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べっ甲牡丹菊螺鈿金蒔絵櫛|日本髪用の絢爛豪華で希少な櫛|良生作

今年初めてご紹介する商品は、日本髪用の重厚感の御座います大振りなべっ甲櫛に、絢爛豪華に輝く牡丹と菊を螺鈿金蒔絵にて描いた大変贅沢な櫛になります。もうこのクラスの櫛を製作することは非常に難しいことでしょう。(2025.01.掲載商品)

べっ甲牡丹菊螺鈿金蒔絵櫛|日本髪用の絢爛豪華で希少な櫛|良生作

こちらは櫛単品になりますが、ほかに2種、同様の櫛と平打ちのセットも御座います。普段は店頭にお出ししておりませんので、ご興味のある方はご来店時に店頭スタッフまでお申し付けください。(ご参考までにこちらに小さなお写真が1点掲載されています→「【贅を尽くした、昔の髪飾り、帯留】その4 簪(かんざし)のルーツ。」(2012/10掲載))

 

べっ甲牡丹菊螺鈿金蒔絵櫛|日本髪用の絢爛豪華で希少な櫛|良生作 べっ甲牡丹菊螺鈿金蒔絵櫛|日本髪用の絢爛豪華で希少な櫛|良生作

8年ほど前に、こちらとはまた別の日本髪用の豪華なべっ甲螺鈿金蒔絵の櫛をご紹介したことが御座いますが、

べっ甲螺鈿金蒔絵櫛と櫛止め」2017/04掲載商品
※櫛は完売しておりますが、櫛止めは御座います(要事前にお問合せ)。

当時の記述には、

『制作されなくなったと言え、今でも決して作れない訳ではないと思うのですが。やはり需要と供給の問題で、お挿しになる方、お求めになる方が少なくなるにつれ、べっ甲製の櫛を専門に制作していた腕利きのべっ甲職人も今ではほぼ絶えてしまいました。』

と書かせていただきましたが、現代ではもう流石に製作できないでしょうね。

本日ご紹介いたしますのは、そんな大変希少で絢爛豪華な日本髪用のべっ甲櫛になります。

 

べっ甲牡丹菊螺鈿金蒔絵櫛|日本髪用の絢爛豪華で希少な櫛|良生作

ご覧のように、螺鈿、金蒔絵はご覧になる角度、光の当たる角度により、まったく異なる表情を見せます。そのため、蒔絵師(製作者)は、かんざしや櫛などの装身具に装飾を施す場合は、実際に髪に挿したときに、最も美しく輝くように極小に裁断した貝を、時間を掛けて貝の向きや角度、色合いを考慮しながら一片一片丁寧に置いていきます。

また蒔絵も贅沢に高蒔絵の技法により、牡丹や菊の花びらが一枚一枚の重なりが立体的に見えるように描いていきます。まさに蒔絵師のセンスと腕の見せ所ですね。

 

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べっ甲牡丹菊螺鈿金蒔絵櫛【hpkbf250115-1】¥682,000(\620,000+税)

(螺鈿金蒔絵:土方良生、大きさ:約縦60㎜、横135㎜、厚み6.5~4.0㎜)

 

大変見事なべっ甲螺鈿金蒔絵の櫛|雪輪に梅、菊、蘭文様。今日、殆ど制作されなくなった鼈甲櫛。」2018/10掲載商品

 

どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。

 

▼【白べっ甲かんざし】まとめ(留袖・訪問着・小紋などにおすすめ)

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▼【べっ甲かんざし・蒔絵/螺鈿】まとめ

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▼【黒べっ甲かんざし・真珠使い】まとめ(留袖・訪問着におすすめ

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鶴は千年、亀は万年古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲

一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。

 

※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。

 

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