べっ甲桜楓文螺鈿金蒔絵かんざし2020|可愛らしく躍動感のある美しい構図。準礼装のキモノにおすすめ。
「完売」
梅ぇ~は~咲いたかぁ、桜~はまだかいなぁ?!確か昨日、東京の靖国神社にあるソメイヨシノの標本木に桜のつぼみがひとつ開花したとニュースで流れていましたが、本日まだ開花宣言が出ていないところを見ると、まだ五輪以上は開花していないようですね。このご時世、日本全国を桜色に染めて、得体の知れないウイルスに疲れた私たちを、ほんのひと時でも和ませてほしいものです。
ということで、本日は風に舞う桜と楓の螺鈿金蒔絵が美しく可愛らしいべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。(2020.03.掲載商品)
少々小ぶりなサイズ(長さ11センチ余り)のかんざしですが、桜と楓の桜楓文様を、心地よいそよ風の流れを感じさせる巧みな構図で表現した可愛らしいかんざしです。螺鈿で表現された青色に輝く桜の花びらと、金蒔絵に緑色の顔料を含ませて描かれた桜の新緑がよいスパイスとなり、全体に程よい清涼感を醸し出しています。
さて、余談になりますが、冒頭の「梅ぇ~は~咲いたかぁ、桜~はまだかいなぁ?!」(曲名:梅は咲いたか)、お分かりになる方、そうでない方もいらっしゃるかと思いますが、これは季節の花々や貝類を芸者になぞらえて唄われた端唄(はうた/お座敷唄)の冒頭です。確か遥か昔にテレビコマーシャルでも流れていましたね。梅、桜の後は柳と続き、..
「先白べっ甲桜楓流水螺鈿金蒔絵かんざし2020|桜楓文、かんざしの挿し方、色留袖や訪問着、附下など準礼装の装いにお勧めです。」2020/02掲載商品
「黒べっ甲桜金蒔絵かんざし2019|春の装い、準礼装のキモノに」2019/01掲載商品 【完売】
..梅、桜の後は柳と続き、山吹、そして浅利、蛤(はまぐり)、鮑(あわび)に栄螺(さざえ)と続き、最後は吉原へと続きます。歌詞(端唄なので色々な歌詞があります)、そしてその意味についてはここでは割愛させていただきますが、ご興味のある方はGoogle先生に聞いてみてください。すぐに答えてくれるかと思います。それではどうぞ最後までご覧ください。
蒔絵をお願いしたのは、もうすでにいくつものかなめ屋のべっ甲かんざしに蒔絵を施していただいている名蒔絵師の泉元紫紅(しこう)さん。繊細なタッチと巧みな蒔絵職人の技を駆使して、古典的で重みのあるオーソドックスな雰囲気、意匠のものから、本日ご紹介するような華やかで可愛らしい蒔絵まで幅広く手掛けられています。
本漆に金(24K)と顔料を加えた金蒔絵は、ご覧になる角度、光りの当たり具合によりその顔料の色合い(彩度)が強く現れたり、金の輝きが強く見えたりと、蒔絵全体、そしてかんざし全体の印象を美しく変化させます。
「黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜」2019/03掲載商品
「黒べっ甲桜御所車螺鈿金蒔絵かんざし2020|春の訪れを彷彿させる桜をモチーフにした準礼装用のかんざし。」2020/02掲載商品
・黒べっ甲桜楓文螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf200313-1】\143,000(¥130,000+税) 【完売】
(蒔絵:泉元紫紅/大きさ:約縦113㎜、横63㎜、厚み4㎜~3㎜)
桜楓文とは、春を代表する桜の花、初夏に青々とした葉を茂らせる楓の葉(青紅葉)、そして秋に色付いた楓(紅葉)、それぞれ日本の四季の移り変わりの中で美しいと愛でられてきた景勝。この2つを掛け合わせた文様を“桜楓文”(おうふうもん)と呼びます。
もう1種、素敵なかんざしが入荷いたしましたので近日ご紹介させていただきます。
世界中で猛威を振るっているコロナウイルス。そのおかげで春の風物詩であるお花見まで自粛の風潮。このかんざしに流れる爽やかな風で、一日も早くコロナウイルスなんか早く吹き飛ばしてほしいものです。コロナに負けるな!
今までご紹介してまいりました、比較的新しい主だった、“桜”をモチーフにしたかんざしや帯留の中から、現時点(2020.03.13.)でまだ在庫のあるもののリンクを貼っておきます。ご興味のある方はぜひ合わせてご覧になってみてください。↓↓↓
「べっ甲桜赤富士螺鈿金蒔絵かんざし|入学式、春の結婚式にお勧め」2018/02掲載商品
「黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜」2019/03掲載商品
「べっ甲春秋雷紋桜楓螺鈿金蒔絵かんざし」2015/03掲載商品
「べっ甲桜尽くし螺鈿金蒔絵かんざし2・2015」2015/03掲載商品
「楓漆塗雪月花月兎螺鈿金蒔絵かんざし2015」2015/03掲載商品
「黒べっ甲沈金蒔絵かんざし2019・2種|幾何学文様と桜尽くし」2019/01掲載商品
「本珊瑚桜満開浮き彫り帯留」2017/04掲載商品
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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