今回は縁起物の七宝文様を上下左右に規則正しく並べた七宝つなぎの意匠を螺鈿で表現しました。
この七宝文様はじめ、亀甲や唐草文様など繰り返しの文様は、永遠に続くことの象徴とされています。(2020.07.掲載商品)
鱗文様とはまた雰囲気が異なり、かんざしの形状も末広がりな丸みを持たせたバチ型になりますので、比較的優しい印象に映りますでしょうか。こちらのかんざしも普段の外出着から準礼装の装いまでおすすめです。
「蒼翠色に輝く縁起物の鱗文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020|希少な青貝(夜光貝)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品
「蒼翠色に輝く、涼しげで美しいべっ甲螺鈿かんざし2020|星に願いを、天の川、七夕|希少な青貝を贅沢に使用|普段から準礼装のキモノまでお勧め。」2020/07掲載商品
鱗文様のかんざしで使用した青貝は夜光貝という種類になります。そして今回使用した青貝は、マダカアワビという種類の希少な鮑になります。通常私たちの知る鮑とは異なり、水深50メートル近辺と、比較的深い海に生息する鮑です。大きさも通常の鮑に比べ大きく、15㎝から20㎝以上になるものもいます。
このマダカアワビは、貝(殻)の厚みも肉厚で、薄貝(うすがい/螺鈿の材料として薄くスライスしたもの)に加工しても、その深みのある美しい輝きと色合いが保たれます。今回使用した材料はその中でも今ではほとんど市場に流通していないと言われる、特上クラスのマダカアワビから採取した材料を使用しています。
通常私たちの知る一般の鮑も、螺鈿の材料として用いられていますが、このような深みのある色合いのものは大変少なく、また薄貝(うすがい/螺鈿の材料として薄くスライスをしたもの)にしてしまうと、さらに色が褪せて白っぽくなってしまいます。
美しい輝きを発する螺鈿も不思議なことに、ご覧になる角度、光りの当たり具合により下のお写真のように黒べっ甲と黒漆の黒色に馴染んできれいな色合いと共に輝きを封じます。
かんざしの裏には螺鈿蒔絵師の永真さん名が入ります。
「七宝柄の変わり花緒の草履2020|ふっくら優しい履き心地。縁起物の七宝柄、準礼装の装いにおすすめ。」2020/01掲載商品
前回の螺鈿鱗文様のかんざしと同じく、背景を黒にして、角度を変えながら撮影しましたので、螺鈿の美しく変化しながら輝く様をどうぞご覧ください。美しいネオンのような輝きは、あくまで天然の貝の色です。
七宝柄(文様)の円(楕円)の四分の一ずつを重ね合わせた文様を「七宝文」、またこの「七宝文」を上下左右に規則正しく並べたものを「七宝つなぎ」と呼び、礼装用の袋帯の柄としてもよく見かけます。
円(輪/和/縁)が規則正しく幾重にも連なったさまは、「永遠」、「調和」、「ご縁」、また「人と人、親と子、祖先と子孫のつながり」にも重なり、これはまさに七つの宝にも匹敵するような大変価値のある(大切な)ものという意味が込められています。
七つの宝とは、仏(ほとけ)の教えを記した仏典(ぶってん)、「無量寿経(むりょうじゅきょう)」では、「金」、「銀」、「瑠璃(るり)」、「玻璃(はり/水晶)」、「硨磲(しゃこ/しゃこがいの殻)」、「珊瑚」、「瑪瑙(めのう)」の7つ。
また「法華経(ほけきょう/ほっけきょう)」では、「金」、「銀」、「瑠璃」、「玫瑰(まいかい/準輝石)」、「硨磲」、「真珠」、「瑪瑙」の7つとされ、現代でも珍重されている宝飾です。
・黒べっ甲七宝文様螺鈿かんざし【hpkbc200716-1】¥239,800(¥218,000+税) 【完売】
(螺鈿蒔絵:永真/大きさ:約縦126㎜、横80㎜、厚み3.5~4.5㎜)
(天然素材を使用した手作り品です。べっ甲も螺鈿も一点一点微妙な色合いが異なります。)
「蒼翠色に輝く縁起物の鱗文様が美しい、べっ甲螺鈿かんざし2020|希少な青貝(夜光貝)を贅沢に使用|普段のキモノから準礼装の装いまでお勧め。」2020/07掲載商品↓
「蒼翠色に輝く、涼しげで美しいべっ甲螺鈿かんざし2020|星に願いを、天の川、七夕|希少な青貝を贅沢に使用|普段から準礼装のキモノまでお勧め。」2020/07掲載商品↓
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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