お問い合わせはこちら

べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧めな大変贅沢なかんざし|三方良しとモノづくりの大ピンチ。

「完売」

本日は見事な螺鈿金蒔絵の職人技が光る、大変豪華なべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。以前弊社のWEBサイトでも何度かご紹介させていただいたことがありますが、螺鈿金蒔絵の作者は、昔東京の三大名蒔絵師と言われていた方のお一人、広山(故人)氏です。

 

べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め

 

この記事を書くにあたって、昔私が過去に投稿した関連記事をいくつか読み返してみたら、今の和装業界、特に製造元、職人を取り巻く危機的状況を綴っていたので、記事下に改めてその文面を転記させていただきます。商品と合わせてご一読いただけましたら幸いです。

 

べっ甲菊螺鈿金蒔絵かんざし|結婚式、留袖、振袖、訪問着に。」2015/08掲載商品

 

べっ甲かんざし(菊竹蘭文様螺鈿金蒔絵/18K/パール)」2013/05掲載商品 【完売】

 

それでは、恐らくバブル期のある意味良い時代に、べっ甲職人、螺鈿蒔絵師、金属加工師の匠の技を結集して製作されたであろう、大変豪華で贅沢なべっ甲かんざしです。華やかな準礼装の装いにお勧めです。どうぞ最後までご覧ください。

 

べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め

 

べっ甲牡丹源氏車螺鈿金蒔絵帯留2種|準礼装のおキモノにお勧め|広山」2018/03掲載商品

 

べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め

 

現代の製品ではほとんど見ることのない、大変上質な螺鈿材料と、きめ細かな螺鈿。流石名蒔絵師と謳われた広山氏の匠な職人技です。

螺鈿はご覧になる角度、光りの当たり具合により様々に変化いたします。かんざしを正しい向き(頭の右後ろ側、やや上方から足先を斜め下向きに挿す)にお挿しになられたときに、最も美しく見えるように、極小に裁断された一片一片の螺鈿を考えて配しています。

 

べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな色留袖、訪問着など準礼装の装いにお勧め

・べっ甲牡丹菊笹文様螺鈿金蒔絵18Kパール付きかんざし【hpkbf200227-1】\935,000¥850,000+税) 【完売】

(螺鈿金蒔絵:広山/アコヤパール約6.5㎜~7.0㎜×14個/18K)

(大きさ:約縦138㎜、横95㎜、厚み4.5㎜~4.0㎜)

 

 

【日本の伝統工芸、モノづくりの大ピンチ】

近年、和装業界では、“本物”(上質で、本当に良い品)を作り出す(出せる)職人も工房も、ものすごい勢いで減少(廃業)しています。若手の作家さんや後継者も頑張って、育っているとも耳にしますが、減少し続けている現役の職人の「数」には、とても追いつきません。

このままの状態が今後も続けば、ごく近い将来、“本物”を手にする事が、非常に困難、または不可能となってしまうかも知れません。当然、時代の移り変わりとともに、ライフスタイルも、“モノ”に対する価値観も昔と比べ多様化し変化しています。

「本物」を求める(分かる)方が少なくなって行けば、全体の市場も縮小して行き、今までの「需要」と「供給」のバランスも崩れて行きます。その結果、自ずと供給する側(職人、工房、そして小売店)も立ち行かなくなり次第に減少して行きます。

機械ではなく、人の手によって作られるモノづくりの技術は、一度途絶えてしまうと、もうそこで終わりになってしまいます。

今まさに、日本の伝統工芸、モノづくりの大ピンチです。

さらに、益々この流れが進行して行くと、今度は、折角“本物”を求めようとする方、またご興味を抱いている方などがいらしても、商品も、小売店も減少する中、実際に“本物”に出会える機会もとても難しくなっていきます。今まさに、負のスパイラルが始まっているのです。

かなめ屋の取り扱う和装小物全般、特にべっ甲かんざしや帯留の世界でもそうした負の流れは確実に増しています。実際に、櫛のある種の繊細な波型の“歯”を引く職人も、芝山(しばやま)職人も、すでに最後の職人が居なくなりもう作れなくなってしまったモノ(技術)も御座います。

そのような中で、私ども小売屋、専門店の立場で出来る事と言ったら、少しでも多くの方に“本物”のかんざしや帯留を店頭やソーシャルネットワークなどを通じ、ご紹介、ご覧頂き、その素晴らしさを丁寧にお伝えしながら1つでも多く販売して行くことだと思っております。

そうすれば、度々申し上げていることですが、つい先日も書かせて頂いた通り、また新たな商品の制作を職人さんや工房へも発注出来ますし、そして何より本物を求められているお客様にも喜んで頂けます。

「製造元」、「小売店」、そして「本物を求めるお客様」の中で、上手く流通して行けば、そしてその好循環が少しずつ増えて行きさえすれば、必ずしも和装業界の未来を悲観する事もなくなるのでしょうけれどね。

