お問い合わせはこちら

べっ甲かんざしの普段のお手入れや保存方法を教えてください。

●普段のお手入れは、眼鏡拭きのようなやわらかい布で優しく拭いて頂ければ結構です。

●多少目立つ汚れ等は、普通の固形石鹸を手で泡立て、 優しく『ぬるま湯』で洗って頂くと綺麗になります。(※べっ甲は熱に弱いため温度にはご注意下さい。)洗った後は、水気を取り、よく乾かしてからおしまいください。

●お挿しになるときは、Uピン等で髪と割り歯(かんざしの足の中程を二股に割いている箇所)部分を留めていただくと、かんざしが落ちにくくなります。また足に小さな輪ゴムなどを巻いて頂くと幾分滑り止めにもなります。(ご使用後は必ず取り外してください。跡が残る場合が御座います。)

●美容室等でセットされる場合は、必ずヘアースプレー等のスタイリングがすべて終わってから、最後にかんざしをお挿し下さい。(スプレー等でべっ甲の輝きが無くなり傷みやすくなります。)

●おしまいになる場合は、必ず桐箱に入れておしまい下さい。べっ甲はお洋服等と一緒で、長期間そのまま放って置くと虫食いが起こります。桐箱自体に防虫効果がございますので、防虫剤を直接中に入れる必要はございません。ご心配な場合や長期間おしまいになるときは、桐箱の中ではなく、桐箱の近くにひとつ置いていただければそれで十分です。また年に数回、風通しをして頂ければ、なおさら宜しいかと思います。

べっ甲は極端な熱や乾燥を嫌います。夏場、高温になる車内に長時間置いたり、乾燥しがちな冬場に桐箱に入れず長期間放置していると、変形したり破損の原因にも繋がります。ご使用後は付着した頭皮の油分、整髪料などの汚れを、眼鏡拭きのような優しい布で軽くふき取り、必ず桐箱に収納し適度な温度、湿度の保たれる場所に保管して下さい。(箪笥などにおしまいになるとよろしいかと思います。) 保存さえしっかりとしておけば、べっ甲は一生持ちます。

Page Top