本日は前回に引き続き、希少なバルト海産の上質な天然琥珀を草木染にてカラフルな色合いに染め上げた、人気のべっ甲バルティックアンバーカービング一本挿しの新作第二弾になります。普段の外出着などにお勧めな、贅沢な一本挿しです。(2026.08.掲載商品)
前回は深みのある赤色と青色に染めた一本挿しを4種ご紹介させて頂きましたが(写真左側)、今回は透明感のある琥珀を草木染できれいな緑色とグラデーションで黄色に染めたもの。そしてもう一本、琥珀の中に閉じ込められた、きれいなグリッターの輝きが美しい、特に希少なアースカラーの琥珀を用いた一本挿しをご紹介させて頂きます(写真右側)。

「べっ甲バルティックアンバー一本挿し2026|草木染天然琥珀4種」2026/08掲載商品

【バルティックアンバー(バルト海産琥珀)】
バルト海とは、北ヨーロッパに位置する地中海で、ヨーロッパ大陸とスカンディナビア半島に囲まれた海域を言います。そのバルト海に面したロシアのカリ−ニングラード州を中心とした広大な地域の浅瀬や砂浜では、大変良質な天然琥珀が取れることで有名です。
琥珀自体は世界中で採掘されていますが、特にここで採取された天然琥珀は、“バルティックアンバー”と呼ばれ、宝飾関係の業者間でも大変珍重されています。
ここで、あれ?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、ご存じの通り、琥珀は樹木から出た天然の樹液(樹脂)が、長い年月を経て化石化したものです。その化石が何で海や砂浜で採取されるのでしょうか?
それは、バルト海の周辺諸国の陸地にあった琥珀が、風雨や嵐などにより陸地から海へと流され、またその流された琥珀が長い年月をかけ浅瀬や陸地に流れ着きます。この海から流れ着く琥珀は、“Sea Amber(シーアンバー)”とも呼ばれ、古来より地元住民たちの間では海の神様からの贈り物と信じられ、お守りなどにして大切に身につけられてきました。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260825-1】¥94,600(¥86,000+税)
(長さ:約縦188㎜)
(琥珀(グリーンアンバー):大きさ約縦37㎜、横27.5㎜、厚み14㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。

ところどころに見える傷のようなものは、天然琥珀が形成されるときに偶然入った気泡や異物などの内包物(グリッター)です。有名な恐竜の映画「ジュラシックパーク」で、琥珀の中に閉じ込められた恐竜の遺伝子から卵をふ化させたり、大きな琥珀の中に閉じ込められた古の蚊の入った杖の柄などが出てきましたね。

こちらのお写真が比較的分かりやすいでしょうか。染めは均一ではなく、やや色合いの濃いコニャックカラーの足元から、耳かきに近い明るく黄色いシャンパンゴールドの色合いにグラデーションになっています。ご覧になる角度によって、色合い、濃淡が変わりながら髪の上で美しく映えます。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260825-2】¥85,800(¥78,000+税)
(長さ:約縦180㎜)
(琥珀(イエローアンバー):大きさ約縦38㎜、横28.5㎜、厚み11.5㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。

【琥珀(アースカラー)】
採取された荒削りのいわば琥珀の原石。通常はそれをきれいに研磨、成形してから様々な装飾品に加工されます。しかし中には全体をあえて磨かず、部分的に付随した石や異物などを残すことがあります。
一部を磨かないことによりその面からの光を遮り、琥珀を正面、または側面から見たときに通常の輝きとは違った美しさを生み出す技法です。一般的にはやや深みのある緑がかった色合いになり、その色合いのことをアースカラーなどともいいます。
こちらのかんざしに使用された天然琥珀は、その美しい輝き、色合いを人工的に生み出すため背面に熱を加え(ヒーティング処理)、あえて黒く焦がし、そのうえから透明な樹脂でコーティングしてあります。これは大粒の琥珀を用いた洋装のアクセサリー、ペンダントヘッドなどでよくみられる技法のひとつです。
この処理により、琥珀の中に美しく浮かんだグリッター(気泡や異物)が、ご覧になる角度や光の当たり具合により、まさにひとつの大きな宝石のように、より一層際立ち、美しい輝きを放ちます。

・べっ甲バルティックアンバー一本挿し【hpkbc260825-3】¥94,600(¥86,000+税)
(長さ:約縦192㎜)
(琥珀(アースカラー):大きさ約縦43㎜、横34.5㎜、厚み13㎜)
※べっ甲、琥珀とも天然素材。使用されている天然琥珀は、ひとつひとつ色合い、風合い、大きさや形状などが異なりますので予めご了承ください。

どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。
「鶴は千年、亀は万年」古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。
※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。
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