本日は春らしい若葉色が目を引く珍しい色合いの染琥珀を含めた、人気のべっ甲バルティックアンバーカービング一本挿しの新作をご紹介させていただきます。普段の外出着などにお勧めな、贅沢な一本挿しです。(2026.01.掲載商品)
使用した琥珀はすべて、希少なバルト海産の上質な天然琥珀を使用、赤色、青色、緑色とカラフルな色合いの染めは、天然の草花を用いた草木染にて染色、また光りの加減により美しく輝くグリッター(天然の内包物/気泡)の入った琥珀の裏側を焼き、加熱(ヒーティング)して変色させたものなど、宝飾業界の高度な技術を駆使して加工され厳選されたものです。
これだけ大きさで、なおかつ高品質なバルティックアンバーを仕入れることは、近年私たちでも大変難しくなってきました。お目に留まりましたらどうぞお早めにご来店、お問い合わせください。

一本挿しの足の形状は、頭の丸い形に添うように湾曲(カーブ)させた人気のカービングタイプに仕上げています。正に他店に類を見ない、それぞれが一点物の逸品揃いです。

【バルティックアンバー(バルト海産琥珀)】
バルト海とは、北ヨーロッパに位置する地中海で、ヨーロッパ大陸とスカンディナビア半島に囲まれた海域を言います。そのバルト海に面したロシアのカリ−ニングラード州を中心とした広大な地域の浅瀬や砂浜では、大変良質な天然琥珀が取れることで有名です。
琥珀自体は世界中で採掘されていますが、特にここで採取された天然琥珀は、“バルティックアンバー”と呼ばれ、宝飾関係の業者間でも大変珍重されています。
ここで、あれ?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、ご存じの通り、琥珀は樹木から出た天然の樹液(樹脂)が、長い年月を経て化石化したものです。その化石が何で海や砂浜で採取されるのでしょうか?
それは、バルト海の周辺諸国の陸地にあった琥珀が、風雨や嵐などにより陸地から海へと流され、またその流された琥珀が長い年月をかけ浅瀬や陸地に流れ着きます。この海から流れ着く琥珀は、“Sea Amber(シーアンバー)”とも呼ばれ、古来より地元住民たちの間では海の神様からの贈り物と信じられ、お守りなどにして大切に身につけられてきました。
美しいかんざしですが、一本挿しのため礼装には向きませんので、普段の外出着、小紋や紬などにお勧めな贅沢なかんざしになります。しかしながら、カジュアルなパーティーや、あまりかしこまらない機会でしたら訪問着や附下、色無地など準礼装の装いにもお勧めです。
そもそもかんざしのルーツは縄文時代まで遡る歴史を持ち、一本の細い棒に呪力が宿ると信じられ、簪を髪に挿すことで自身の霊力を高め、魔を払うことができると考えられていました。ショートヘアで物理的にお挿しになれない方は別として、矢張りキモノ姿にはTPOに合わせたかんざし、髪飾りをお挿しになって頂きたいものです。

こちらは、下半分を草木染にて赤く染めたものになります。上部の薄い黄色部分が本来の琥珀の色になります。
赤い色の天然の草花から抽出した原液に天然の琥珀を浸し、加圧、加熱(ヒーティング)、さらに窯の中で特殊浸透圧を加えることにより、琥珀の表面に天然の草花から採れた赤色を浸透させています。実はとても手の込んだ作業となります。
琥珀のカットにより、ご覧になる角度により赤みが分散して髪の上で華やかに踊ります。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260114-1】¥94,600(¥86,000+税)
(長さ:約縦190㎜)
(琥珀(レッドアンバーグラデーション):大きさ約縦41㎜、横29㎜、厚み10㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。

きれいな若草色の草木染の天然琥珀。こちらも、緑色の天然の草花から抽出した原液に天然の琥珀を浸し、加圧、加熱(ヒーティング)、さらに窯の中で特殊浸透圧を加えることにより、琥珀の表面に天然の草木から採れた緑色を浸透させています。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260114-2】¥94,600(¥86,000+税)
(長さ:約縦183㎜)
(琥珀(グリーンアンバー):大きさ約縦38㎜、横30㎜、厚み13㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。

こちらはウェーブ状に彫刻された天然琥珀に、草木染にて青色に染めてあります。以前、同様にきれいな青色に染めた一本挿しをご紹介させて頂きましたが、彫刻を施された琥珀もまた幻想的な雰囲気が加味され美しさも増したのではないでしょうか。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260114-3】¥77,000(¥70,000+税)
(長さ:約縦180㎜)
(琥珀(ブルーアンバーウェーブ):大きさ約縦31㎜、横24㎜、厚み15㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。

最後に最近は私たちでも特に目にすることが少なくなってしまった、上質なアースカラー(やや緑がかった色合い)のバルティックアンバー。少々小振りになりますが、きれいにグリッターが収められています。
【琥珀(アースカラー)】
採取された荒削りのいわば琥珀の原石。通常はそれをきれいに研磨、成形してから様々な装飾品に加工されます。しかし中には全体をあえて磨かず、部分的に付随した石や異物などを残すことがあります。
一部を磨かないことによりその面からの光を遮り、琥珀を正面、または側面から見たときに通常の輝きとは違った美しさを生み出す技法です。一般的にはやや深みのある緑がかった色合いになり、その色合いのことをアースカラーなどともいいます。
こちらのかんざしに使用された天然琥珀は、その美しい輝き、色合いを人工的に生み出すため背面に熱を加え(ヒーティング処理)、あえて黒く焦がし、そのうえから透明な樹脂でコーティングしてあります。これは大粒の琥珀を用いた洋装のアクセサリー、ペンダントヘッドなどでよくみられる技法のひとつです。
この処理により、琥珀の中に美しく浮かんだグリッター(気泡や異物)が、ご覧になる角度や光の当たり具合により、まさにひとつの大きな宝石のように、より一層際立ち、美しい輝きを放ちます。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260114-4】¥69,300(¥63,000+税)
(長さ:約縦174㎜)
(琥珀(アースカラー):大きさ約縦31㎜、横27㎜、厚み14㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。
「べっ甲バルティックアンバー一本挿し2024・4種|草木染|天然琥珀の上品な輝き」2024/01掲載商品
「べっ甲バルティックアンバー/琥珀一本挿し2021・2種|美しい天然琥珀の上品な輝き纏う」2021/03掲載商品

どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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