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夏キモノにお勧め、涼し気な江戸象牙透かし彫りかんざし2018・1

「販売中」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

今年も春辺りから、東京の伝統工芸品江戸象牙のかんざしや扇子などをいくつかご紹介して参りました。どの品も今では材料も然ることながら、作り手(職人)も大変少なくなってしまった大変希少な和装小物(伝統工芸品)です。(2018.08.掲載商品)

 

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そんな中、もう8月も半ばにさしかかろうとしておりますが、本象牙の手彫りの素晴らしいかんざしが、大小2種完成致しましたので、本日は大きい方をご紹介させて頂きます。

丁度昨年、武井咲さん主演の”黒革の手帖“でご協賛させて頂いた象牙かんざしに似ておりますが、二回りほど大きなかんざしになります(武井咲さんのお顔(頭)はとっても小さいです。まさに八頭身、九頭身です)。

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白檀象牙螺鈿金蒔絵扇子2018-2|ペイズリーと洋唐草の文様

「完売」

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先日、ネットで温度別に色分けした日本地図を見たら、北海道、青森県を除く(エンジ色)日本列島がほぼ真っ赤に染まったていました。さらにその中に、関東、近畿地方を中心に今まであまり見たことのないような紫色に染まっていました。(2018.08.掲載商品)

 

まさに灼熱。健康な方でもこの高温多湿に強烈な日射しの下に長時間居るとおかしくなりそうです。適度な水分塩分補給を忘れずに。特に高齢の方、お子様、そして体調不良の方はくれぐれもご注意ください。あっ、余談ですが、ビールは水分補給にはなりませんからね。

 

さて、本日は過日ご紹介しました”白檀象牙螺鈿金蒔絵扇子2018“の
第二弾のご紹介です。透かし彫りが施された中骨の白檀はインドネシア産。親骨は手彫りの象牙に、今回はペイズリーと洋唐草の意匠を螺鈿金蒔絵で描いた、世界で唯一無二の逸品です。

 

またこちらの白檀扇子は、大きさが一回り大きな7寸(約21cm)となりますので、男性の方がお持ちになられても宜しいかも知れませんね。ご興味の御座います方はどうぞお早めにご来店、お問い合わせください。それではどうぞご覧ください。(2018.08.掲載商品)

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和装小物の専門店|夏の帯締め、帯揚げ、和装小物各種御座います

 

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先日、2年ぶりに信玄袋をご紹介させて頂いたときにもお話いたしましたが、銀座かなめ屋は”和装小物“の専門店です。キモノをお召しになるときに必要な小物類、普段ご紹介している、かんざし帯留扇子などの他、半衿帯締め帯揚げ足袋和装肌着各種和装バッグ草履雨コート蛇の目傘などなど、まさに頭の先からお足元に至るまで、一通り取り揃えております。また一部キモノ(訪問着)や(袋帯、一部名古屋帯)、そして私自身もキモノを着ますので、少しですが紳士用の和装小物類も厳選して取り扱っております。

ネットなどをご覧になられて、初めてご来店下さるお客さまは、当然、普段最もご紹介している”かんざし“や季節柄この時期は”扇子“を探していらっしゃいます。しかしながら、最近はそれ以外にも和装肌着帯締め帯揚げ刺繍半衿割烹着など、”和装小物全般“を探してご来店になられる方が増えたように感じます。その多くの方が、先ずは有名百貨店などを覗かれているようですが、思うものが無く、結局ネット検索をされて弊社に辿り着かれているご様子です。

ということで、夏の帯締めや帯揚、半衿などをまた暫くぶり(約4年振り(袷用の帯締め・帯揚げ))に、簡単では御座いますが、現在の店頭の様子をご紹介させて頂きます。

(※申し訳御座いませんが、今回ご紹介致します個々の商品につきましての、ネット販売は行っておりません。予めご了承の程お願い申し上げます。)(2018.08.掲載商品)

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夏のキモノにお勧めな本物志向の玉かんざし|ブルーレースと象牙

「完売」

 

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昨日、一昨日と銀座で開催された「ゆかたで銀ぶら2018(アメブロ→)、お越しになられたお客様はお楽しみになられましたでしょうか。私も一昨日の前夜祭から参加、そして昨日は午前中から最後までお手伝いとして参加してきました。

友人の銀座ボーグ店主の仕立ててくれたパナマ帽に、超快適あしべ肌着(アメブロ→)を着て、さらに首にはタオルを巻いて、暑さ対策万全を期して参加してきましたが、やはり日中の強烈な日射しの下では暑かったですねぇ。

近年の異常気象を鑑み、今年はイベントのスタート時間を少し遅く(15時から)したり(2014年は13時から)、開催時間も2時間(2014年は3時間)と短縮して行いましたので、幾らかは良かったのではないでしょうか?!。その分今年は初の試みとして、前日の比較的過ごしやすい夕方から”前夜祭“を開催した訳ですが如何でしたでしょうか。

