べっ甲桜楓文流水螺鈿金蒔絵かんざし2020|春夏秋冬、日本の四季の美を凝縮。訪問着など準礼装の装いにおすすめ。
先週末に靖国神社のソメイヨシノも開花し、昨日今日と気持ちの良い晴天と心地よい暖かさが続くと、心も身体も和みます。そろそろあちらこちらで可愛らしい蕾をたくさん抱えた桜たちも、我慢できずに花を開き始めますでしょうか。(2020.03.掲載商品)
今週末は久しぶりに、カメラ片手に自家用オープンカー(自転車)で近所の緑道公園にお花見にでも出掛けてみましょうか。
ということで、本日は先週ご紹介した桜楓文のべっ甲かんざしに引き続き、桜をモチーフにしました可愛らしいべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。
「先白べっ甲桜楓流水螺鈿金蒔絵かんざし2020|桜楓文、かんざしの挿し方、色留袖や訪問着、附下など準礼装の装いにお勧めです。」2020/02掲載商品
春を代表する桜の花、初夏に青々とした葉を茂らせる楓の葉(青紅葉)、そして秋に色付いた楓(紅葉)、それぞれ日本の四季の移り変わりの中で美しいと愛でられてきた景勝。この2つを掛け合わせた文様を“桜楓文”(おうふうもん)と呼びます。
本日ご紹介するかんざしは、その桜楓文をモチーフに、涼しげな川のせせらぎを螺鈿と鶉(うずら)の卵の殻を用いて描き入れています。
本漆に赤からピンク色の顔料を含ませて描かれた金蒔絵の桜が春を。青色に美しく輝く螺鈿で表現された川のせせらぎが夏を。そして黄色の顔料や黄金色の金粉(24K)で蒔絵された楓(紅葉)が秋をイメージ。そして白色の卵の殻で表現された川に張った薄氷が冬をイメージしています。
春夏秋冬、日本の四季のそれぞれの美が、この一本のかんざしに散りばめられています。ちなみに、鶉の卵の殻と言えばこちらのかんざしですね。↓↓↓
「べっ甲幾何学模様螺鈿金蒔絵かんざし|黒革の手帖|華麗な着物に」2017/08掲載商品
蒔絵師は、桜楓文のかんざしと同じく、泉元紫紅(しこう)さんです。
「黒べっ甲桜金蒔絵かんざし2019|春の装い、準礼装のキモノに」2019/01掲載商品 【完売】
「黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜」2019/03掲載商品
先日お話ししたように、本漆に金(24K)と顔料を加えた金蒔絵も、ご覧になる角度、光りの当たり具合によりその顔料の色合い(彩度)が強く現れたり、金の輝きが強く見えたりと、蒔絵全体、そしてかんざし全体の印象を美しく変化させます。
螺鈿の輝き、色合いも同様に、力強い輝きを見せたり優しくほんのり輝いたり、また色合いを変化させながら美しく表情を変化させます。
「黒べっ甲桜御所車螺鈿金蒔絵かんざし2020|春の訪れを彷彿させる桜をモチーフにした準礼装用のかんざし。」2020/02掲載商品
・黒べっ甲桜楓文流水螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf200319-1】\168,300(¥153,000+税)
(蒔絵:泉元紫紅/大きさ:約縦112㎜、横63㎜、厚み4㎜~3㎜)
▲「べっ甲桜楓文螺鈿金蒔絵かんざし2020|可愛らしく躍動感のある美しい構図。準礼装のキモノにおすすめ。」2020/02掲載商品(写真向かって右側) 【完売】
▼本日(2020/03/19)現在、桜をモチーフにしたかんざしや帯留で在庫のあるもの。
「べっ甲桜赤富士螺鈿金蒔絵かんざし|入学式、春の結婚式にお勧め」2018/02掲載商品
「黒べっ甲夜桜螺鈿金蒔絵かんざし2019|夜空に幻想的に映る桜」2019/03掲載商品
「べっ甲春秋雷紋桜楓螺鈿金蒔絵かんざし」2015/03掲載商品
「べっ甲桜尽くし螺鈿金蒔絵かんざし2・2015」2015/03掲載商品
「楓漆塗雪月花月兎螺鈿金蒔絵かんざし2015」2015/03掲載商品
「黒べっ甲沈金蒔絵かんざし2019・2種|幾何学文様と桜尽くし」2019/01掲載商品 【完売】
「本珊瑚桜満開浮き彫り帯留」2017/04掲載商品