■「紫峰窯・加藤光治遺作展」のご案内|『土』と『炎』の芸術、備前焼。2016/2/22~2/28
毎回加藤さんの作陶展に伺い作品を拝見していると、昼夜を問わず奥さまが私を奥のテーブルへと案内(誘導)して頂き、まぁ、まぁと、加藤さんがご自身の焼いたぐい呑みをテーブルにちょこんと置いて、そこに透明な液体を注いでくれます。
いや、まだ仕事中ですからと丁重にご遠慮申し上げても、まぁ、まぁ、少しぐらいいいじゃない。と、並々と注いでくれます。
加藤さんの備前焼きのぐい呑みで頂くこの透明なお水、これがまた旨いんだ。
そんな時はうっすら赤ら顔で店に戻り、少しさめるまで奥で仕事をしていたものでした。
素朴でいつも明るい加藤さんはおっしゃていました。
『備前は使ってこそ味の出て来るものです。桐箱に仕舞って、時折眺めるのではなく、是非日常気軽に使って欲しい』と…。
今年は第十七回(銀座では十二回)目の作陶展となるはずでしたが、遺作展としての開催です。加藤さんが生前お作りになられた、日頃気軽に御使い頂けるコーヒーカップや日用の食器類から、趣のある茶器や花器、そして酒器まで様々な作品が並びます。
加藤さんはこの世を去りましたが(きっと天国に行っても、またご自分で窯を作って焼いている事でしょう。)、加藤さんの魂のこもった、数え切れない素晴らしい作品たちは、加藤さんの想い出と共にこれからもこの世に残り続けます。そして勝手な願いですが、加藤さん自らが1から作り上げた紫峰窯、これからもなんとか奥さまとお嬢さま、そしてご友人たちで守って頂きたいと切に願います。
備前焼にご興味のある方、また今まで加藤さんの作品に所縁のある方、お持ちの方は是非いらっしゃて下さい。
【紫峰窯・加藤光治遺作展】
・開催:2016年2月22日(月)~2月28日(日)
・時間:11:00~19:00(最終日28日は16:00迄)
・場所:銀座月光荘画室Ⅱ
東京都中央区銀座8-7-18(見番通り)※かなめ屋のお隣りです。
少し前にお嬢さまより訃報をお聞きし、今回の案内状は奥さまより頂戴いたしました。
http://tousui.cocolog-nifty.com/blog/
▼「焼き物のある暮らし~紫峰窯を訪ねて~」(加藤光治さんのインタビュー記事が掲載されています。)
http://www.life-assist.net/LA/ob/vol01_1/
◆過去の加藤さんの作陶展、及び作品は、私のブログバックナンバー記事よりご覧頂けます。
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20150221.html
▼「【紫峰窯・加藤光治作陶展】に行ってきました! 『土』と『炎』の芸術【備前焼】。祝10周年!」ブログ2014年02月27日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20140227.html
▼「『土』と『炎』の芸術“備前焼” 紫峰窯の加藤光治さん作陶展に行って来た!瓢箪徳利、杯、麦芽杯。」ブログ2013年02月27日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20130227.html
▼「『土』と『炎』の芸術“備前焼” 紫峰窯の加藤光治さん作陶展に行って来ました」ブログ2012年03月08日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20120308.html
▼「『土』と『炎』の芸術“備前焼” 紫峰窯の加藤光治さん作陶展行ってきました!」ブログ2011年03月01日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20110301.html
▼「『土』と『炎』の芸術・備前焼」ブログ2010年03月02日号
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20100302.html
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