盆踊りで楽しく踊られた方、また多数の銀座の老舗飲食店らによる期間限定のプレミアム屋台でお腹を満たされた方、そして大銀座抽選会で商品をゲットされた方、楽しみ方は色々ですが、来年もお越し下されば幸いです。またご参加されたことのない方も、ぜひ来年はゆかた(和装)で銀座に遊びに来てください。

さて本日は、もう8月になってしまいましたが、夏のキモノにおすすめ、本物志向の涼し気な玉かんざしをご紹介させて頂きます。(2018.08.掲載商品)

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べっ甲象牙螺鈿金蒔絵玉かんざし|普段のキモノにおすすめな本物志向の玉簪。

 

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べっ甲象牙金蒔絵玉かんざしシリーズ、今年1月に第一弾(夫婦鶴と無病息災)、間が空いて5月に第二弾(柳に蛙)とご紹介し、その後も順次ご紹介しますと申し上げたにもかかわらず滞ってしまいましたね。本日は遅ればせながらその第三弾をご紹介させて頂きます。

今までの意匠とは異なり、花唐草模様
宝相華文様
(アメブロ→)のような抽象的な図案になります。蒔絵は同じく加賀蒔絵の名蒔絵師、高田光貴さんの手によるものす。

なお、以前にも何度かご説明申し上げました通り、かんざしの種類の中で、”玉かんざし”は、正装ではなく”洒落もの”、小紋や紬などの普段のキモノにお勧めなかんざしになります。

ただし、芸者(玄人)、花柳界では第一礼装の黒留袖に、夏は翡翠玉、それ以外は珊瑚玉を用いた玉かんざしを白べっ甲の櫛銀製の前挿しなどとともに“正装”として挿します。

ですから、一般の方(素人)が留袖や準礼装のお着物で、正式な場(正装用)に無暗に玉かんざしをお挿しになると、少しおかしなことになりかねませんのでお気を付けください。(2018.07.掲載商品)

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白檀象牙螺鈿金蒔絵扇子2018|唯一無二の希少で贅沢な白檀扇

「販売中」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

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昨年ご紹介致しました世界でたった一つの特別な白檀扇子。中骨は透かし彫りの総白檀、その親骨に螺鈿金蒔絵を施した手彫り象牙を用いた世界で唯一無二の大変希少な白檀扇子です。ご紹介後程なくしてお客様にお求め頂きました。(2018.07.掲載商品)

 

すぐに追加制作しようにも、白檀扇子をご紹介するときに何度もお話ししている通り、肝心の白檀が日本市場に流通していません。常に様々なお取引先にお声掛けをしているのですが、それでもなかなか良質のものは手に入りません。

先月ご紹介しました白檀扇子もそうしてやっと仕入れたもので、別途ご紹介しました白檀象牙扇子もそれを基に親骨を象牙に変えて新たに製作したものです。(既に完売品が御座います。)

 

そんな中、昨年ご紹介しました装飾とほぼ同じもので、良質で香りもよいものを1本のみ仕入れることが出来ましたので、親骨の螺鈿金蒔絵のデザインを2017年バージョンとほんの少し変えて制作致しました。

 

親骨の象牙に描かれた図が少し異なる以外、その他の仕様はほぼ同じとなります。こちらも世界で唯一の一点ものの白檀扇子になります。ご興味の御座います方はどうぞお早めにご来店、お問い合わせください。それではどうぞご覧ください。(2018.07.掲載商品)

 

(※この度の平成30年7月豪雨の被害に遭われました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。また引き続き、被害の出ている地域にお住いの方は、十分にお気を付けください。)

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夏キモノにお勧め、涼し気な金魚象牙団扇簪2018|金魚・水草

「完売(製作可)」(価格、細部の仕様などが変わる場合が御座います。)

 

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本日は夏のキモノにおすすめ、涼しげな金魚と水草が金蒔絵で描かれた手彫り象牙の団扇かんざしをご紹介させて頂きます。先日ご紹介致しました、杜若(カキツバタ)と八つ橋の金蒔絵を施した象牙製団扇かんざしの後、すぐにご紹介しようと思っておりましたが少し日が空いてしましました。

表面には、水の波紋を背景に二匹の金魚が仲良く泳いでいます。向かって左側の金魚をやや大きく、右側を小さく描くことにより、画に奥行き感を醸し出しています。

うら面には涼し気な水草と一匹の金魚が優雅に泳いでいます。何処となくひょうきんで可愛らしい黒い瞳が、こちら側の忙しない世界を伺っているように見えます。

それではどうぞご覧ください。

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涼し気な象牙団扇かんざし2018|杜若・八つ橋|粋で贅沢な簪

「完売」

 

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本日は昨年ご紹介致しました涼し気な団扇を模った手彫り象牙一本挿しに、金蒔絵を施した、粋で贅沢なかんざしの第二弾のご紹介です。昨年は「柳に蛙」と「朝顔」を製作してご紹介しましが、今年は「杜若(カキツバタ)/八つ橋」と「金魚」を図です。

