本日は他店ではほとんど見掛けないであろう、親骨にべっ甲を用いたお洒落な儀礼用(儀式用)扇子(末広/寿恵廣)を2種ご紹介させて頂きます。2011年に異なった扇面を用いたデザイン違いのお品を、弊社別サイトに一度掲載したことがありましたが、本ホームページではまだご紹介したことがありませんでしたね。
儀礼用(儀式用)扇子(末広/寿恵廣)とは、主に慶事にお持ちになるのが《祝儀扇子》、そして弔事にお持ちになるのが《不祝儀扇子》、そして茶道に用いる《茶扇子(茶席扇)》などが御座います。このことからお分かりのように、多くの方が“涼を取る”目的で扇子(持扇)お持ちになるのとは違い、冠婚葬祭などの慶弔時に用いる末広や、お茶席の時にお持ちになる茶席扇のことを言います(それぞれ呼び方はほかにもあります)。
「黒留袖用祝儀扇子・新作3種|末広|留袖、訪問着、結婚式におすすめ」2018/03掲載商品
「黒留袖用の祝儀扇子(末広)5種」2014/11掲載商品
「黒留袖用の婦人儀礼用扇子・束ね熨斗」2012/02掲載商品
「祝儀扇子|色留袖用の祝儀扇子2019|親骨に牛こつを用いた本格的な末広|結婚式やおめでたい式典に」2019/04掲載商品【完売】
「喪服扇子|不祝儀扇子|結界|不幸が二度と起こらないように、その場限りで使い捨てとします。」2015/03掲載商品(※外部サイト(アメブロ)へ)
そしてもう一種、“涼を取る”目的以外の扇子として《よそ行き用の末広》があります。こちらも基本的には祝儀扇子同様、扇いで涼を取るものではなく、末広がり、威儀を正し、結界の意味を込めて、ご挨拶をするとき以外は、通常閉じたまま帯の左側に挟んでお持ちになります。
「婦人儀礼用扇子・天紅|親骨に鶴の彫り、よそ行き用の末広。」2012/02掲載商品
「婦人儀礼用扇子・切りバミ|親骨に螺鈿、よそ行き用の末広。」2012/02掲載商品
「儀礼用のお扇子 「祝儀扇子」と「よそゆき用」のお扇子のご紹介です。 黒留袖、色留袖にお勧め。」2011/10掲載商品【完売】(※外部サイト(アメブロ)へ)
黒留袖や色留袖におすすめな本来の祝儀扇子も上記の通り各種御座いますが、他の人があまりお持ちになっていない、少し物足りなさを感じる、またはあまりかしこまらない機会にお持ちになりたいとご所望される方におすすめなのが《よそ行き用の末広》になります。
TPOにもよりますが、結婚披露宴や各種式典、パーティーなどで第一礼装の黒留袖をお召しになられるときにお持ち頂いても宜しいですが、どちらかというと準礼装の色留袖や訪問着におすすめな末広になります。
銀座かなめ屋では、一般に涼を取るための扇子(持扇/婦人用・紳士用)のほか、上記に挙げた《祝儀扇子》、《不祝儀扇子》、《茶席扇》、《よそ行き用の末広》、そして《飾り扇子》や希少な《白檀扇子》なども、各種お取り扱いしております。
それでは先ずは最初に、扇面に無地の金銀箔を用いた末広、次に切りバミの金銀箔を用いた末広をご紹介させて頂きます。(2019.08.掲載商品)
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