黒べっ甲桜御所車螺鈿金蒔絵かんざし2020|春の訪れを彷彿させる桜をモチーフにした準礼装用のかんざし。
先週、河津桜が植樹されているとある公園の前を通ったら、きれいな蕾をたくさん抱えていました。そしてその膨らんだ蕾の傍らで、まだ二分咲きくらいでしょうか、もう見事な濃いピンク色の花を咲かせているものもありました。
天気予報によると今週後半はぽかぽか陽気、そして来週からはまた寒波が来るそうですが、雨さえ降らなければそのほうが長くお花見ができそうですね。(2020.02.掲載商品)
さて、ということで、本日は桜の花をモチーフにした準礼装の装いにおすすめな、べっ甲かんざしをご紹介させていただきます。今まで桜の花をモチーフにしましたべっ甲かんざしや帯留をはじめ、様々な和装小物をご紹介してまいりました。
今までご紹介してまいりました、比較的新しい主だった、“桜”をモチーフにしたかんざしや帯留の中から、現時点(2020.02.13.)でまだ在庫のあるもののリンクを本記事の途中途中に貼っておきます。ご興味のある方はぜひ合わせてご覧になってみてください。
「べっ甲桜赤富士螺鈿金蒔絵かんざし|入学式、春の結婚式にお勧め」2018/02掲載商品
「黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜」2019/03掲載商品
見事に咲き誇る桜の花の奥に雅な御所車が描かれています。本日ご紹介するかんざしは、弊社では初お披露目となりますが新作と言う訳ではございません。こちらは今から10年以上前に製作されたかんざしになります。螺鈿金蒔絵の作者は、昔弊社のWEBサイトでもたびたびご紹介してまいりました、その昔、名螺鈿蒔絵師と謳われた一径(いっけい)氏の手によるものです。
最近ご紹介している螺鈿や金蒔絵の装飾を用いたべっ甲製品も、本日ご紹介するかんざしも、どちらも天然の貝(夜光貝や蝶貝、鮑など)、そして24Kの金粉に本漆を用いて伝統工芸の技を駆使して、ひとつひとつ描かれたものになります。
しかしながら、その画風や色使い、使用する金や貝の種類にもよりますでしょうか、最近の螺鈿や金蒔絵装飾を施した作品とはまた異なる、古式ゆかしい趣きのある景色、表情を見ることができます。もちろんその蒔絵師の個性も大いに反映されますがね。
どちらもべっ甲職人、そして蒔絵師が一本一本丹精込めて製作した逸品です。どちらを愛でられるかはあなた次第、お召しになられるキモノの柄行などに合わせてお選びになってみてはいかがでしょうか。
「べっ甲春秋雷紋桜楓螺鈿金蒔絵かんざし」2015/03掲載商品
「べっ甲桜尽くし螺鈿金蒔絵かんざし2・2015」2015/03掲載商品
「楓漆塗雪月花月兎螺鈿金蒔絵かんざし2015」2015/03掲載商品
「本珊瑚桜満開浮き彫り帯留」2017/04掲載商品
・黒べっ甲桜御所車螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf20200213-1】\253,000(¥230,000+税)
(蒔絵:一径作。大きさ:約縦140㎜、横93㎜、厚み4㎜~3㎜)
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工費などにより価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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