べっ甲珊瑚薔薇彫り花唐草螺鈿金蒔絵かんざし|華やかな結婚披露宴、パーティー、式典、準礼装の装いにおすすめ。
「完売」
本日は久しぶりに、華やかな螺鈿金蒔絵に薔薇彫りの本珊瑚を添えた、洋風モダンで素敵なべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。合わせるキモノも古典柄ではなく洋風モダンな印象の訪問着、準礼装の装いに。お出かけになられる機会も、華やかな結婚披露宴やパーティー、各種式典などにおすすめです。(2019.08.掲載商品)
ここのところ白べっ甲をはじめ、べっ甲特有の優しい温もりと光沢を前面に出した意匠のかんざしのご紹介が続きました。やはり夏の暑い季節には、螺鈿は別としてそのモチーフ、デザインなどにもよりますが、金蒔絵は少々重く映りがちになりますでしょうか。
「べっ甲水晶薔薇螺鈿蒔絵ダイヤ使いかんざし2019・1|水晶と赤い薔薇のハーモニー、準礼装の装いに」2019/04掲載商品
さて、本日ご紹介するように、かんざしの装飾として立体的なモチーフ(今回は本珊瑚の薔薇彫り)を添えることがあります。ただかんざしに添える(乗せる)だけですと、かんざし本体、その添える装飾の意匠にもよりますが、下手をするとただ取って付けたような、少々物足りなさを感じてしまう場合があります。
そこで、その添える立体モチーフに合わせて(関連して)、双方を引き立たせる蒔絵装飾や彫刻を施すことが大事になってきます。実はこのデザインを考えることが意外と難しく、大変苦労するところでありますが、しかしその仕事(手間/工夫)を加えることにより相乗効果(ハーモニー)が生まれ、その苦労に見合った、またはそれ以上に、そのモチーフも引き立ち、強いてはかんざし全体の印象も向上し、結果的に1+1が2に留まらず、その何倍もの美しさと完成度が高まります。
そんな難しい難題を、見事な花唐草の螺鈿金蒔絵で表現してくださったのが、もう、銀座かなめ屋のかんざしやそのほかの蒔絵をいくつも手掛けてくださっている、加賀の名蒔絵師、日本伝統工芸士の高田光貴さんです。↓↓↓
「べっ甲幾何学模様螺鈿金蒔絵かんざし2017|武井版・黒革の手帖2017制作発表記者会見時使用。 」2017/08掲載商品
「準礼装のおキモノにお勧め|モダンで美しい螺鈿金蒔絵のべっ甲簪」2018/10掲載商品
「べっ甲象牙螺鈿金蒔絵玉かんざし|普段のキモノにおすすめな本物志向の玉簪。」2018/08掲載商品
かんざしのやや左側上部に置かれた本珊瑚の薔薇彫り装飾。それを囲むように、そして流れるように描かれた花唐草の蒔絵。金色、銀色に輝く蒔絵もすべて本漆に24Kを使用した本格的な金蒔絵になります。また、ところどころに巧みに計算され配された青緑色に輝く螺鈿とのコントラストも大変美しく、髪にお挿しになられたときに上品な輝きを醸し出します。それではどうぞ最後までご覧ください。
薔薇の花は、春先から初夏、秋から初冬にかけて(盛夏と真冬は一休み)、ほぼ1年中見ることができ、種類も豊富。春先に咲くのが《春薔薇》、初夏に咲くのが《夏薔薇》、そして秋に咲くものを《秋薔薇》などと呼ばれています。
花の色を含め、多様な品種を持つ薔薇には、その花の色や品種によっても多くの花言葉があり、さらに花の本数によっても様々な花ことばがあることを、以前お話ししたことがありましたね。ここでそのすべての花言葉を上げることは出来ませんが、《愛》、《情熱》、《平和》、《友情》、《清純》、《気品》などに関連した意味が多くあります。
こちらの一輪の本珊瑚の薔薇の花を添えた洋風モダンな素敵なべっ甲かんざし。ちなみに、一本の薔薇の意味する花言葉は、《一目惚れ》、《あなたしかいない》だそうです。なんともロマンティックですね。
「薔薇のかんざし|珊瑚の薔薇彫り装飾の付いた、贅沢なべっ甲かんざし。」2015/06掲載商品
「髪に優しいべっ甲製のバレッタ2018|和髪、洋髪にもお勧め。」2018/10掲載商品
「アフリカ珊瑚のべっ甲薔薇彫り玉かんざし|普段のお着物にお勧め。伝統工芸と後継者と梅ジャム。」2018/01掲載商品《アメブロ・外部サイトへ》
「美しい薔薇のかんざし|薔薇の花をモチーフにした、準礼装用の贅沢な白べっ甲かんざし|Rose。」2017/03掲載商品《アメブロ・外部サイトへ》
「華やかな薔薇のかんざし|変化する?!愛らしい琥珀の薔薇彫りべっ甲かんざし。」2015/11掲載商品《アメブロ・外部サイトへ》
・べっ甲珊瑚薔薇彫り花唐草螺鈿金蒔絵かんざし【hpkbf190823-1】¥198,000+税 【完売】
(蒔絵:高田光貴/大きさ:約縦120㎜、横74㎜、厚み5㎜~4㎜)
※天然素材を使用した手作り品です。
※一点一点、べっ甲や珊瑚、蒔絵の色合い、風合いなどが異なる場合が御座います。
どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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