先日、黒べっ甲と茨布べっ甲で模った、今にも飛びだちそうな縁起物の蜻蛉を用いた、ユニークなべっ甲かんざしをご紹介させて頂きました。本日はまた異なった装飾技法で、蜻蛉を用いたべっ甲かんざしをご紹介させて頂きます。

黒べっ甲の黒色をベースに、川面に光る美しい煌めきを藍翠色の螺鈿で美しく、そして涼し気に表現。その間を仲良く戯れながら飛び回る、18Kで模られた金色に輝く2匹の蜻蛉。また違った意味で大変美しいべっ甲かんざしです。

実はこのかんざし、4年ほど前に一度ご紹介させて頂いたものですが、今回新たに撮りなおしてご紹介させて頂きます。それではどうぞご覧ください。（2018.07.掲載商品）

ステンドガラスのように巧みに配された螺鈿は、光の当たる角度により、瑞々（みずみず）しい藍色から何とも言えない綺麗な翠色に輝きます。今では、この美しい色合いの螺鈿の材料（貝）が大変少なく、ある意味とても貴重な逸品です。

仲良く戯れながら飛び回る2匹の蜻蛉は18K製です。

・べっ甲蜻蛉藍翠色螺鈿かんざし【hpkbc180720-1】￥204,000+税

（蜻蛉：18K、大きさ：約縦125㎜、横80㎜）