 

結婚式や華やかな機会にお勧めなかんざし|べっ甲菊螺鈿金蒔絵かんざし|留袖、振袖、訪問着にお勧め」2015/08掲載(アメブロ外部サイト)より抜粋。

 

 

ちなみに現在の状況はさらに悪化しています。次々に腕利きのベテラン職人は現場を去り、その跡を継ぐ若手職人はゼロかほんのごくわずかです。できなくなった加工、装飾も増えるばかりです。ちなみに、本日ご紹介させていただいたかんざしの峰にはわせた18Kの枠(本仕立て)を長年製作してくださっていた加工先がついに廃業。

ここ4、5年、同様の本仕立て加工(装飾)を施したかんざしの製作が停止しています。そのため18K枠の仕様をやむなく変更(左右の端にべっ甲を残して、18K枠、パールを固定)して製作を続けています。しかしながら、この加工をお願いしていた職先も高齢化、材料費(金価格)の高騰などの理由により最近ついに廃業。

現在この装飾(18Kをかんざしの峰などに這わせた装飾)を用いた弊社の定番商品の製作が一部滞っています。

 

恐らく技術的にはそれほど難しいことではないのかもしれませんが、問題はべっ甲という特殊な素材。しかもべっ甲はひとつひとつ手作り故、厳密にはそれぞれの形状や大きさ、厚み、そのほかの峰や足の微妙な曲がり具合など微妙に異なります。

そのため、当然ながら使用(装着)する18Kの枠も、オーダーメイドが如く、製作された微妙に異なるべっ甲の土台ひとつひとつに合わせて微調整をしながら製作していきます。ある意味、高度な技術と根気の必要な仕事です。現在新たな職先を探し試行錯誤をしている最中ですが、まだもう少し時間がかかりそうです。

 

 

【やっと出来てきた!WIN!WIN!WIN!の関係。】三方良し

一昨日はこんな男性のお客様もいらっしゃいました。男性の長襦袢がはだけないように衿元を留める、「衿止め」を、色々と探し回って、やっとかなめ屋に辿り着いたそうです。

価格は一つ250円+税也。正直なお話、この価格で、年間通じてもほんの数える程度しか売れない和装小物。そこまで取り揃えている専門店も、今ではなかなか無いんですよね。羽織紐に使用する「Sカン」なんかもそのひとつ。1セット500円+税~1,000円+税程。これもいざお探しになるとなかなか見つからない。

でも衿止めのお客様、とても喜んでいらっしゃいました。まとめて3つもお買い求め頂きました。私もお役に立てて本当に嬉しく思います。他にもまだまだ似たようなレアな和装小物が御座います(笑)。

今日は今日で、白檀の御扇子を同じように探して回り、そしてネットでかなめ屋に辿り着いたお客様が、実際お越し頂きました。価格は違えども、こちらも今市場ではほとんど見掛け無くなってしまった和装小物の1つです。

色々な種類の白檀をご覧頂き、お気に召して頂いた1本をお買い求め頂きました。有難う御座います。

探し回っていらっしゃったお客さまにもお喜び頂き、当然小売屋の私も嬉しい。そして何よりもその商品を作っている製造元メーカーへ追加注文も出来、さらにはその先の職人さんたちへ新たな制作依頼も出来てくる。

お客様も、小売屋も、そして製造元(職人)も、みんなが喜んでくれる。WIN!WIN!WIN!の関係。これって、今の(昔も?)商売の基本だと思う今日この頃です。

 

やっと出来てきた!WIN!WIN!WIN!の関係。」2015/07掲載(アメブロ外部サイト)より抜粋。

 

どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。

 

▼【白べっ甲かんざし】まとめ(留袖・訪問着・小紋などにおすすめ)

o0800060014126616034.jpgo0800060014105244078_20180220.jpg

o0800060014089801313.jpgo0600045013892485728.jpg

 

 

▼【べっ甲かんざし・蒔絵/螺鈿】まとめ

o0800060014043186181_20180220.jpgo0600045013510832011_20180220.jpg

 

▼【黒べっ甲かんざし・真珠使い】まとめ(留袖・訪問着におすすめ

o0800060014041046736_20180220.jpgo0600045013254529819_20180220.jpg

 

鶴は千年、亀は万年古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲

一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。

 

※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。

 

▼銀座かなめ屋の各ウェブサービスも合わせてご覧ください。

 

銀座かなめ屋・三代目のブログ
https://ameblo.jp/ginza-kanameya/

銀座かなめ屋・フェイスブックページ
https://www.facebook.com/ginzakanameya/

銀座かなめ屋・三代目のツイッター
https://twitter.com/kanameya_3daime

 

かなめ屋お問い合わせフォーム

Page Top