東京も次第に心躍るピンク色の季節から、生命力あふれる新緑の季節へ移り変わり始め、少しずつ温かさを感じられるようになってきました。かなめ屋にも扇子を探してご来店になるお客様が増え始めた今日この頃。
そんな本日は、扇面の地紙を2色に染め分けた和紙を使用した、バイカラーの紳士用扇子をご紹介させていただきます。2種の異なった和紙を使用したものではなく、2色に染め分けた1枚の和紙を使用した珍しい短地扇子(※)です。(2022.04.掲載商品)
※短地扇子(たんちせんす):扇面に張られた地紙(じがみ)の幅が狭いもの。扇いだ時に余分な風を削いで優しい風を扇ぐことが出来ます。比較的高級扇子に多く見られます。
全体に落ち着いた雰囲気の扇子になりますが、染め分けられた右半分には金銀色の顔料を使用しておりますので、光りの加減、当たり具合によっては上品な輝きを発します。
「紳士用扇子2022・3種|縁起の良いモチーフ、馬九頭(上手く行く)、瓢箪、蜻蛉(勝ち虫)|8寸5分16間の一回り大きな京扇子。」2022/02掲載商品
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