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■第29回鹿島神宮大寒禊2015|大寒|初体験|息子共々、身も心も引き締まった貴重な体験。

今日は大寒(最後まで書き終わらず、もう日が変わって昨日になってしまいましたね)と言うことで、一昨日、銀座の若旦那仲間のお誘いで、初めて体験した「第29回鹿島神宮大寒禊2015」の模様を、今年第1回目の「三代目のおふ・も~ど」でご紹介させて頂きます。
家内安全商売繁盛、そして混沌とした日本、そして世界の平和を祈願して来ました。

鹿島神宮・大寒禊
http://kashimajingu.jp/news/%E5%A4%A7%E5%AF%92%E7%A6%8A/

この日の模様は、茨城新聞にも掲載されています。↓【動画】有り。

「エイッ」心身きりり 鹿島神宮で大寒みそぎ茨城新聞2015年1月19日号
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14215729531466

『鹿嶋市宮中の鹿島神宮の「大寒みそぎ」が18日、同神宮境内の御手洗(みたらし)池で行われ、神職と一般参加の12歳から76歳まで男女215人が真冬の冷たい池に漬かって心身を清めた。男性(188人)は白ふんどし女性(27人)は白装束に身を包み、舟をこぐような動作を繰り返す「鳥船(とりふね)の行」で体を温めた後、1人ずつ「エイッ!」と気合を入れて池に入った。

多くの参拝客などが見守る中、参加者は池の水に肩までつかり、神職に合わせて大祓詞(おおはらいのことば)を読み上げた。この日の池の水温は11度で、気温は2~3度厳しい寒さにも関わらず参加者数は過去最多。同神宮は「混沌(こんとん)とした社会の中、いろいろな思いを持たれる方がいるのではないか」。4回目の参加という同市、会社員(42)は「年末に子どもが生まれたばかり。家族や友だちの健康を祈った。水は冷たかったが、心身が清められた気がした」と話した。』 (~茨城新聞/三次豪

ちょうど、次男坊は13歳、学年は同じでしたが、上記の12歳のお子さんはインタビューも受けていらっしゃいました。
では、早速と行きたいところですが、決して自分の身体は人様にお見せ出来るようなものでは御座いません。また他の参加者皆さんのプライバシー保護も兼ねて、写真は全体的に加工しております。それでもお目汚しになるかもしれませんが、大変神聖な禊です、宜しかったら最後までお付き合いください。

まずは、鹿島神宮横の新仲家で、神職のご説明を受けて、いざ出発!
新ちゃん(7,8年前より参加)の横で、とても不安そうな次男坊。
『あ~、これからどうなるのかなぁ…?』

この大鳥居、東日本大震災で崩壊してしまいましたが、昨年新しく建てられました。

表参道の「桜門」。 寛永11年(1634)に水戸初代藩主の徳川頼房公が奉納されたそうです。
桜門をとおってすぐ横の本殿徳川幕府の二代将軍・徳川秀忠公が寄進したものだそうです。
そしてみな揃って参拝。

その後、いよいよ禊の行なわれる、御手洗池(みたらいしいけ)へ向けちょっと長い道のりを歩きます。

御手洗池、神代に一夜にして湧水し、干ばつでも決して涸れない、そして不思議な事に、大人でも子供でも入ったら水面が胸の辺りにくる、という言い伝えがあります。また、昔はここで禊をして心身を清めてから参拝をしていたそうです。とても澄んだきれいな水でした。

さて、男性は褌(ふんどし)、女性は白装束に着替えて(新仲屋で既に着替えていますので、上着やコートを池脇の簡素な脱衣所で脱ぎます。)、禊の支度をします。


中央左に銀座壹番館洋服店の新ちゃん、右側に銀座吉川歯科クリニックの吉川先生(初参加)。
この時点で既に気温2~3度、しかも風が結構あるので体感温度は0度ぐらいです。
とても寒いのですが(特に足の裏)、この後の事を思うと、まだまだ余裕です。


そして吉川先生の右に居るのが、銀座ボーグの原ちゃん(6回目?)。新ちゃんも原ちゃんも、この私のブログに何度も登場している銀座の若旦那衆の同い年の良き友人です。吉川先生も外見は少し強面ですが(笑)、とても気さくな良き銀座の先輩です。


そして中央の茶髪がちょっと?目立つ(笑)、大きいのが私、そしてそのすぐ横に次男坊。

御手洗池に入水する前に、舟をこぐような動作を繰り返す「鳥船(とりふね)の行」を行います。

もうこの時点で、結構きついです。

そして二手に分かれて、「エイっ!」と右手で邪気を切るような動作をし、一人一人入水して行きます。

吉川先生に続き、

次男坊も大人たちを真似て、「エイっ!

