べっ甲象牙螺鈿金蒔絵玉かんざし|普段のキモノにおすすめな本物志向の玉簪。
べっ甲象牙金蒔絵玉かんざしシリーズ、今年1月に第一弾(夫婦鶴と無病息災)、間が空いて5月に第二弾(柳に蛙)とご紹介し、その後も順次ご紹介しますと申し上げたにもかかわらず滞ってしまいましたね。本日は遅ればせながらその第三弾をご紹介させて頂きます。
今までの意匠とは異なり、花唐草模様や
宝相華文様(アメブロ→)のような抽象的な図案になります。蒔絵は同じく加賀蒔絵の名蒔絵師、高田光貴さんの手によるものす。
なお、以前にも何度かご説明申し上げました通り、かんざしの種類の中で、”玉かんざし”は、正装ではなく”洒落もの”、小紋や紬などの普段のキモノにお勧めなかんざしになります。
ただし、芸者(玄人)、花柳界では第一礼装の黒留袖に、夏は翡翠玉、それ以外は珊瑚玉を用いた玉かんざしを白べっ甲の櫛や銀製の前挿しなどとともに“正装”として挿します。
ですから、一般の方(素人)が留袖や準礼装のお着物で、正式な場(正装用)に無暗に玉かんざしをお挿しになると、少しおかしなことになりかねませんのでお気を付けください。(2018.07.掲載商品)
落ち着いた中にも綺麗な色合いの蒔絵。それぞれ本漆と純金(24K)に顔料を調合した本格的な金蒔絵で描かれています。ですから、この美しい色合いはほぼ半永久的に色褪せることは御座いません。またご覧になる角度、光の当たり具合により色合いや輝きが美しく変化致します。
近年、こうした日本の素晴らしい伝統技術を持った職人が、次第に現場を離れ、廃業、強いてはその技を後世に伝えることなく絶えてしまうことを目にする機会が多くなり、悲しい限りです。
・べっ甲象牙花唐草文様螺鈿金蒔絵玉かんざし【hpkbc180728-1】¥98,000+税
(金蒔絵:高田光貴/長さ:約170㎜、象牙玉直径:約20㎜)
▼「べっ甲象牙金蒔絵玉かんざし|夫婦鶴、六瓢息災|玉簪を粋に挿す上で気を付けること。+簪豆知識」2018年01月掲載商品
▼「べっ甲象牙金蒔絵玉かんざし2018|柳に蛙|夏に涼し気な象牙の玉かんざし|小野道風と蛙」2018年05月15日号(アメブロ→)
https://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20180515.html (アメブロ→)
・べっ甲象牙宝相華文様螺鈿金蒔絵玉かんざし【hpkbc180728-2】¥98,000+税
(金蒔絵:高田光貴/長さ:約170㎜、象牙玉直径:約20㎜)
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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