 

表面は涼し気な流水をバックに青紫色の杜若が描かれています。裏側には同じく流水に風情ある八つ橋がシンプルに描かれています。

 

余談になりますが、八つ橋とは、池や小川、湿地帯などに架けられた簡易的な橋を言います。縦に長く幅の狭い板を複数枚並べて筏(いかだ)のように繋ぎ合わせます。そうして作られた筏状の板を、稲妻のようにジグザクにつなげた橋を言います。

 

八つ橋の”“は8枚の板を連ねた三河の八橋に由来すると言われています。今ある意味話題の、京都を代表するお菓子の八ツ橋では御座いませんのであしからず。(八つ橋、八ッ橋、八橋、やつはし等の表記あり)

 

それではどうぞご覧ください。(2018.06.掲載商品)

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白檀象牙扇子2018|親骨に象牙を用いた透かし彫り白檀扇子。

「完売」

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先週は久しぶりに希少な総白檀扇子を2種ご紹介させて頂きました。いずれも確保できた本数が若干数だったため、早々にそのうち1種はすでに【完売】してしまいました。それだけ国内市場にモノ(白檀の扇子)が無いんですよね。モノが無ければ、かなめ屋で独自に製作すれば(腕利きの職人がまだ居るうちに)よいのですが、白檀扇子の場合、肝心の材料(白檀)が手に入らないので何ともできません。(2018.06.掲載商品)

そんな中、先ほどの総白檀扇子をご紹介しました時にもお話ししましたが、倉庫の奥に眠っていた、昔に制作した白檀扇子が若干数出てきたというお話を京都の扇子の取引先の社長様よりご連絡を頂き、すべて(と言っても僅かですが)仕入れさせて頂きました。

本日ご紹介する白檀象牙扇子は、そうして京都から仕入れた白檀扇子の一部を、東京の象牙職人に白檀の中骨に合わせて新たに象牙で親骨を制作して頂き、そうして出来上がった象牙製の親骨を、また京都の扇子メーカーに送り仕立てたものです。

今までにも親骨すべて、またはその一部に象牙牛こつ(牛の大腿骨)を嵌め込んだ贅沢な白檀扇子を同じようにして制作、ご紹介して参りました。象牙の親骨に彫刻を施したも、または螺鈿蒔絵を施したものなど。いずれも肝心の白檀扇子自体の入手、製作が困難なため、その多くは若干数、または現品限りの1点ものでした。そうして苦労しながらも、1本1本取り揃え、制作した希少な白檀扇子では御座いますが、お陰さまでその多くをお求めになられていた(お探しになられていた)お客様のお手元にお届けすることが出来ました。

本日ご紹介致します白檀象牙扇子もそれぞれ若干数になります。お目に留まりましたらどうぞお早めにご来店、お問い合わせください。それではどうぞご覧ください。(2018.06.掲載商品)

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象牙水晶玉かんざし2018|夏キモノにおすすめ、涼し気な玉簪

「販売中」(欠品・製作中の場合あり。在庫状況はお問い合わせください。)

 

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いよいよ明日(2018.05.25)に迫った「中央区区民カレッジ生涯学習」。恐れ多くもこの私が講師として、「べっ甲」や「かんざし」、「和装小物」についてお話しさせて頂きます。その準備のために、ここ暫く、不確かな点や自分の持っている疑問点などを改めてネットで調べたり、古い書物(資料本)を引っ張り出してページをめくり、それでもよく分からないことは、直接取引先の社長や知り合いなど直接お聞きしながら資料をまとめています。

 

先週ご担当者の方と会場となる「築地教育会館」で最終の打ち合わせをして、今更ながら、日が迫るごとに緊張してきました。おかげでお顔に吹き出物がチラホラ(笑)。当日はお越し下さる受講生の皆さまは勿論のこと、中央区のご担当者さま、そして出来れば私も含めて、全員で有意義で楽しいひと時をご一緒出来たら幸いと思っております。まだまだ若輩者では御座いますが、精一杯頑張ってまいります。

 

さてそんな中、かんざしの歴史や形状の変化について改めて調べている中で、こんなことを改めて認識致しました。それは、江戸時代中期以降に生まれたとされる「玉かんざし」(最初は”耳かき”はなかったようです)は、同時代に生まれ、髪型の変化などに伴い、今ではお挿しになる方がほんの一部となってしまった”笄(こうがい)“や”平打ち“、”松葉かんざし“などと違い、洋髪になった今日でも広く一般に製造、流通する、とても息の長いかんざしであること。どのような髪型でも比較的挿しやすく、また様々な玉を用いることで見た目の印象もガラッと変わり、きっと使いやすかったのかもしれませんね。

 

本日は、そんな歴史深い「玉かんざし」を、涼し気な水晶玉象牙で制作した、夏のキモノにおすすめなかんざしをご紹介させて頂きます。(2018.05.掲載商品)

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