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シャープで凛としたべっ甲ウェーブかんざし2022|重ね合わせて制作するべっ甲の特性を活かしたユニークなかんざし。

本日は峰にユニークなウェーブがかった装飾を加えた、Uピン型のべっ甲かんざしをご紹介させていただきます。TPOにもよりますが、準礼装から普段の外出着までお勧めなかんざしです。(2022.01.掲載商品)

 

シャープで凛としたべっ甲ウェーブかんざし2022|重ね合わせて制作するべっ甲の特性を活かしたユニークなかんざし。

実はこのかんざし、皆さんには目新しく映るかもしれませんが、10年ほど前にも一時期お取り扱いしていたもので、弊社としては懐かしく、久しぶりに仕入れたかんざしになります。

今回のものは、以前お取り扱いしていたものに比べ、べっ甲の厚みも肉厚で一回りどっしりとした仕上がりです。恐らくべっ甲職人の手が異なるからかな。

厚みが厚い分、このかんざしの一番のチャームポイント、峰のウェーブの仕上がりも美しく、なめらかに、そして大胆に表現されています。

 

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このなめらかで美しいウェーブの装飾は一体どのように形作られているのでしょう?

べっ甲に精通していらっしゃる方、また弊社(私)のブログを時折お読みになられている方でしたらお分かりかと思いますが、べっ甲は玳瑁(タイマイ)と言うウミガメの甲羅を使用して作られています。

天然素材故、その材料となる甲羅の厚みも様々で、薄いものは1㎜弱程度になります。それらの材料を「」と「」により膠(にかわ)の性質を用いて何枚もケーキのミルフィーユのように重ね合わせ圧着、一定の厚みを持たせて形成します。

ご覧のかんざしも同様にして製作しますが、峰のウェーブ状の個所は、部分的に下層から中層に掛けて白べっ甲を用い、上層に黒べっ甲を重ねて圧着してあります。

出来上がった土台を上手に掘っていくと、深いところでは白べっ甲が顔をのぞかせ、浅い層では黒べっ甲が残り、ご覧のような白べっ甲と黒べっ甲の美しいウェーブが完成します。その為、土台の厚みが厚ければ厚い程、かんざしを髪に挿し、斜からご覧になられたときにも、このウェーブが髪に美しく映えます。

ある意味削ぎ落す箇所が多いため、贅沢なかんざしとも言えます。そうしたことも踏まえてご覧になってみてください。

 

ご参考までに↓

末広がりで美しいべっ甲かんざし|準礼装から普段の外出着にお勧め。」2021/12掲載商品 【完売】

 

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・べっ甲ウェーブかんざし【hpkbf220122-1】¥250,800(¥228,000+税)

(大きさ:縦約135㎜、横63㎜、厚み6㎜~5㎜)

 

どのようなかんざしがおすすめか、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最もふさわしいかんざしをお勧めさせて頂きます。

 

▼【白べっ甲かんざし】まとめ(留袖・訪問着・小紋などにおすすめ)

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▼【べっ甲かんざし・蒔絵/螺鈿】まとめ

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▼【黒べっ甲かんざし・真珠使い】まとめ(留袖・訪問着におすすめ

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鶴は千年、亀は万年古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲

一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。

 

※1980年にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に日本が批准し、それ以降、べっ甲材料の輸入量は段階的に減っていきました。そして、日本が開催国となった第8回(1992年)締約国会議(加盟国で2,3年に一度開催される会議)が開催された年をもって、それ以降現在に至るまでべっ甲材料の輸入が停止されています。現在制作されているべっ甲製品は、その年以前に輸入した材料を少しずつ大切に使用しながら制作されています。

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、 製作時に使用する材料、また加工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。
※べっ甲製品の場合、一見同じ様なお品物でも、使用されているべっ甲の品質や厚み等によって価格が大きく変動いたします。

 

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