本日はこの時期にお勧め、涼しげで美しい青色の天然琥珀を使用した一本挿しをご紹介させて頂きます。琥珀は何度かご紹介しております、天然の草花を用いて青色に染めた(草木染)バルト海産の上質な天然琥珀(バルティックアンバー)。
普段の外出着、またちょっと贅沢ですが浴衣にもお勧めな涼しげな一本挿しです。(2025.07.掲載商品)
「べっ甲バルティックアンバー一本挿し2024・4種|草木染|天然琥珀の上品な輝き」2024/01掲載商品
横から見ると琥珀の色合いがグラデーションになっていることが分かります。足側の青色は草木染。青色の天然の草花から抽出した原液に天然の琥珀を浸し、加圧、加熱(ヒーティング)、さらに窯の中で特殊浸透圧を加えることにより、琥珀の表面に天然の草花から採れた青色を浸透させます。
琥珀の両端には金メッキを施した銀製の環と芯が一体化したパーツを使用しています。
楕円形の雫型の琥珀は滑らかな六面体に成形され、ご覧になる角度により色合いを優しく変化させながら美しい輝きを醸し出します。
・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc250706-1】¥72,600(¥66,000+税)
(長さ:約縦182㎜)
(琥珀(草木染/青色グラデーション):大きさ約縦27㎜、横18㎜、厚み15㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。
【バルティックアンバー(バルト海産琥珀)】
バルト海とは、北ヨーロッパに位置する地中海で、ヨーロッパ大陸とスカンディナビア半島に囲まれた海域を言います。そのバルト海に面したロシアのカリ−ニングラード州を中心とした広大な地域の浅瀬や砂浜では、大変良質な天然琥珀が取れることで有名です。
琥珀自体は世界中で採掘されていますが、特にここで採取された天然琥珀は、“バルティックアンバー”と呼ばれ、宝飾関係の業者間でも大変珍重されています。
ここで、あれ?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、ご存じの通り、琥珀は樹木から出た天然の樹液(樹脂)が、長い年月を経て化石化したものです。その化石が何で海や砂浜で採取されるのでしょうか?
それは、バルト海の周辺諸国の陸地にあった琥珀が、風雨や嵐などにより陸地から海へと流され、またその流された琥珀が長い年月をかけ浅瀬や陸地に流れ着きます。この海から流れ着く琥珀は、“Sea Amber(シーアンバー)”とも呼ばれ、古来より地元住民たちの間では海の神様からの贈り物と信じられ、お守りなどにして大切に身につけられてきました。
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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