私も「エイっ!
周りの観客もとても厳粛な雰囲気です。「エイっ!」という掛け声、鳥のさえずり、葉を揺らす風の音、そして水の音以外に音は聞こえてきません。
とても神聖な空気と時間が流れています。

茶髪の私の左側に次男坊、その隣に吉川先生。そして中央最前列付近に新ちゃんと、原ちゃんが居ます。

全員が入水し、所定の位置に付くまで結構な時間が経つのを感じました。そして肩まで水につかり、神職に合わせて大祓詞(おおはらいのことば)を読み上げます。

後から神職の方から御聞きしましたが、この日は、人数も多く、寒風が吹くとても寒い日だったので、大祓詞は1度にしようと思っていたそうです。が、なんと、1度読み終えた後で急に気が変わり、もう1度繰り返して2度読まれたそうです。おおよそ1回が10分ほどなので、都合20分ほど肩まで入水していました。その前後を入れると3,40分ぐらい?冷たい池の中にいたように感じられました。まさに荒行です。

流石に、次男坊が気になり途中声を掛けましたが、「大丈夫!」と頼もしい返事。
私の方はと言うと、もう足のすねから先の感覚が無くなりかけていました

そして長く、長く感じられた大祓詞も終わり、「痛い」を通り越して、半分感覚の無くなった、おぼつかない足取りで御手洗池から上がりました。そしていよいよこれで終了かと思いきや..、
ここからが一番~辛かったあ~

池から上がった後、水で濡れた冷たい地面、まさに氷上のような場所で、入水前に行った「鳥船(とりふね)の行」をまた繰り返します。

お分かり頂けますでしょうか?この時の気持ち。
まさに、言葉で決して言い表せない程、辛く、感じました

やっと総ての行が終わり、感覚の無くなった足で、先ほど着替えた簡素な場所で、衣服を身に付けます。
しかし、思うように動かぬ身体、その場所(ほんの十数メートル先)に辿り着くのもやっと、早く衣服を身に付けたいという気持ちとは裏腹、手足が思うように動きません。こう言う時って、不思議と笑ってしまうんですよね。

それから、ボランティアの方々が配られた、蒸しタオルは本当に嬉しかった。すぐに冷たくなってしまうのですけれどね。
また、経験者の新ちゃんと原ちゃんから事前に聞いて、持参していた魔法瓶に詰めたお湯を、次男坊の足に少しずつ掛けて上げ、靴下を履くこともおぼつかなかった足の感覚を少しずつ戻してあげました。

やっとの思いで着替えて、無料で配られた甘酒を震えが止まらない手で持つ次男坊。
体調不良で急きょ断念した兄貴の分まで、よく最後まで弱音を吐かずに頑張りました

偉いぞ
そして、最初の出発点、新仲屋さんまで戻る道すがら、

奥宮
ご祭神 : 武甕槌大神の荒魂(あらみたま)

鹿島神宮パワースポット」←面白いので、ご興味のある方は読んでみてください。↓
http://jin-power.com/modules/todoufuken/index.php?content_id=66


 
鹿島神宮で一番のパワースポット!「要石」(かなめいし)
万葉集より:「ゆるげども よもや抜けじの要石 鹿島の神のあらん限りは」
(天地揺らぐといっても、よもや動きはしまい。この世に鹿島の神がおられる限りは)

この要石が地中深くに住む、地震の源の大鯰(おおなまず)の頭を押さえていると言われています。また徳川光圀公も、この要石の正体を突き止めようと、7日7夜掘らせても掘りきれなかったと言われています。

ちょこっと顔を出した丸い石が「要石」です。

かなめ屋だけに、「要石」の前で息子と記念撮影。
このころには、笑顔もこぼれるようになりました。

御祭神「武甕槌大神」の石碑。
大なまずの頭に刀を突きたて、押さえているかのように見えます。

境内で唯一手に触れる事が出来ると言うご神木
手を合わせ、触れて来ました。

右側の大鳥居をくぐり、桜門、本殿。
そして左下に「御手洗池」、左上に「要石」です。

新仲屋さんい戻り身支度を整え、待ちに待った美味しいカレーと、ちょっとさめた豚汁です。
でも美味しかったなぁ!

そして食後、神官からまたお話し伺いながら、禊を済まされた方の中から何人か名前を呼ばれ、感想会が始まりました。
そして、なんと、私と息子の名前も

大勢の前で、息子も立派なスピーチ。大したものだ(親バカですみません。)

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